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露深し胸毛の濡るゝ朝の鹿    河東碧梧桐

  露寒  露霜.水霜  露けし つゆけし  涼し  露涼し  夏の露

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
芋の露こぼれ上手にこぼれけり 遠藤とく 200311  
露の身が馴染みきれない洋花に 丸山佳子 京鹿子 200311  
畑を終へ夜露のサドル拭ひけり 乾フジ子 雲の峰 200311  
山姥の一歩一里や芋の露 中村房枝 六花 200311  
朝露を磨りて書かばや祝ひ熨斗 友田直文 200312  
葦の葉の露に羽化せり銀やんま 平井あい子 馬醉木 200312  
朝露や岳まで続く牧草地 丸山美奈子 馬醉木 200312  
白露やこよなき一語子へ遺し 小沢きく子 200312  
狩衣の葉末に結ぶ露ならむ 小澤克己 遠嶺 200312  
明け初むる牧や樺の露しぐれ 小宮山勇 遠嶺 200312  
露の世と知らず首輪の鈴の音 小牧喜美子 遠嶺 200312  
白露の花は手折らじ茜雲 中川雄作 遠嶺 200312  
星からのしづくも載せて蓮の露 池谷市江 200312  
漬物の紺鮮やかに露の秋 神山ゆき子 200312  
朝露に裾を濡らして夫戻る 河野政恵 酸漿 200312  
白萩や朝露に濡れ咲きこぼれ 石原静子 酸漿 200312  
彫刻刀を朝露に並む型紙師 本多佑子 200312  
一遍と歩む熊野路露葎 落合由季女 雨月 200312  
寺訪うて僧の訃を知る露の秋 西村しげ子 雨月 200312  
深水の描きし女露の秋 細川コマヱ 雨月 200312  
来世頼みて納経の露の秋 密門令子 雨月 200312  
芋の葉を落つるさの露相寄れる 足立典子 雨月 200312  
露の野を戻りし靴が真ん中に 杉浦典子 火星 200312  
足半の脱ぎ揃へあり朝の露 戸田春月 火星 200312  
小上がりへ露湿りの靴揃へけり 高松由利子 火星 200312  
畔の露踏めば忽ち逃ぐるもの 高木智 京鹿子 200312  
朝露に試歩のつま先濡れてくる 松下幸恵 六花 200312  
しろがねのたましひ走る芋の露 神蔵器 風土 200312  
師が住むは我が故郷よ芋の露 林裕子 風土 200312  
風遊ぶシャルウイダンス芋の露 新谷恵子 200312  
朝露や朝の匂ひの尾瀬に入る 石川英利 百鳥 200312  
抱き起こしたる虎杖の露まみれ 岡本眸 200312  
他殺・溺死・自殺露の外人合祀墓 高千夏子 200312  
雨あがり紫陽花の露キラキラキラ 吉田真弓 200312  
句碑の背に十年の露を結びけり 三好智子 200401  
露しとど山気の寺に正座して 矢崎すみ子 200401  
畦草も露をむすべり旅の靴 佐藤よしい 風土 200401  
苔の露光の底へ日は落ちぬ 本多俊子 200401  
露葎仏足跡は北へ向く 中村恭子 200401  
金銅もてかたどる佩に露の玉 林日圓 京鹿子 200401  
男には男の歩幅露の秋 小山和男 京鹿子 200401  
縁結び縁切り神や露しとど 吉村紀代子 京鹿子 200401  
白浄衣露の御堂に掛かりけり 鍬形幸子 百鳥 200401  
露の世や生家変貌してしまひ 西村しげ子 雨月 200401  
水銀の表面張力芋の露 泉田秋硯 200401  
七色に朝の日返す芋の露 佐藤洋子 帆船 200401  
百体の露坐仏囲む秋桜 水谷とく 築港 200401  
堂守は露の蚊遣の煙にむせ 木田千女 200401  
しら露のその一粒を見つめをり 清水晃子 遠嶺 200401  
靴紐を締めて白露の街に出づ 原島ふじ子 遠嶺 200401  
校庭の白線露を置きにけり 松井倫子 火星 200401  
足弱の友に手を貸し露の磴 田中藤穂 あを 200401  
澄みきつて夜空の青し露時雨 長沼三津夫 200401  
朝ミサへ露の花野を急ぎけり 大西まりゑ 酸漿 200401  
朝露を踏みゆく先の乙女像 松本きみ枝 遠嶺 200402  
揺れながら一粒となる芋の露 渡部義雄 200402  
