時雨虹     93句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
関門に架けてもみたき時雨虹 中島真沙 円虹 199903  
時雨すぐ虹を架けたる海と岬 黒坂紫陽子 馬醉木 199912  
生駒嶺を踏みはづしてや時雨虹 吉村幸子 雨月 200003  
時雨虹心に栞る明るさよ 稲畑汀子 ホトトギス 200012

祝「あらうみ」

七百号

時雨虹思ひ出一つ重ねけり 稲畑汀子 ホトトギス 200012  
時雨虹光となりて立ち上る 稲畑汀子 ホトトギス 200012  
時雨虹突きぬけて行く祝ぎの座へ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200012

「あらうみ」

七百号祝句

追ひ越せばそこに祝ぎあり時雨虹 稲畑廣太郎 ホトトギス 200012  
時雨虹かかりしと告げ夕支度 岡田順子 円虹 200102  
月山を遥かに時雨虹立てり 田中子 円虹 200105  
ふり向けばしぐれ虹あり観世音 塩貝朱千 京鹿子 200201  
ビルの間を一瞬つなぎ時雨虹 白石峰子 円虹 200202  
時雨虹声にする間もなく消えし 白石峰子 円虹 200202  
菅浦へ時雨の虹を手向とす 三村純也 ホトトギス 200203  
母を恋ふときはは遠し時雨虹 高根照子 200302  
火の国の杉山跨ぐ時雨虹 安部義子 築港 200302  
揖斐川につくばふごとく時雨虹 品川鈴子 ぐろっけ 200302  
時雨虹越え来し山を低くせり 松本鷹根 京鹿子 200303  
伊吹嶺に片足かかる時雨虹 内藤順子 酸漿 200303  
宇治山は時雨るるらしく虹たちて 野川義宣 円虹 200304  
簗失せてしぐれ虹立つ最上川 岸のふ 馬醉木 200402  
天女来と湖に彩なす時雨虹 松村富子 200402  
幻の如く時雨の虹立てり 柳生千枝子 火星 200402  
時雨虹七色なさず赤と青 栗田稚津子 雨月 200402  
洛北へ夢を辿れば時雨虹 高木智 京鹿子 200402  
鬱の字の書けて鬱癒ゆ時雨虹 大塚まや 京鹿子 200403  
慶びを頒つ心に時雨虹 辻口静夫 ホトトギス 200404  
時雨虹倉吉市街ひと跨ぎ 河中透水 雨月 200502  
時雨虹青空までは伸びきれず 藤浦昭代 ホトトギス 200507  
虹かけて山峡渡る時雨かな 小松渓水 酸漿 200602  
しぐれ虹またしぐれ虹子生れむ 大畑善昭 200702  
時雨虹ふたたび立ちし窯場かな 武田巨子 春燈 200712  
合戦の陣形跨ぐしぐれ虹 能村研三 200801  
時雨虹山科過ぎてもう見えず 宮津昭彦 200802  
時雨虹真青な空に架かりけり 安部和子 雨月 200802  
時雨虹薄く繋がる海の端に 木内美保子 六花 200802  
外泊の自宅へ急ぐ時雨虹 高木智 京鹿子 200803  
東山に片脚かけて時雨虹 田所洋子 雨月 200803  
ふり向けば雲のくらさへ時雨虹 安原葉 ホトトギス 200805  
この空のどこか虹置く初時雨 稲畑汀子 ホトトギス 200811  
時雨虹旅の家路の華やぎに 稲畑汀子 ホトトギス 200811  
時雨虹全容見えぬこともよし 稲畑汀子 ホトトギス 200811  
運転の力ーブに捉へ時雨虹 稲畑汀子 ホトトギス 200811  
山肌へ彩こぼしゆく虹しぐれ 高村令子 風土 200811  
時雨虹立ちし比叡山や門跡寺 坂上香菜 200901 岩倉
ふるさとは兄嫁ひとり時雨虹 神蔵器 風土 200901  
水軍の島を踏まへて時雨虹 石本秋翠 馬醉木 200902  
かの辺り夫の生家やしぐれ虹 大石よし子 雨月 200902  
一列車遅れしことに時雨虹 安原葉 ホトトギス 200906  
時雨虹立ちし辺りを通過中 安原葉 ホトトギス 200906  
若狭富士の峰より消ゆるしぐれ虹 塩見育代 201002  
いで湯川合流しぐれ虹の橋 禰寝瓶史 京鹿子 201002  
若狭富士の峰より消ゆるしぐれ虹 塩見育代 201002  
いで湯川合流しぐれ虹の橋 禰寝瓶史 京鹿子 201002  
しぐれ虹高嶺の放つ鳶いくつ 日阪昌子 馬醉木 201012  
しぐれ虹くぐりて越の国に入る 豊田都峰 京鹿子 201012  
国境ひ越えて時雨の虹となる 柳生千枝子 火星 201012  
白山に真向ふ太き時雨虹 藤浦昭代 ホトトギス 201104  
片時雨去り行く大河虹懸けて 大西まりゑ 酸漿 201104  
一郷を跨ぎて太し時雨虹 高村令子 風土 201201  
山脈にかかり全きしぐれ虹 藤原照子 201202  
野送りの彼方に著き時雨虹 宮原悦子 雨月 201202  
近江路や又時雨又虹となり 松澤美惠子 201203  
医者舟に灘の真中のしぐれ虹 和田照海 京鹿子 201302  
茅渟海の大いさ知りて時雨虹 本城布沙女 雨月 201302  
いのち透くがに茅渟海時雨虹 本城布沙女 雨月 201302  
時雨去り二重虹立つ山の寺 坂根宏子 野山の道 201404  
時雨虹見て発ちし旅快晴に 安原葉 ホトトギス 201404  
時雨虹日本海は沖暗め 安原葉 ホトトギス 201404  
落葉松の秀にけぶりたる時雨虹 遠山風 馬醉木 201404  
句帳手に黄泉の橋辺のしぐれ虹 鈴鹿仁 京鹿子 201404

