若葉 16     200句

若葉  柿落葉  椎若葉  樟若葉  蔦若葉  若葉(植物名入り)  若葉冷

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
草若葉犬の歩みの弾みゐて 山荘慶子 あを 201505  
若葉風音が光となる水面 今井肖子 ホトトギス 201506  
傘や若葉雫の音軽し 中島玉五郎 201506  
池の面にしたたる若葉鯉泳ぐ 中谷富子 201507  
鳥獣戯画展上野の森の若葉時 石田康明 春燈 201507  
つくばひに若葉の影や手を洗ふ 石原節子 春燈 201507  
鈴の緒の古りし稲荷や若葉風 石原節子 春燈 201507  
湖の見えて若葉路つづら折り 生田恵美子 風土 201507  
水明かり若葉明かりに深大寺 内藤静 風土 201507  
冥茫の間歩幾百や青葉若葉 豊田都峰 京鹿子 201507  
待ち受けの夫の笑顔に若葉風 羽賀恭子 201507  
大庭園四万本の若葉風 堀田こう 雨月 201507  
入院の解かれし朝の若葉風 今井洋子 雨月 201507  
見慣れたる家並揺らす若葉風 赤座典子 あを 201507  
若葉よりキラキラ光るイヤリング 秋川泉 あを 201507  
両の手で目を隠す猫若葉風 斉藤裕子 あを 201507  
雨なればこその閑けさ寺若葉 高濱朋子 ホトトギス 201508  
湖に迫り出して来ぬ若葉山 森清信子 末黒野 201508  
園若葉サバンナを恋ふ駝鳥の瞳 和田照海 京鹿子 201508  
石佛は無想の姿若葉風 藤岡紫水 京鹿子 201508  
献盃の窓一斉に若葉風 高野春子 京鹿子 201508  
若葉わかば高原の風さわぎだす 岸上道也 京鹿子 201508  
若葉風最晩年をよぎりたる 井上信子 201508  
つかの間の若葉の彩や人の世も 田原陽子 201508  
フォワードのひとりは少女若葉風 平野みち代 201508  
べランダの木椅子の軋み若葉光 成田美代 201508  
振つて切る笊の水滴若葉光 酒本八重 201508  
血液のさらりと流れ若葉風 七種年男 201508  
若葉風河童を待ちてもう午後に 小林陽子 201508  
日照雨去り若葉の匂ひ日の匂 本池美佐子 201508  
気遣ひの葉書たまはり若葉雨 本池美佐子 201508  
あぶくまライン谷若葉山若葉 塩田杉郎 風土 201508  
窯出しの壺こゑあぐる若葉寒 水井千鶴子 風土 201508  
寺若葉駒をかたどる棋士の墓 直井たつろ 風土 201508  
池めぐる水面にしかと若葉映ゆ 羽賀恭子 201508  
銀杏並木若葉の光る勢かな 羽賀恭子 201508  
大草鞋架けて若葉の仁王堂 延川五十昭 六花 201508  
乱の無き代を茂りをり若葉山 安部和子 雨月 201508  
小犬引く少女の会釈風若葉 岡淑子 雨月 201508  
万国旗青葉若葉を繋ぎ合ひ 岸本久栄 雨月 201508  
若葉して光と影の賑はしき 飛高隆夫 万象 201508  
満月は白磁のごとし若葉寒 飛高隆夫 万象 201508  
石くれが男神とや若葉風 原田しずえ 万象 201508  
若葉風土塀吹き抜く一揆の地 広瀬俊雄 万象 201508  
ジャンパーは兄の形見や山若葉 仲山秋岳 万象 201508  
さみどりに透ける芭蕉の若葉かな 久松和子 万象 201508  
翻車魚の殊に若葉の眩しかり 寺田すず江 201508  
風あをく染まるや若葉吹きすぎて 有松洋子 201508  
扁額の文字の余白や若葉光 阪倉孝子 201508  
天の愛地の愛青葉若葉かな 有松洋子 201508  