露の身をはなる虫垂紅珊瑚 大橋敦子 雨月 200402  
君が訃に露の身を風吹き抜くる 中島知惠子 雨月 200402  
賜はりし端渓にくむ芋の露 内藤三男 ぐろっけ 200402  
握手して露の別れとふと思ふ 安原葉 ホトトギス 200403  
一粒の露落ち辺り震動す 安原葉 ホトトギス 200403  
露の世に阿修羅鎮まり給へかし 滝青佳 ホトトギス 200403  
風化して読み躓きし露の句碑 辻口静夫 ホトトギス 200403  
露しぐれ抜けて青空匂ふ街 辻口静夫 ホトトギス 200403  
露の世の回忌三十三を数ふ 佐藤淑子 雨月 200403  
露凝りし朝戸出の道急ぎけり 中田征二 ぐろっけ 200403  
爪弾の浄瑠璃に和す露しぐれ 安西静 帆船 200404  
朝市の菜の露きらり風あそぶ 花島みゆき 八千草 200404  
掌に少年の夢露ひかる 吉弘恭子 あを 200406  
露の世に火星怪しく輝けり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200408  
夜の帳露の山荘にも下りし 稲畑汀子 ホトトギス 200408  
朝露を宿すもの又こぼすもの 稲畑汀子 ホトトギス 200408  
岳麓の露に濡れ来し旅衣 稲畑汀子 ホトトギス 200408  
露抱く草抱かぬ草古墳道 稲畑汀子 ホトトギス 200408  
笹山路露まみれなる登山靴 橘澄男 山景 200408  
花の露こぼれ別れの朝がくる 大久保白村 ホトトギス 200409  
露踏みて集ふ心のありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
露しとどなる早発でありしこと 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
露置きて朝の時間の経ち易く 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
露葎しとど濡れつゝ剪りしもの 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
露の世の今日の予定を確かめて 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
踏めばすぐとびつく靴に草の露 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
スケジュール次々こなし露の世に 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
朝の間の露に濡れ来し旅路かな 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
川風に吹かれ来し靴露踏みて 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
露葎風の去来のありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
露の世の故事と伝へて鬼退治 稲畑汀子 ホトトギス 200409  
朝露に白寿拍手ひびきけり 佐藤干城 対岸 200409  
刀傷の柱もさびにし露じめり 山田耕子 京鹿子 200409  
露晴の長過にくし挿木して 佐藤俊雄 帆船 200409  
鳩の脚紅きがいとし露の駅 岡本眸 200409  
露まとふ白紫陽花の大き毬 増田八重 酸漿 200409  
快晴の朝のはじまる露時雨 稲畑汀子 ホトトギス 200410  
露の戸を探す二丁目一番地 稲畑汀子 ホトトギス 200410  
大賀蓮露一滴を乗せにけり 久松和子 万象 200410  
百億の星億万の草の露 雨村敏子 200410  
生きてをり露の小仏大仏 神蔵器 風土 200410  
熊笹の葉の露舐むる蜻蛉かな 三関浩舟 栴檀 200410  
あかつきの稲の切つ先露の玉 深出稚敏 200410  
朝露や馬の鈴草摘みに出づ 谷寿枝 酸漿 200410 露→ 6

 

2016年9月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。


 

2019年7月15日