つばめ 3       121句

はしり帆の帆綱かいくゞるつばめ哉   白雄

つばくらめ  つばめ 燕の子 燕帰る  帰燕  秋燕

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
初つばめ明日訪ふ町の地図開く 柴田久子 風土 201006  
初つばめ芥が岸を離れけり 戸栗末廣 火星 201006  
街道の子つばめ仰ぐ旅の人 福本スミ子 201007  
立てひざの子規の文机つばめくる 和田照海 京鹿子 201007  
子つばめの軒の騒めく歯科医院 東芳子 酸漿 201007  
参道を飛ぶまつしぐら初つばめ 柳田和子 酸漿 201008  
巣つばめに餌のゆたかな御食つ国 戸田春月 火星 201009  
夕つばめ庄内平野裂きてゆく 江本路代 酸漿 201009  
巣つばめや十二神将怒髪なる 山田六甲 六花 201105  
初つばめ皇居の風に乗りにけり 天谷翔子 火星 201106  
むらぢゆうの田畑は瓦礫朝つばめ 鴨下昭 201106  
被災地に棲み家を探すつばめかな 松嶋一洋 201106  
地震跡の瓦礫の街やつばめ来る 田中貞雄 ろんど 201106  
つばめ来る農学校に深き井戸 織田高暢 201107  
さっと来て急ぎ飛び発つ軒つばめ 三川美代子 201108  
両国のざんばら髪やつばめの子 山田正子 201108  
四肢伸ばす体育館につばめ舞ふ 永塚尚代 ぐろっけ 201108  
炊飯やつばめ反転身ほとりに 久保東海司 201108  
城跡の中の学舎つばめの子 雨宮桂子 風土 201110  
つばめ来て湖の際より畝起す 田中貞雄 ろんど 201205 『田越川』
海越えて光まみれのつばめ来る 河口仁志 201205  
初つばめスカイツリーのけふも伸び 佐藤喜孝 あを 201205  
つばめ来る城下に雨のありながら 高村令子 風土 201207  
國原に虫湧きやまじ初つばめ 深澤鱶 火星 201207  
矢通りのやうな裏道つばめ来る 菅谷たけし 201207  
つばめくる新しき町筋をひきに 豊田都峰 京鹿子 201207  
けぶらへる東京湾や初つばめ 岡田史女 末黒野 201207  
綾取りの川かすめ舞ふ夕つばめ 久保東海司 201208  
つばめの巣ふたつ新車の展示場 戸田澄子 末黒野 201208  
吉報の風運び込み初つばめ 稲垣佳子 末黒野 201208  
関宿の本陣跡につばめの子 長谷川鮎 ぐろっけ 201208  
錠前を取り替へし蔵つばめ来る 村田とくみ ぐろっけ 201208  
巣に顎ののれり俯瞰のつばめ子ら 工藤ミネ子 風土 201209  
ひるがへり羽村の堰の初つばめ 北崎展江 くりから 201209  
夕つばめ子等は塾へと急ぎ足 荒木稔 ぐろっけ 201209  
子つばめに任せ駐在巡回中 佐藤満智子 ろんど 201209  
金環日食子つばめは口開けて 戸栗末廣 201210  
つばめの巣鑑真になき私生活 岸千手 201210  
電線に子つばめの群れ巣を閉づる 東秋茄子 京鹿子 201210  
電線に一番乗りのつばめかな 山田六甲 六花 201304  
初つばめ海より明くる島暮し 藤見佳楠子 201305  
大正の鹽の看板初つばめ 内海良太 万象 201305  
海老蔵の歌舞伎看板つばめ来る 伊東和子 201307  
句を添へし転居通知や初つばめ 持田信子 春燈 201307  
巣つばめとひとの軒借る通り雨 柴田志津子 201311  
凪暁けの港稲荷やつばめ来る 柴田近江 201402  
初つばめ足湯にひかる聖き脛 布川直幸 201404  
光るもの咥へて戻る親つばめ 田所節子 201405  
昼酒の貌見て反す雨つばめ 山尾玉藻 火星 201406  
つばめ来て賀茂の餅屋の太柱 益本三知子 馬醉木 201406  
初つばめ今朝の珈琲よく香り 錫木妙子 馬醉木 201406  
初つばめデフレ離れの街を飛び 竹内悦子 201406  
軒淺し湖族の住み処つばめ反る 鈴鹿仁 京鹿子 201406  
稚児練りの先達となる初つばめ 奥山テル子 万象 201407  
巣つばめの南溟の夢其をみたし 佐藤喜孝 あを 201407  
初つばめ見上げ冠かしぐ稚児 奥山テル子 万象 201407  
時の鐘掠め小江戸の初つばめ 斉木永久 馬醉木 201407  
法起寺の塔立てる野や初つばめ 奥村直女 馬醉木 201407  
初つばめ給食室に人の影 大山文子 火星 201407  
鮒寿司屋のこる堅田や軒つばめ 奥村直女 馬醉木 201407  
