春暮るる・春の果     32句

春暮るゝ花なき庭の落花かな   池内たけし   たけし句集

暮春  晩春  春惜しむ  暮の春  惜春

春暮るる・春の果  春の暮  春のくれ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
三十五年もののロッカー春暮るる
中原忽胡
船団
199909
脱皮せしほどの疲れや春の果
牛田修嗣
200107
猫が貌拭いて出直す春の果
利根川妙子
200108
夕菜の当てなきまゝに春暮るる
小田知人
ぐろっけ
200208
鹿おどし武蔵野の春暮れゆきぬ
佐藤洋子
帆船
200306
雪舟も佇ちし獅子崎(ししざき)春暮るる
石塚ゆみ子
遠嶺
200308
茶封筒すげなきものや春暮るる
能村研三
200405
糶魚に浴びす潮水春の果
辻恵美子
栴檀
200407
豊浜漁港
橋脚にしるき引潮春の果
伊藤白潮
200506
春暮るる毘沙門裏の廓址
石原光徳
酸漿
200507
春暮るる勤の道の焦土かな
瀧春一
常念
200606
ぱいなつぷるちよこれいとと春暮るる
佐藤喜孝
あを
200607
癒えつつも振りむく病春暮るる
細江久美子
春燈
200609
一雲を春の果てへと吹いてみる
遠藤和彦
遠嶺
200708
春暮るる姉三六角とうふ笛
宮崎左智子
200807
黄不動見る春暮何かをこらへゐて
橋本榮治
馬酔木
200905
砂時計に砂の音なく春暮るる
堀口希望
200906
友もみな病あれこれ春暮るる
西出俊子
酸漿
200907
外浜に鳥の足跡春暮るる
小林共代
風土
200911
白妙の領布ふる富士や春のはて 竹貫示虹 京鹿子 201005  
湯上りの鏡もの憂し春の果
西川春子
春燈
201108
婚の日に訃報のメール春の果 松井洋子 ぐろっけ 201208  
春の果お櫃捨つるに捨てきれず 鳳蛮華 201209  
春暮るるあえかに鶯神楽咲く 酒井秀郎 返り花 201211  
書き直す一行に春暮れにけり 坂口夫佐子 火星 201303  
雲もまた流離の憂ひ春の果 藤丸誠旨 春燈 201407  
団子虫も椿も掃きて春暮るる 浅井敦子 万象 201508  
春暮るる糸屋織屋に機の風 鈴鹿呂仁 京鹿子 201605  
黒髪の背のうしろ影春の果て 鈴鹿呂仁 京鹿子 201606  
きりぎしに触れほろほろと春の果 佐藤喜孝 あを 201607  
世界一の太陽瀬戸の春暮るる 田部井幸枝 201705  
間歇泉噴いて諏訪湖の春暮るる 藤丸誠旨 春燈 201707  

 

2018年5月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。