つばくらめ(つばくら) 2      160句

ある晴れた日につばくらめかへりけり   安住敦

春禽 春の鳥  うぐひす 雲雀  つばくらめ  つばめ 燕の子

雀の子  巣立 百千鳥 古巣 鷽 小綬鶏 巣箱 鳥の巣  燕帰る  帰燕  秋燕

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
つばくらめ北半球を淋しめず 稲畑廣太郎 ホトトギス 200603  
八百八町一気に巡るつばくらめ 三宅文子 春燈 200605  
つばくらめ半切桶の乾きをり 杉浦典子 火星 200606  
子に何を残さむ軒のつばくらめ 佐藤よしい 風土 200606  
つばくらやふたたび出遭ふ野の流れ 生田作 風土 200606  
窯元の陶の看板つばくらめ 荒井千佐代 200606  
翻ることにデビューしつばくらめ 蔦三郎 ホトトギス 200607  
牛小屋の梁に巣作りつばくらめ 宮原悦子 雨月 200607  
電線のハードル抜けてつばくらめ 鈴木憲一 200609  
巡見使のやうに青田のつばくらめ 関根洋子 風土 200609  
つばくらめ湖すれすれの水しぶき 水野弘 ぐろっけ 200609  
つばくらの長生村の寺祝ぐか 古田考鵬 雨月 200609  
つばくらや雨の匂ひの絵てがみ来 橋本リエ 春燈 200610  
地球儀に旅を廻せりつばくらめ 高瀬史 馬醉木 200706  
つばくらやぐんぐん迫まる朝日影 奥村邦子 200706  
水の上の駅に待ちをりつばくらめ 杉浦典子 火星 200706  
つばくらめ足萎に地が逃げやすき 渡邉友七 あを 200708  
人通りなき古町のつばくらめ 浅井青陽子 ホトトギス 200712  
椰子の葉の宙を操るつばくらめ 木山杏理 京鹿子 200801  
道の駅巣作り忙しつばくらめ 羽賀恭子 200807  
南大門市場へ走るつばくらめ 富沢敏子 200807  
つばくらめ農衣翼のごと干さる 藤森すみれ 200807  
杉枝を吊るすホイリゲつばくらめ 丑久保勲 やぶれ傘 200807 ウイーン ホイリゲ=ワインの造り酒屋
つばくらめ両国橋を宙返る 前川明子 200808  
巣作りの赤土運ぶつばくらめ 坊野貴代美 ぐろっけ 200808  
つばくらめ飛びかふ空はありたれど 島谷征良 風土 200809  
太陽の白きを過るつばくらめ 鎌倉喜久恵 あを 200809  
つばくらめ知恵の翼を運び来よ 西宮舞 200810  
田をすれすれ川をすれすれつばくらめ 鷹羽狩行 200905  
つばくらめ神の小島は潮曇 呉屋菜々 万象 200905  
大手門より朝駆けのつばくらめ 遠藤真砂明 200906  
シティー派といふも泥好きつばくらめ 井原美鳥 200906  
つばくらめ綿雲の端うす湿り 風間史子 200906  
陸奥もこけしの里のつばくらめ 八木岡博江 酸漿 200906  
比良めがけ礫のごとくつばくらめ 藤本秀機 200907  
蒼天に恋のバトルやつばくらめ 隅田享子 200907  
三十人の島の学校つばくらめ 鹿島釣人 炎環 200907  
北口の空の大きやつばくらめ 藤田良 炎環 200907  
つばくらや老ゆるも意地を張れと云ふ 折橋綾子 200907  
つばくらめ自在や海運倉庫錆び 相沢有理子 風土 200907  
つばくらや病院前の停留所 中谷葉留 風土 200907  
我が家ここ声はつらつとつばくらめ 工藤ミネ子 風土 200907  
つばくらや学童疎開の蔵の窓 大原絹子 遠嶺 200907  
うるはしくつばを飾りぬつばくらめ 伊藤敬子 200907 ―つば甚にて―
暁光の妙高岳やつばくらめ 三井公子 酸漿 200907  
つばくらめ葡萄の丘に風を生む 四條進 200908  
手賀沼の波やや荒しつばくらめ 八田木枯 晩紅 200908  
つばくらめ入江にながき夕ベ来ぬ 八田木枯 晩紅 200908  
つばくらの二番子村に音のなし 小林輝子 風土 200909  
伝法院庭すりぬけてつばくらめ 小俣剛哉 春燈 201005  
つばくらめ臼杵石仏目尻上げ 伊藤敬子 201005  
つばくらめ出入り自在の大長押 船橋とし 201005  