鎌田政利氏

追悼

大玻璃をスクリーンとし時雨虹 竹内悦子 璦別冊 201408  
つはものへ北上川の時雨虹 清水佑実子 201501  
傘傾げ仰ぐ比良には時雨虹 松本鷹根 京鹿子 201501  
橋上にしばし見詰むるしぐれ虹 小川玉泉 末黒野 201502  
しぐれ虹ふくふく育つ京野菜 塩貝朱千 京鹿子 201502  
追へば消ゆまぼろしの世にしぐれ虹 塩貝朱千 京鹿子 201503  
片時雨脚の短き虹の立ち 石井秀一 風土 201512 庄内平野
山頂に皇子の塚あり時雨虹 今井妙子 雨月 201702  
時雨虹くぐりて湖の定期船 中原吟子 雨月 201702  
時雨虹検査のあとの空まぶし 市ヶ谷洋子 馬醉木 201702  
うすうすと比叡より湖へ時雨虹 熊岡俊子 雨月 201703  
時雨虹告ぐ間もあらず湖に消ゆ 熊岡俊子 雨月 201703  
雲動き彩うすれゆく時雨虹 宮原悦子 雨月 201704  
大琵琶に偲ぶ誰彼時雨虹 千原叡子 ホトトギス 201705  
時雨虹消えし辺りを見逃さず 稲畑汀子 ホトトギス 201711  
あの辺り隠れ里あり時雨虹 稲畑汀子 ホトトギス 201711  
時雨虹見し目に湖の広さかな 稲畑汀子 ホトトギス 201711  
江ノ島に片脚かかる時雨虹 下嶽孝一 万象 201802  
出棺のあとの浦上しぐれ虹 荒井千佐代 201806  
時雨虹立ちしあたりが目的地 湯川雅 ホトトギス 201903  
君逝きぬ時雨に虹の彩残し 金森教子 雨月 201903  
恋ごころ宙へ抛ればしぐれ虹 塩貝朱千 京鹿子 201903  
山かけて淡海へかかる時雨虹 山田閏子 ホトトギス 201904  
時雨止む宮津の虹に傘たたみ 山田六甲 六花 201911  

 

2019年11月29日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。