11       200句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
落ちさうで落ちぬところに露の玉 高橋将夫 201002  
律さんにふと会へさうな露の路地 内藤呈念 ホトトギス 201002  
露おりし庭ふくらんでゐたりけり 小林朱夏 201002  
露の世の人を渡して橋いくつ 岩垣子鹿 ホトトギス 201002  
露巻き込みし甘藍の巻きはじめ 山本耀子 火星 201002  
義兄あにの遺書義弟おとうとの遺書露しとど 千坂美津恵 201002  
竹林に選び切り出す露の朝 酒井湧甫 201002  
朝露のごとくに満ちて来るもの 岩岡中正 ホトトギス 201002  
比叡といふ大きな露の中にあり 早川水鳥 ホトトギス 201003  
露凝るやヒマラヤ杉に無数の目 篠原幸子 春燈 201003  
戦艦は沈みドックは露の世を 大久保白村 ホトトギス 201004  
露の世の道灌山の子規と虚子 木村享史 ホトトギス 201004  
限りなき快晴を呼ぶ草の露 稲畑汀子 ホトトギス 201008  
朝露の宝石纏ひレタスかな 内田和子 酸漿 201008  
稜線を引く全景の露の富士 稲畑汀子 ホトトギス 201009  
蕗の葉の露さざめけるあしたかな 久永つう 六花 201009  
タイガースフアンてふ露の世の私 稲畑廣太郎 ホトトギス 201009  
とどまらぬ露をこぼしてゐる間 稲畑汀子 ホトトギス 201009  
朝露のしとど干ぬ間に夕べ来し 稲畑汀子 ホトトギス 201009  
露団団風力発電翼休む 定梶じょう あを柳 201010  
朝露や犬が掘り出す鉄かぶと 大湾宗弘 万象 201010  
横川路の露踏み重ね五十年 稲畑汀子 ホトトギス 201010  
表札は宇涯の遺墨夜露降る 能村研三 201010  
明星の零してゆきし芋の露 伊藤憲子 201010  
草いきれむんむん満つる露の世に 谷岡尚美 201010  
師の墓に十歩離れて芋の露 神蔵器 風土 201011  
ひかり合ふ露や晨の鐘流れ 松本幹雄 馬醉木 201011  
集合も離散もままに芋の露 森岡正作 201011  
蓮の葉の露を廻してあそびけり 中田みなみ 201011  
露の夜の空はまあるくひろがれり 松嶋一洋 201011  
露を発つあの世に登四郎先生ゐて 大畑善昭 201011