つばくらめ水豊かなる小江戸かな 清水佑実子 201006  
つばくらや小口も卸す合羽橋 中村嵐楓子 春燈 201006  
大甍直滑降のつばくらめ 坂上香菜 201007  
木屋町に抜け路地多しつばくらめ 橋添やよひ 風土 201007  
橋くぐるとき脇締むるつばくらめ 上谷昌憲 201007  
つばくらや醪呟く仕込み蔵 卜部黎子 春燈 201007  
城址より繭倉かけてつばくらめ 小林愛子 万象 201007  
つばくらめ同じところの泥採りに 内海良太 万象 201007  
つばくらめ一直線が好きでとぶ 嶋田一歩 ホトトギス 201008  
干拓の泥を運びてつばくらめ 石田定子 201008  
嘴に泥はみ出してつばくらめ 滋野暁 末黒野 201008  
滑空に終わりなきかにつばくらめ 瀬口ゆみ子 ぐろっけ 201008  
軒低き相馬の街やつばくらめ 田中臥石 末黒野 201009  
つばくらめ間口の広き絹問屋 西村雪園 風土 201101  
伸びらかな大樹の影やつばくらめ 岡部名保子 馬醉木 201106  
ものなべて影なき昼やつばくらめ 乙坂きみ子 末黒野 201106  
被災地の人々に来よつばくらめ 松岡水学 ぐろっけ 201106  
向かう岸見ゆる渡船やつばくらめ 黒滝志麻子 末黒野 201107  
らいてうの自由は青しつばくらめ 吉田政江 201107  
一番奥の家の子なりしつばくらめ 浜福惠 風土 201107  
放射線急旋回のつばくらめ 野口喜久子 ぐろっけ 201107  
大神に祈り届けよつばくらめ 山本とく江 万象 201107  
つばくらの巣作り塗師屋軒を貸す 定梶じょう あを 201107  
堂塔の空を自在につばくらめ 伊東和子 201108  
京都機町なれど音なしつばくらめ 和田絢子 春燈 201108  
電線に集ひ会議かつばくらめ 羽賀恭子 201108  
二番子をそだてつばくら能登を去る 丸山佳子 京鹿子 201108  
つばくらの反転艇庫の壁は白 村上すみ子 201108  
競漕の水脈へひらりとつばくらめ 今井妙子 雨月 201108  
つばくらや網代の糶場閑散と 菅野日出子 末黒野 201108  
ひとしきり騒ぐ子に餌つばくらめ 戸辺信重 春燈 201109  
安曇野の水田あかりやつばくらめ コ田千鶴子 花の翼 201111  
衣食足り住の土選るつばくらめ 布川直幸 201205  
友禅の杭を飛び交ふつばくらめ 松井佐枝子 万象選集 201205  
つばくらめ仁王の利足前にせる 佐藤喜孝 あを 201205  
すべり汲む柄杓の先をつばくらめ 井村和子 風花 201206  
つばくらめ夢をあづけるひとりの士 鈴鹿仁 京鹿子 201206  
つばくらめ縦横無尽に空を裂き 涌羅由美 ホトトギス 201207  
隠しても出る国訛つばくらめ 高村令子 風土 201207  
濁流を一気に越えぬつばくらめ 森清信子 末黒野 201207  
つばくらめ市電の先を抜けにけり 大崎紀夫 やぶれ傘 201207  
つばくらめ土喰つて虫喰つて水のんで 岩下芳子 201208  
つばくらや旅立つ子等に思ひ寄せ 西川春子 春燈 201208  
日帰りも旅のうちなりつばくらめ 山内洋光 201208  
茶屋街の髪結ひどころつばくらめ 南恵子 万象 201208  
軒の巣や到来待たるるつばくらめ 神田惣介 京鹿子 201209  
街騒に加はつてゆくつばくらめ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201211  
つばくらの空に溶けゆく迅さかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201303  
街騒に加はつてゆくつばくらめ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201303  
つばくらと衢の塵を同じうす 鳳蛮華 201304  
開拓の残りし一戸つばくらめ 佐山五稜 風土 201305  
戸袋を使ひたがりぬつばくらめ 甲州千草 201305  
初恋のふたりの間合ひつばくらめ 布川直幸 201305  
