春のくれ    14句

育たなくなれば大人ぞ春のくれ   池田澄子

暮春  晩春  春惜しむ  暮の春  惜春

春暮るる・春の果  春の暮  春のくれ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
胎蔵界めいて鯉寄る春のくれ 伊藤白潮 200306
我がと我が探してゐたり春のくれ 八田木枯 晩紅 200404
道は空につめよるごとし春のくれ 八田木枯 晩紅 200404
春のくれ我も近所の人ならむ 八田木枯 夜さり 200409
キューポラの街を通過す春のくれ 竹内弘子 あを 200604
添削は恋にさも似る春のくれ 伊藤白潮 200605
ハモニカに使はれぬ穴春のくれ 大島雄作 200606
ブツ切りの蛸に逢うたる春のくれ 小形さとる 200805
柿の木のあたり小暗し春のくれ 竹内弘子 あを 201006
遠き日の子をとろ子とろ春のくれ 藤田かもめ ぐろっけ 201106
眼蔭して鼬のよぎる春のくれ 竹内弘子 あを 201110
鯉の餌に亀の来てゐる春のくれ 南うみを 風土 201906
猫の尾っぽみたいにひとり春のくれ 野本明子 船団 202006
わが椅子の傾きやすき春のくれ 南うみを 風土 202106

2022年4月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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