栗城光雄さん

露霜の光るはほどけゆく力 稲畑汀子 ホトトギス 201011  
しをりなき野路の露めく石仏 豊田都峰 京鹿子 201011  
緒をしかと露の黄泉路へ発つ草鞋 大畑善昭 201011  
そよ風の統べてゐるなり芋の露 鳳蛮華 201011  
水巡る側の神も露の世も 望月木綿子 201011  
朝露や乳をくれたる人へ粥 篠田純子 あを 201011  
星一つ転がり落とす芋の露 根岸善行 風土 201012  
露の地へ渡す艀の歩み板 川端俊雄 火星 201012
露降りて虫の音いよよ透き通る 田所節子 201012  
宿の灯に露を踏み来し靴いくつ 松田泰子 末黒野 201012  
残る夜は思惟か典雅か露の玉 服部郁史 京鹿子 201012  
搾乳の灯に浮かみたる露の玉 蘭定かず子 火星 201012  
綾子忌や雀の散らす萩の露 鎌須賀礼子 万象 201012  
雨つぶに朝露重ね送盆 井田実代子 雨月 201012  
愛しみは果実にも似て草の露 織田高暢 201012  
曇りても露かがやけり一周忌 坂上香菜 201012
猫の鼻面くすぐつてをる露の玉 瀬川公馨 201012  
市の立つ石畳に露しとどかな 山田六甲 六花 201012  
母の黙夜露したたり始めたり 久津見風牛 201012  
露じめる土踏みしめて吾が身を鼓舞 山田をがたま 京鹿子 201012  
露にこゑ歴代先師おろがめば 大畑善昭 201012  
露の秋名物和尚臥せゐると 山本漾子 雨月 201012  
露の中に一人と思ふ夜 山田佳乃 ホトトギス 201012  
露宿す水栽培の八頭 根岸善行 風土 201012  
露眩しけふ勝縁の一会あり 大畑善昭 201012 自性院開創1150年
序章かなほとけ道指す露しるべ 鈴鹿仁 京鹿子 201012 系露忌
小閑や露を宿せる草を引く 小川玉泉 末黒野 201012  
屈伸の指露冷えの土に触れ 和田満水 201012  
草ぐさの露に宿るや利根の月 鎌須賀礼子 万象 201012  
鳥翔ちて音の残れり露葎 渡真利真澄 万象 201012  
十字架も処どころに露の墓地 木野裕美 ぐろっけ 201101  
山上は露結びたる日の出かな 大島英昭 やぶれ傘 201101  
渡し場の名残り留むる露の石 中村碧泉 ぐろっけ 201101  
朝露を拭はれリフト動き初む 石川友江 風土 201101  
ひと声の別れもなくて露の旅 竹下昭子 ぐろっけ 201101  
放ちやる犬のあとさき草の露 野口喜久子 ぐろっけ 201101  
露葎駆け来る小犬胴震ひ 木野裕美 ぐろっけ 201101  
目を凝らし未明の富士や露葎 鈴木照子 201101  
露時雨もう一度呼ぶちよさんと 吉田政江 201101

悼 

高橋ちよ様

露湿る石段幾度上り下り 中島霞 ぐろっけ 201101  
露宿しをり公園の忘れ杖 木野裕美 ぐろっけ 201101  
露踏みて一の鳥居をくぐりけり 松田明子 201101  
貂馳せて木々百千の露顫ふ 岡田貞峰 馬醉木 201101  
松の露先生本ができました 加藤みき 201101  
草の丈均す朝露まとふたび 森屋慶基 風土 201101  
朝まだき露の言葉を撚り合はせ 辻本俊子 京鹿子 201101  
朝露に宿る日の色草の色 及川照子 末黒野 201101  
朝露を踏んで数奇屋へ熨斗袋 中島陽華 201101  
露の世の大会知事も高僧も 千原叡子 ホトトギス 201102  
葉の先に生れし露のこぼれたる 高橋将夫 201102  
宝玉の朝露を置く蜘蛛の糸‘ 田村幸子 201102  
目を凝らす未明の富士や露葎 鈴木照子 201102  
露しぐれ波長の合はぬふたりかな 倉持梨恵 201102  
剪定をして露はなり百舌の贄 年森恭子 ぐろっけ 201102  
鍬箆を打ち一山の露こぼす 守屋井蛙 酸漿 201102  
朝露の消ゆるはかなさ順不同 中本吉信 201102  
朝露の煌きながら消えにけり 川崎光一郎 京鹿子 201102  
長者森守る桐とや露じめる 刀禰小勇 ホトトギス 201102  
露の身のホ句にさすらひ七十年 竹下陶子 ホトトギス 201103  
初露の煌めくために丸く丸く 湯川雅 ホトトギス 201103  
朝露の光を放つ冬菜畑 内田和子 酸漿 201103  
猫戻りきて朝露を払ひけり 有賀昌子 やぶれ傘 201104  
露の玉手水の杓をころがれり 有賀昌子 やぶれ傘 201104  
朝露を川中島に踏みしだく 大久保白村 ホトトギス 201104  
踏み込めばしたたか濡らす夏の露 布川直幸 201107  
みよし野の露踏み分けて問ふことも 稲畑汀子 ホトトギス 201108  
もう少し露に濡れつつ偲びつつ 稲畑汀子 ホトトギス 201108  
一幡に露のひびけり著莪の花 神蔵器 風土 201108  
虚子恋うて露の干ぬ間の散歩道 稲畑汀子 ホトトギス 201108 露→ 12

2019年11月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。


 

2019年11月11日