名 月 3     24句

名月  明月 満月 月今宵 良夜 望月 小望月 雨月

作品
作者
掲載誌
掲載年月
名月に舟の吸はれてゆきにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 202109
名月の空たまはりし家居かな 稲畑汀子 ホトトギス 202110
名月や猫が思案の手を伸ばす 若泉真樹 202112
名月や竹林風を結びけり 林紀夫 春燈 202112
名月や翁微醺のだんちよね節 廖運藩 春燈 202112
名月や湖面の影のさゆらぎて 梅津まり子 末黒野 202112
名月を物干場より仰ぎけり 赤石梨花 風土 202112
名月を見てゐる心空白に 府川昭子 春燈 202201
名月や玉兎てふ銘菓手に 遠藤レイ 春燈 202201
名月や染まりて揺るる海の面 森清信子 末黒野 202201
名月や遠く住む子も見て居らむ 毛利直子 末黒野 202201
名月や退りゆきぬる星明り 湯川雅 ホトトギス 202202
名月や竹林風を結びけり 林紀夫 春燈 202212
名月や翁微醺のだんちよね節 廖運藩 春燈 202212
名月や雲間にのぞくサスペンス 秋川泉 あを 202211
名月や提灯を消し畦の道 秋川泉 あを 202211
雨上がり名月映す水溜まり 高橋宜治 やぶれ傘 202212
母屋へと名月を背に車椅子 日高みち子 やぶれ傘 202212
名月や己が影踏む杖の音 岡野里子 末黒野 202301
名月に濡るれば急かぬ家路かな 石黒興平 末黒野 202301
名月や十七音を夜もすがら 池乗恵美子 末黒野 202301
名月や屋根のクルスの影の濃き 宮元陽子 末黒野 202301
恭しく団子も盛るや芋名月 荒木加代子 京鹿子 202301
名月や今宵の酒のことのほか 高橋 均 やぶれ傘 202302
名月→ 1

 

2023年9月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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