露霜・水霜 30句 |
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作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
露霜や明け方に見し妻の夢 | 藤崎久を | ホトトギス | 199806 |
露霜や書斎に籠りゐし一日 | 稲畑汀子 | ホトトギス | 199910 |
露霜に朝の時計の動き出す | 稲畑汀子 | ホトトギス | 199910 |
露霜の乾きしあとと思はるる | 稲畑汀子 | ホトトギス | 199911 |
こんな日は露霜深き山路かな | 稲畑汀子 | ホトトギス | 199911 |
水霜を浴びし青菜を賜はれり | 梅田秀子 | 酸漿 | 200002 |
露霜に濡れて夜明けの星仰ぐ | 武藤和子 | ホトトギス | 200004 |
露霜を踏みくぼめつつ杞陽の忌 | 千原叡子 | 円虹 | 200201 |
露霜や蔵王の釜に雲の湧く | 早坂静生 | 風土 | 200201 |
水霜の消えて朝市終りけり | 佐藤冨士男 | ホトトギス | 200205 |
水霜や胸内に澱む悔ひとつ | 関口ゆき | あを | 200212 |
露霜や庭の草丈定まりぬ | 松本恭昂 | 火星 | 200302 |
水霜や征かざりしかど還り来ず | 井上信子 | 鴫 | 200305 |
朝の間の露霜消えて出掛け来し | 稲畑汀子 | ホトトギス | 200310 |
水霜の夜や枕辺におしらさま | 山路紀子 | 風土 | 200312 |
簷落つる水霜に覚め奥湯なる | 藤原たかを | 馬醉木 | 200402 |
露霜の蘆間より雉子はしり出づ | 佐藤国夫 | 馬醉木 | 200404 |
露霜の野宿の車窓明けそめし | 安原葉 | ホトトギス | 200503 |
露霜の解ける光を敷き初むる | 稲畑汀子 | ホトトギス | 200511 |
ワイパーで水霜拭きて飛騨を発つ | 宮川典夫 | 濱 | 200601 |
露霜のオランダ坂の灯の赤し | 松崎鉄之介 | 濱 | 200701 |
露霜を踏んで下りし北穂高 | 堤堅策 | 空 | 200712 |
露霜や夜は聞こえ来る山の音 | 中嶋昌子 | 春燈 | 200802 |
露霜の光りはじめし芝となる | 稲畑汀子 | ホトトギス | 200810 |
水霜や寫眞の裏の讀めない字 | 佐藤喜孝 | あを | 201001 |
露霜の光るはほどけゆく力 | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201011 |
千羽鶴にも露霜の降りしもの | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201511 |
露霜や四十九日に着く訃報 | 大口堂遊 | 春燈 | 201801 |
2023年10月3日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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