金魚田(他季を含む)     53句

金魚田の水ゆるやかに廻りをり    早野和子

金魚  金魚掬い  金魚玉  金魚鉢  金魚田

金魚売  出目金  蘭鋳   琉金

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
万金を沈めし田あり金魚村
鷹羽狩行
199808
笠置山
金魚田が暮れて弥富に闇迫る
中川濱子
ぐろっけ
200009
金魚田の秋の金魚となりにけり
深澤鱶
火星
200012
奈良のよく見えて金魚田浚へかな
岡井省二
200106
遠く見ゆる金魚田の起伏かな
深澤鱶
火星
200108
豆咲いて金魚田ふくらみゐたりけり
城孝子
火星
200108
金魚田のみなひと色の暑さかな
城孝子
火星
200108
金魚田に網張つてゐる男かな
城尾たか子
火星
200108
平均台めき金魚田の畦を往く
野口喜久子
ぐろっけ
200109
金魚田を濁せし大雨峯へ去る
小林成子
200110
水澄むや金魚田通る薬売り
佳藤木まさ女
春耕
200112
金魚田に水の皺あり後の月
城孝子
火星
200202
薄紅に田の面を染めて金魚群る
内山芳子
雨月
200208
金魚田の鷺を威すに烏吊り
内山芳子
雨月
200208
金魚田の棲み心地よき濁りやう
塩川雄三
築港
200209
金魚田や赤線といふむかしあり
浜麻衣子
六花
200210
金魚田の番犬老いて人を恋ふ
鵜飼紫生
雨月
200211
金魚田の凍てしへ小石ひとつ投ぐ
岡田万壽美
雲の峰
200303
金魚田の霜の四角でありにけり
城孝子
火星
200403
金魚田に手足の長き男ゐし
城尾たか子
火星
200409
金魚田の畦や南瓜のまろび出て
手島靖一
馬醉木
200412
金魚田にあぶく片寄り秋祭
吉田康子
火星
200412
金魚田も餌を撒く人も夕おぼろ
城孝子
火星
200507
田の金魚水の濁りに見え隠れ
内山定子
築港
200509
金魚田の匂ふ二階に待たされし
山尾玉藻
火星
200608
金魚田のつちふる空の色となり
吉田康子
火星
200705
風光る金魚田の水抜かれあり
坂口夫佐子
火星
200708
金魚田の夜は紺色の天の幕
服部早苗
200710
金魚田に隣る水口きらきらと
服部早苗
200710
金魚田の大夕焼を掬ふかな
岡谷栄子
200712
金魚田に上下かみしものあり月おぼろ
城孝子
火星
200806
金魚田の見えずなりたる青田かな
深澤鱶
火星
200810
金魚田にうすき月あり十夜粥
城孝子
火星
200902
金魚田の水澱みをり雨欲しき
笠井清佑
200909
金魚田に四隅ありけり走り梅雨
城孝子
火星
201007
金魚田の手の届かざる薄氷
深澤鱶
火星
200105
 
金魚田の匂ふ二階へ通されし 山尾玉藻 火星 201107  
金魚田はシンクロナイズドスイミング 雨宮桂子 風土 201110  
うららかや金魚田空の広さもつ 雨宮桂子 風土 201111  
金魚田に白雲あふる端午かな 西畑敦子 火星 201208  
金魚田に集ふ金魚の水は朱に 久保東海司 201210  
金魚田の畔のポンポンダリアかな 深澤鱶 火星 201310  
金魚田の方を指したる扇子かな 西村節子 火星 201310  
金魚田に立てかけてある大葭簀 佐藤淑子 雨月 201409  
金魚田にわが物顔のあめんぼう 佐藤淑子 雨月 201409  
稚魚ばかりなる金魚田を巡りけり 佐藤淑子 雨月 201409  
金魚田の隅に群がる小赤かな 中本吉信 201410  
金魚田の一年稚魚の色なさず 室伏みどり 雨月 201410  
人影に金魚田の群逃げまどふ 石川かおり 201410  
金魚田の水面を揺らすあめんばう 宮田香 201410  
金魚田の入場制限品評会 荒井和昭 201607  
薫風や金魚田ひろがる城下町 大西逸子 京鹿子 201709  
金魚田を溢れしめたる昨夜の雨 松尾龍之介 201812  

 

2019年5月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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