若葉風犀の胸毛に白きもの 本多俊子 201509  
卓のワインと玻璃の若葉や森のカフェ 森清堯 末黒野 201509  
オルゴール若葉の園の蚤の市 森清信子 末黒野 201509  
吹かれつつ風を冷やせる若葉かな 飛高隆夫 万象 201509  
参道に表裏あり若葉風 甕秀麿 201509  
自転車でキャンパス移動園若葉 中原吟子 雨月 201509  
クラークにゆかりの大地若葉風 安原葉 ホトトギス 201510  
この広き若葉明りや吾が母校 河野美奇 ホトトギス 201510  
嬰は砂場母スマホ視る若葉陰 神田惣介 京鹿子 201510  
不揃ひの音たててゐる若葉雨 原田達夫 箱火鉢 201511  
日々変はるみどり児の顔窓若葉 今橋眞理子 ホトトギス 201511  
手をつなぎ若葉の風と戻りけり 浜崎素粒子 ホトトギス 201511  
窓若葉チョークの音の軽やかに 近藤真啓 春燈 201512  
若葉ゆれバツクの青空すみわたり 水谷直子 京鹿子 201512  
若葉風山へ山寄る旧街道 大政睦子 京鹿子 201601  
若者のヨガの一団苑若葉 都築繁子 201602  
街騒を消しゆく青葉若葉かな 平野無石 201602  
若葉風ハンカチの木へ一目散 植木やす子 201602  
オフィス街指呼に城跡草若葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 201604  
若葉にも風見えてゐし灯のこぼれ 稲畑汀子 ホトトギス 201605  
発つときは若葉の雨に濡れながら 稲畑汀子 ホトトギス 201605  
乱気流抜けて若葉に着陸す 稲畑汀子 ホトトギス 201605  
音立てて若葉を渡る風の中 稲畑汀子 ホトトギス 201605  
庭若葉より水音のほとばしる 稲畑汀子 ホトトギス 201605  
青葉若葉の木洩れ日燥ぐ大参道 久染康子 201606  
校庭はいま若葉風師は座さず 井上信子 201606  
山若葉智恵子の空の広かりき コ田千鶴子 馬醉木 201607  
鼓笛隊の指揮棒かへす若葉光 山本雅子 馬醉木 201607  
青葉若葉へ雨音の歯切れよし 久染康子 201607  
オープンカーで送らるる羽目若葉風 藤原照子 201607  
若葉の炎ふいて劫初の桜かな 内山花葉 201607  
野仏の胸の高さへ草若葉 神谷さうび 末黒野 201607  
見返りの若葉明りや閑雅仏 松本鷹根 京鹿子 201607  
唐崎の松の揺らぎや若葉風 鈴鹿呂仁 京鹿子 201607  
目覚めては病む友おもふ若葉雨 田中藤穂 あを 201607  
草いきれ若葉いきれをらんらんらん 松村光典 やぶれ傘 201608  
天を突くメタセコイアの若葉かな 本郷美代子 やぶれ傘 201608  
焼肉の広場若者若葉風 数長藤代 201608  
のどごしの良き里山の若葉風 宮崎高根 201608  
若葉風図鑑の鳥を翔たせけり 本間羊山 風土 201608  
旗百旒池面を均らす若葉風 松本三千夫 末黒野 201608  
湿原の風の尖りぬ蘆若葉 岡野里子 末黒野 201608  
ふくよかに櫻大樹の若葉風 松浦哲夫 末黒野 201608  
里若葉子らの釣餌の裂きするめ 上月智子 末黒野 201608  
音もなく頬撫で行きぬ若葉風 山本かつみ 末黒野 201608  
段葛まつすぐ抜くる若葉風 橋場美篶 末黒野 201608  
恐々と渡る吊橋渓若葉 塩川君子 末黒野 201608  
はや足の騎手は乙女や若葉風 原田しずえ 万象 201608  
晩鐘や音を広ぐる若葉風 赤堀洋子 万象 201608  
若葉風力増したる水車かな 松本文一郎 六花 201608  
