海 光 2     29句

霜の柵倚れば海光したゝかに    赤城さかえ

日本海  海原  海底  深海  海光  海坂  海鳴り  太平洋  黒潮

作品
作者
掲載誌
掲載年月
夏燕斬る海光を袈裟がけに 松本三千夫 末黒野 201908
枇杷熟るる海光に沿ふ故郷の町 間島あきら 風土 201909
海光のふくらんで来る神輿かな 栗坪和子 201910
海光を曳きて菜の花明かりかな 山田正子 201911
十字架の返す海光鳥渡る 中江はるみ 馬醉木 202001
潮の香と海光来たる蜜柑山 永田万年青 六花 202001
浜木綿の実や海光の延びて来し 竹内喜代子 雨月 202001
湾囲み海光する蜜柑畑 田尻勝子 六花 202002
海光に収まりきらぬ鴨の群 笹村政子 六花 202003
海光を背に受け開く初みくじ 岡尚 風土 202104
海光る荷台に余る泥大根 和田啓 末黒野 202104
引き上げて弾く海光一番若布 田中佐知子 風土 202105
鶯や庭より見ゆる海光る 松本胡桃 風土 202105
海光の島の斜面を耕せる 中村重幸 202105
海光へのんびり消ゆる氷菓売 須賀ゆかり 202105
黙祷の人らに春の海光る 関妙子 202105
海光に見失ひたる寒椿 今橋眞理子 ホトトギス 202107
海光や潮の香締めて大茅の輪 能村研三 神鵜 202107
海光や新玉葱の擬宝珠ぶり 能村研三 202107
海光る面白きほど飛魚飛んで 三井所美智子 202108
海光の届く校舎やカンナ燃ゆ 岩永はるみ 春燈 202111
海光を散らす残暑のぽんぽん船 石原孝人 京鹿子 202111
海光を浴びて戻りぬ夜の秋 善野行 六花 202112
秋の海光の帯の揺れ落暉 涌羅由美 ホトトギス 202202
海光や小春の風の相模湾 鈴木英雄 末黒野 202203
海光をまぶしがらずや君は蝶 村田あを衣 京鹿子 202204
海光に丈となりゆく松の芯 玉手のり子 ホトトギス 202209
海光に翅ふるはせて螽斯 林昭太郎 202211
色変へぬ松や海光あまねくて 升田ヤス子 六花 202301
海光→ 1

 

2023年4月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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