図星とは刃の如しつばくらめ 来海雅子 201306  
一人降り一人乗る駅つばくらめ 高村令子 風土 201310  
つばくらめ表通りに出てまぶし 柴田佐知子 201405  
橋くぐる遊びを雨のつばくらめ 南うみを 風土 201406  
つばくらめ影と一緒に宙返り 荒木澤子 201407  
暮れなづむ空は水色つばくらめ 楠原幹子 201407  
祭武者の先手を打ちてつばくらめ 丸尾和子 雨月 201407  
ひるがへるあそびをおぼえつばくらめ 渡部節郎 201407  
夕空のつばくら高く鵜は低く 原田しずえ 万象 201407  
つばくらの一閃走る大手門 宮平静子 雨月 201408  
つばくらめ去年の軒に帰り来る 吉成美代子 あを 201408  
堰下のしぶきの渦やつばくらめ 川鍋絹子 馬醉木 201408  
南溟のひかり抱きてつばくらめ 石川寿夫 ろんど 201408  
つばくらめコンテナ基地の空広し 井浦美佐子 201410  
木造の校舎離れぬつばくらめ 亀井紀子 201410  
つばくらめ二日見ぬ間に長旅へ 神田惣介 京鹿子 201411  
故郷へ我が無事告げてつばくらめ 王岩 あを 201503
消防署に高き天井つばくらめ 塩田杉郎 風土 201506  
つばくらめいろとりどりの野は映えて 長崎桂子 あを 201506  
鶴引けば帰ってきたるつばくらめ 高橋将夫 201507  
出払つてゐる車両基地つばくらめ 丑久保勲 やぶれ傘 201507  
軋み合ふ風の真竹やつばくらめ 黒滝志麻子 末黒野 201507  
つばくらめ市電の先を抜けにけり 大崎紀夫 虻の昼 201510  
旅衣脱がず巣作りつばくらめ 神田惣介 京鹿子 201510  
ひるがへる遠くの景色つばくらめ 稲畑汀子 ホトトギス 201603  
田に水を張りて迎ふるつばくらめ 大森道生 春燈 201605  
つばくらめ木場の水際を輝かす 山本喜朗 雨月 201607  
湖の眩しき朝のつばくらめ 福岡かがり 雨月 201607  
一瀑の視野をはみだすつばくらめ 田中臥石 末黒野 201608  
口一つの親業なりしつばくらめ 奥田筆子 京鹿子 201608  
つばくらめ古巣修理し卵抱く 神田惣介 京鹿子 201610  
つばくらめ菊の湯の空欲しいまま 原田しずえ 万象 201610  
直線のやうな曲線つばくらめ 小川能雄 ホトトギス 201611  
ジャンボ機を追ひ抜いて飛ぶつばくらめ 高橋将夫 201705  
ステルスの低空飛行つばくらめ 高橋将夫 201705  
湖風を自在に返しつばくらめ 藤森すみれ 201706  
街空を風切(かざぎり)返すつばくらめ 田中臥石 末黒野 201707  
特急にぶつかりさうなつばくらめ 吉村幸子 雨月 201707  
追つてゐる方はどちらのつばくらめ 高橋将夫 201707  
大揺れの森を巣立ちのつばくらめ 大坪景章 万象 201707  
夕さりの堰音高しつばくらめ 増田幸子 万象 201707  
つばくらに浅き軒貸す美容院 小田嶋野笛 末黒野 201708  
留守勝ちの交番守るやつばくらめ 小倉純 末黒野 201708  
つばくらめ黒き光の交叉せり 大石喜美子 雨月 201708  
つばくらめ水面の影の追ひつかず 涌羅由美 ホトトギス 201709  
漣のひとつは秋のつばくらめ 前田貴美子 万象 201712  
一瞬の光のつぶてつばくらめ 七田文子 201806  
小次郎も迷ふ数多のつばくらめ 七郎衛門吉保 あを 201806  
鋭角に飛ぶつばくらにあそばれり 七郎衛門吉保 あを 201806  
高層の玻璃の断崖つばくらめ 七田文子 201807  
まつすぐに物言ふ次男つばくらめ 佐久間尚子 馬醉木 201807  
蔵の町に蔵の銀行つばくらめ 青谷小枝 やぶれ傘 201807  
此の辺り田畑は続くつばくらめ 長崎桂子 あを 201807  
鯛焼屋の開店に列つばくらめ 小巻若菜 やぶれ傘 201808  
男山八幡宮のつばくらめ 山田夏子 雨月 201809 つばくらめ→ 1

 

2019年5月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。