異境にて茶の湯に遊び若葉風 伊吹之博 京鹿子 201608  
若葉風タクト振る友父となる 伊吹之博 京鹿子 201608  
若葉谷みどりの風と香を負ひ来 杉山瑞恵 雨月 201608  
谷若葉葉ごと光の粒宿し 杉山瑞恵 雨月 201608  
アの口を揃へ寄る鯉若葉光 杉山瑞恵 雨月 201608  
山祇のふところよりぞ若葉湧く 杉山瑞恵 雨月 201608  
大玻璃に若葉溢るるロビーの座 浅井青二 雨月 201608  
隅櫓狭くす青葉若葉かな 浅井青二 雨月 201608  
書写なせる明窓浄几若葉風 室伏みどり 雨月 201608  
いきいきと谺のかへる谷若葉 加藤峰子 201609  
若葉風本尊男根にて候 甕秀麿 201609  
戛々と朝のトロッコ若葉みち 高瀬史 馬醉木 201609  
萩若葉雫こらふる健気かな 原田しずえ 万象 201609  
広前やかはらけの散る谷若葉 久保村淑子 万象 201609  
大空に広ごる欅若葉かな 沢辺たけし 万象 201609  
神アサギ軒の低きを若葉風 中本清 万象 201609  
忠興の妹背の像へ若葉風 西村しげ子 雨月 201609  
若葉風明六つの鐘届けくれ 竹内喜代子 雨月 201609  
丹波路は若葉滴る祖々の国 足立典子 雨月 201609  
漏刻の水音かそけき宮若葉 稲岡みち子 雨月 201609  
青葉若葉罪の重さは多数決 高木晶子 京鹿子 201609  
若葉風乳母車押す三才児 藤波松山 京鹿子 201609  
若葉雨芯の隙間を豊潤に 元橋孝之 京鹿子 201609  
練習のギター音こぼるる窓若葉 野中圭子 京鹿子 201609  
若葉風禰宜の本音の人臭き 熊川暁子 201609  
空の透く竹の若葉のさやぎかな 住田千代子 六花 201609  
花びらのしとねとなりし草若葉 大久保白村 ホトトギス 201610  
虎刈のやうに凸凹若葉山 千原叡子 ホトトギス 201610  
点滴の遅々と軒打つ若葉雨 安斉久英 末黒野 201610  
晩翠の碑濡らす若葉雨 細島孝子 末黒野 201610  
若葉風グランドゴルフ競ひ合ふ 増田みな子 やぶれ傘 201610  
かたときも青虫の喰ふ若葉かな 荒井和昭 201610  
若葉映ゆうすむらさきの西の空 水谷直子 京鹿子 201612  
若葉風五百羅漢は金の耳 植木やす子 201612  
石段を二段飛ばしに若葉風 渡辺やや 風土 201701  
乗り降りは駅舎の呼吸若葉風 峰崎成規 201701  
草若葉犬の鼻先沈みゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 201704  
咲くものの減り移りゆく庭若葉 稲畑汀子 ホトトギス 201705  
人悼み若葉の風に心置く 稲畑汀子 ホトトギス 201705  
今蝦夷は若葉明りに包まれて 稲畑汀子 ホトトギス 201705  
若葉風北の大地を吹き抜ける 稲畑汀子 ホトトギス 201705  
語らばや若葉の旅路より帰り 稲畑汀子 ホトトギス 201705  
幼子はいつも小走り草若葉 黒滝志麻子 末黒野 201707  
さ揺れとて青葉若葉の詳らか 鈴鹿呂仁 京鹿子 201707  
ビバルデイの弦楽合奏若葉風 鷺山珀眉 京鹿子 201707  
噎せるほど青葉若葉の城の杜 奈辺慶子 雨月 201707  
繁昌亭宮の若葉に照らされて 奈辺慶子 雨月 201707  
頭低う朱鳥居くぐる若葉雨 能村研三 201707  
競ふことなくて歩の合ふ若葉径 北村幸子 201707  
若葉風鯉の口中あらはなり 秋山ユキ子 201707  
雲梯の一本飛ばし若葉風 栗原公子 201707  
語り合ふ朝の若葉の森に入り 大坪景章 万象 201707  
