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雛まつり       32句

裏店や箪笥の上の雛まつり   几菫

雛の日  雛祭  白酒  雛まつり  紙雛  雛壇  雛あられ 雛人形 雛納 桃の節句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
畦川の田螺も供へ雛まつり 益本えりか 馬醉木 199807  
雛の軸かけて一人の雛まつり 森田ゆり 風土 199905  
鵯一枝一枝をたはめ雛まつり 高橋さえ子 199906  
手から手へ抱かれし嬰の雛まつり 吉野のぶ子 遠嶺 200006  
雛まつり父と酢飯の照りかげん 田村みどり 京鹿子 200006  
雀らの讃へる日ざし雛まつり 山仲英子 200203  
雛まつり大瓢箪の一夜酒 石鍋みさ代 春耕 200204  
雛まつり招かれて行く渚かな 中田尚子 百鳥 200205  
雛まつり姉妹寄れば里訛 池田好 200206  
つかの間の家族の揃ふ雛まつり 辻俊子 200206  
いつよりの妹頼り雛まつり 鹿野佳子 200207  
色淡きものを供へて雛まつり 村松夏魚 200306  
濡れ縁に前山の影雛まつり 大島翠木 200306  
遠山に雪の残れる雛まつり 甲斐遊糸 百鳥 200406  
はと雀境内にゐて雛まつり 中山純子 万象 200505  
折紙の雛を飾りて雛まつり 芝宮須磨子 あを 200604  
俎板にみどり染みゐる雛まつり 山田三江子 200605  
幼子が祖母の手をひく雛まつり 甲斐遊糸 百鳥 200605  
雛まつり空荒れぎみに夜に入る 鹿野佳子 200606  
蛤をひと晩寝かせ雛まつり 笹村政子 六花 200706  
青空へ漕ぎ出す舟や雛まつり 樋口みのぶ 200707  
抱卵の木のあり雛まつりかな 天野きく江 200805  
落雁の鶴亀淡し雛まつり 水谷ひさ江 六花 200806  
小城下の行事と崇め雛まつり 浅井青陽子 ホトトギス 200808  
雛まつり日矢は海中貫きて 荒井千佐代 200905  
ささやかに雛まつりて若夫婦 渡辺鶴来 春燈 200905  
名にし負ふ水府藩主の雛まつり 青木政江 酸漿 201007  
法名の母へしぐれ煮雛まつり 藤井寿江子 馬醉木 201105  
潮引きし浜に鳥くる雛まつり 田所節子 201105  
雛まつりゑがほいろいろある子等と 吉弘恭子 あを 201105  
街道に残る旧家や雛まつり 樋口みのぶ 201106  
匂やかに時の過ぎつつ雛まつり 大橋敦子 雨月 201112  

 

2012年3月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

掲載年月順です。

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