金魚 6 (含他季)      32句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
洗ひざらしの印半纏金魚売 里村梨邨 202010
水草に鉛の重り金魚飼ふ 齊藤實 202010
簾買ふメダカ金魚も数に入れ 大日向幸江 あを 202010
浮きもせず沈みもせずにただ金魚 熊川暁子 202011
お祭の金魚が育ち秋高し 田中藤穂 あを 202012
水を替へ秋の金魚の活々と 延川笙子 六花 202012
仕事始め先づは金魚におめでたう 井尻妙子 京鹿子 202105
不機嫌な金魚てふ尾の揺らぎかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202107
金魚には金魚の時間ありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 202107
池掃除して生きてゐし金魚かな 稲畑汀子 ホトトギス 202108
庭師来て金魚の池となりにけり 稲畑汀子 ホトトギス 202108
夜の金魚もらす秘中の泡ひとつ 村田あを衣 京鹿子 202108
赤子泣けばをろをろ泳ぐ金魚かな 平佐悦子 202109
籠り居の金魚逆立ちしてゐたり 門伝史会 風土 202109
金魚飼ふ竜宮城を設へて 津川かほる 風土 202109
尾鰭ふり金魚はいつも聞き上手 菊池ひろ子 202109
跳ね出でて床に張りつく金魚かな 笹村政子 六花 202110
コロナ禍の育ち過ぎたる金魚かな 谷口摩耶 202206
金魚売アルプスの水飲んでをり 亀田虎童子 あを 202206
ビニールの金魚の袋空気満つ 小林共代 風土 202208
花魁は紅絹ひるがへし金魚王 平松うさぎ 202208
馴れ初めの話に尾ひれ金魚の夜 鈴鹿呂仁 京鹿子 202209
愛しさはあぎとひ肥ゆる金魚かな 小林文良 春燈 202210
独り言ばかりつぶやく金魚かな 足立枝里 202210
極楽の極み金魚に餌が浮く 佐藤竹僊 あを 202211
朝の家事金魚に餌をやりてより 高浜礼子 ホトトギス 202212
水草を入れて金魚の鰭嬉々と 高浜礼子 ホトトギス 202212
昼下り雨と金魚と私と 高浜礼子 ホトトギス 202212
一回転見せし金魚の命かな 荒井桂子 ホトトギス 202212
金魚ひらひらそれだけでうれしくて 大西乃子 202212
金魚屋の二階菊坂シガーバー 平松うさぎ 202301
子ら帰り居間の金魚の無言劇 長谷川はまゆう 末黒野 202304
金魚 →1

 

2023年6月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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