深井戸に青葉若葉の闇重ぬ 森岡正作 201708  
歩して知る町の歴史よ若葉雨 伊藤照枝 201708  
楠若葉きこきこきこと一輪車 須賀敏子 あを 201707  
里山の青葉若葉や雨意の風 堺昌子 末黒野 201708  
ビル街や銀杏若葉を溢れしめ 鍋島武彦 末黒野 201708  
乳の木の青葉若葉や空見えず 渡辺よし枝 末黒野 201708  
実篤邸に若葉の風や是好日 布施まさ子 風土 201708 実篤公園
めがね遣く机上若葉の日の光 布施まさ子 風土 201708 実篤公園
札所寺青葉若葉に沈み込む 上辻蒼人 風土 201708  
若葉風塔を丸ごと吹き上げる 上辻蒼人 風土 201708  
若葉雨春日奥山背伸びせり 上辻蒼人 風土 201708  
一色でぐんぐん描く森若葉 熊川暁子 201708  
馬磨く少女二人や若葉風 岩月優美子 201708  
よつこいしよ幼の言うて若葉風 江島照美 201708  
若葉寒焦がさぬやうに粉を炒る 田村園子 201708  
若葉山から歌声の届きけり 高田令子 201708  
セーフてふ審判のこゑ若葉風 平野みち代 201708  
雲梯の児らの臍出し若葉風 木澤惠司 201708  
背に眠るをさなの鼓動若葉風 堀田順子 馬醉木 201708  
すべる屋根すべらぬ屋根や若葉風 大坪景章 万象 201708  
若葉風目も鼻もなき地蔵尊 森岡恵子 万象 201708  
子らに告ぐ集合時間若葉風 波戸辺のばら 201709  
グランドの歓声運ぶ若葉風 松田ひむれ 201709  
若葉風抜けゆく中に水の神 山田由利枝 雨月 201708  
名刹の暗む奥所の若葉光 大村仍子 雨月 201708  
原因は若葉のころにありにけり 高橋将夫 201709  
見開きの野鳥図鑑や窓若葉 大村峰子 万象 201709  
剥落の仁王のつかむ若葉風 吉永すみれ 風土 201709  
窓若葉生後二日の指しやぶり 森田節子 風土 201709  
山若葉潮を分けゆく船迅き 黒滝志麻子 末黒野 201709  
若葉してたそがれ青き御陵道 玉置かよ子 雨月 201709  
宮若葉泣けと囃して泣き相撲 隅田恵子 雨月 201709  
歯を削る小さく揺るる窓若葉 大野芳久 やぶれ傘 201709  
皹深き大樹の幹や若葉影 成田美代 201710  
若葉風そこはかとなく匂ひけり 志方章子 六花 201710  
若葉風象舎を洗ふ水しぶき 斉藤マキ子 末黒野 201710  
若葉谿弾みて返す山谺 上辻蒼人 風土 201711  
山若葉沢音力みなかりけり 上辻蒼人 風土 201711  
中二階ひがな一日若葉と青葉 梨地ことこ 船団 201802  
若葉には余る日差のありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 201805  
園丁に操られたる若葉風 稲畑廣太郎 ホトトギス 201805  
皇室に慶事のニュース若葉風 稲畑廣太郎 ホトトギス 201805  
若葉風年尾の縁繋ぐ旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 201805  
お手水に手拭ひそよぐ若葉風 おーたえつこ 201806  
谷若葉空堀深く隠しけり 片桐紀美子 風土 201807  
日に透けて揺るる軽さや樟若葉 片桐紀美子 風土 201807  
竹樋を水送る若葉かな 竹生田勝次 風土 201807  
亡き人のみんなやさしき椎若葉 辻美奈子 201807 若葉 →17

 

2020年5月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。