浮廻廊潮満ち来る初つばめ 大上充子 馬醉木 201407  
城濠の水をかすめて初つばめ 手島伸子 雨月 201407  
タンカーの喫水浅し初つばめ 忽那みさ子 やぶれ傘 201407  
初つばめ柳の舖道まつ直ぐに 塩川君子 末黒野 201408  
牛糞にあつまる村の初つばめ 福島せいぎ 万象 201409  
雨つばめ朝刊一束波止に着く 野上杳 201409  
曾祖父の頃の礎石やつばめの巣 小嶋恵美 春燈 201410  
子つばめは顔いつぱいに口開けて 神田惣介 京鹿子 201411  
親つばめ己は食はず又狩ヘ 神田惣介 京鹿子 201411  
夕刊のあとの軒先つばめの子 戸栗末廣 201412
独楽ひさぐ店先掠め初つばめ 小川玉泉 末黒野 201505  
下町の目抜通りを初つばめ 上谷昌憲 201505  
満ち汐の川上り来て夕つばめ 藤岡紫水 京鹿子 201505  
刃もの屋の表で会ひし初つばめ 栗山よし子 馬醉木 201506  
明け渡る山上湖より初つばめ 近藤暁代 馬醉木 201507  
天平の甍に並ぶ初つばめ 雲所誠子 風土 201507  
一升餅背負ひて一歩つばめ来る 今井春生 201508  
ティファニーの軒を窺ひ初つばめ 正谷民夫 末黒野 201508  
筋といふ並木にそへばつばめ反る 豊田都峰 京鹿子 201508  
油売りまぼろしの途つばめ反る 鈴鹿仁 京鹿子 201508 大山崎離宮八幡宮
立ちつくす片足鳥居つばめ来る 立石勢津子 馬醉木 201509  
履物屋頭上注意とつばめの子 あさなが捷 201603  
つばめ来る村の真中を川流れ 吉永すみれ 風土 201605  
舫ひ解く十石舟や初つばめ 懸林喜代次 春燈 201605  
閉校式了へたる校舎つばめ来る 井原美鳥 201606  
酒蔵の梁につばめのくるころよ 田中とし江 201606  
網元の土間の広さやつばめ来る 柴田志津子 201606  
聖堂の大きな扉初つばめ 平野みち代 201606  
簷深き越の古町初つばめ 堀田順子 馬醉木 201606  
初つばめ芭蕉行脚の道筋に 飛高隆夫 万象 201607  
球場につばめ来てゐる雨もよひ 大島英昭 やぶれ傘 201607  
花街の柳の風につばめ来る 鈴鹿仁 京鹿子 201607  
船宿のひくき廂や初つばめ 和田照海 京鹿子 201607  
クロワツサン香る朝の初つばめ 岡山敦子 京鹿子 201608  
玄関にわが家のつばめ迎へけり 宮崎洋 春燈 201612  
つばめ去りあつけらかんと朝の空 森山暁湖 万象 201612  
天領の街いかめしきつばめ反る 鈴鹿仁 京鹿子 201707  
真つ青な空の匂ひや初つばめ 木村美翠 201707  
雨だれの窪み一列軒つばめ 菊地光子 201707  
初つばめ全き胸を恥ぢた日の 田部井幸枝 201707  
軒連ね旧街道や初つばめ 懸林喜代次 春燈 201707  
初つばめ町にうはさの洋食屋 豊谷ゆき江 春燈 201707  
口といふ口こそ命つばめの子 内山花葉 201708  
港には港の匂ひ初つばめ 戸栗末廣 201707  
川に添ふ風の近道初つばめ 松尾龍之介 201707  
ひるがへり島のつばめとなりにける 田中道江 万象 201708  
まだ海の見ゆる高みに初つばめ 藤生不二男 六花 201708  
子つばめの仕草を見つつ人を待つ 今井妙子 雨月 201708  
暮れなづむ空に一閃夕つばめ 涌羅由美 ホトトギス 201709  
胸を打つ親子の情親つばめ 東野鈴子 雨月 201710  
この寒さつばめ必ず二窒ナ飛ぶ 大坪景章 万象 201802  
つばめ来と草起ちあがり水をどり 南うみを 風土 201806  
古池に映れる社つばめ切る 延川五十昭 六花 201807  
卵五個抱きゐるつばめ外は雨 秋川泉 あを 201807  
初つばめ飛翔植田の出羽郡 沼澤石次 馬醉木 201808  
軒そろふ視の町の初つばめ 菊澤さち子 雨月 201808  
賑賑と子つばめの鳴く軒の梁 亀卦川菊枝 末黒野 201808  
朝の日や巣つばめの喉ふるへあふ えとう樹里 201808  
雲白き木偏の電柱つばめ来る 奥田筆子 京鹿子 201809  
つばめ反る両替町から銀座町 北村梢 京鹿子 201810  
つばめつばめリフォームして暮らす つじあきこ 船団 201811 つばめ→ 1

 

2019年5月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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