金魚掬い     43句

ちちははに見られて金魚すくひゐる    八木健

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
子供たち金魚すくいに袖ぬらし 竹内留実 ぐろっけ 199901  
頭重く金魚掬ひに繋がれる 中原道夫 銀化 199908  
天狗の面つけて金魚を掬ひけり 加藤真起子 火星 199909  
金魚掬ひ五十匹にて名人位 上原瑞子 199910  
こひねがはくは金魚掬ひに紛れたき 中原道夫 銀化 200007  
掬はれていまはの息の金魚かな 曽根久順 200009  
愛言葉きらきら金魚掬ひけり 小澤克己 遠嶺 200010  
お父さんその気で金魚掬ひをり 東克巳 200011  
子と競ひ金魚掬ひに勝つことも 二村蘭秋 雨月 200011  
金魚すくひ金魚苛めてばかりゐる 行方克巳 知音 200107  
屑金魚ばかりすくひてうれしさう 行方克巳 知音 200107  
小さきものより掬はるる金魚かな 金子つとむ 俳句通信 200110  
掬ひたる金魚飼はねばならぬ羽目 海輪久子 円虹 200110  
網切れる寸前金魚すくひけり 能村登四郎 羽化 200110  
掬はれて金魚アルミの椀に増ゆ 馬越幸子 ぐろっけ 200111  
二十五の金魚掬いやお呪い 久森知子 船団 200112  
ぶらと来て金魚掬ひの灯にかがむ 小森行々子 ホトトギス 200201  
金魚掬ふ両の袂を母が持ち 波田美智子 をりをりに 200208  
金魚掬ふ金魚のやうな女の子 高橋とも子 百鳥 200210  
掬はれて長生きしたる金魚かな 中條ひびき 百鳥 200210  
掬はるる金魚の影の一匹づつ 深澤鱶 火星 200211  
掬はるる金魚煌めく光持つ 出口貴美子 雨月 200212  
金魚掬ひに火祭の火の粉降る 柏木去孔 200212  
掬ひきてふたとせたちて金魚死す 村田文一 遠嶺 200310  
子が父に勝りし金魚掬ひかな 乗光雅子 雨月 200310  
金魚掬ひの少女金魚の浴衣着て 筒井圭子朗 ぐろっけ 200311  
掬はれて水の嫌ひな金魚かな 山田六甲 六花 200406  
詣で道金魚掬ひのこつを聞く 中田みなみ 200406  
稚児行列終へて金魚を掬ひをり 成澤桂助 百鳥 200407  
掛算も金魚掬ひも得意な子 大串章 百鳥 200411  
面売りの見てゐる金魚掬ひかな 岡淑子 雨月 200411  
すくひあげ金魚の影をくづしけり 安嶋都峯 対岸 200502  
地球博宇宙の金魚掬ひかな 豊田麗水 築港 200506  
灯に泳ぐ金魚ひらひら掬ひけり 沼口蓬風 河鹿 200510  
掬はれて金魚たひらになりにけり 増山きみ 対岸 200510  
金魚すくひ輪の重たきを選びけり 飛鳥由紀 200510  
屑金魚朱雀に向ひ掬ひけり 犬塚芳子 200511  
哀しくて金魚掬ひの輪に入りぬ 坊城俊樹 ホトトギス 200611  
屑金魚掬ふ眼の本気かな 三間菜々絵 遠嶺 200611  
片袂ぬらし金魚を掬ひけり 安達広子 200612  
掬はれし金魚まつ赤となりにけり 近藤喜子 200710  
掬はるる金魚が幸せかも知れず 原三猿子 ホトトギス 200711  
掬ひきし金魚荷となる戻り道 内野俊子 春燈 200711

2008年5月23日 作成

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