土用芽      47句

土用芽点々風に紅しや骨壷抱く    高島茂

土用のつく季語  土用  土用あい  土用鰻  土用灸  土用東風

土用凪  土用波  土用干  土用芽  土用餅  土用蜆  土用芝居

土用見舞  秋土用  寒土用

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
土用芽のはげます如き真くれなゐ
能村登四郎
199807
馬車馬の足掻き浴びたる土用の芽
浜口高子
火星
200010
土用芽の榊を振るや種牛に
白瀬露石
春耕
200010
土用芽や触れてもみたく赤ポスト
水谷契江
六花
200109
病抜けて土用芽の松整へる
富岡伸子
春耕
200109
窯神の灰撒かれあり土用の芽
延広禎一
200110
土用芽のあたり月光遊びをり
藤井みち子
200110
土用芽や畦に夜雨のしるき跡
穴澤光江
遠嶺
200111
土用芽のつんと二本の天を指す
金國久子
遠嶺
200111
いつものところに父の庭下駄土用の芽
荒井千佐代
系図
200203
代替り同士に絆土用の芽
能村研三
200209
土用芽をかざし楓が土用待つ
阿部ひろし
酸漿
200209
ピアノ弾く音の響きて土用芽や
柴田靖子
200210
土用芽のつんつん紅し恙無し
渕上千津
200310
ゆつくりと山の暮れゆく土用の芽
吉田島江
火星
200310
土用芽のぐんぐん育つ日照雨して
山田由利枝
雨月
200310
本尊は三寸三分土用の芽
齋藤宣子
帆船
200310
土用芽や酸素ボンベを取替へて
鈴木庸子
風土
200410
土用芽や茶髪に乗せしハンチング
堀義志郎
火星
200411
土用芽の濃淡のあり伊勢平野
長崎桂子
あを
200509
土用芽や道しろじろと溶けはじめ
中野京子
200510
土用芽や僧に得度の子が二人
長谷川春
200511
簪のごとく土用芽ありにけり
柿沼盟子
風土
200511
土用芽や怒りて己とり戻し
楠原幹子
白卓布
200602
久びさの日に土用芽の輝けり
長澤健子
酸漿
200609
木斛の赤き土用芽突つ立てり
大坪景章
万象
200611
千の風吹くくれなゐの土用芽に
神蔵器
風土
200709
山椒の土用芽をつむ庭夕ベ
伊藤一枝
酸漿
200710
土用芽に怠惰戒めらるるかな
森脇貞子
雨月
200711
土用芽を双手囲ひに運びけり
荒井和昭
200809
鉄条網繕うてある土用の芽
大山文子
火星
200810
道の辺の通草に赤き土用芽吹く
松崎鉄之介
200810
土用芽に柑橘の香の立つあはれ
安立公彦
春燈
200811
落葉松の土用芽溢れ風溢る
瀧春一
深林
200901
塩尻峠田川浦鉱泉
土用芽の出てカーテンの丸洗ひ
辻美奈子
200909
アカシアの土用芽花の咲くがあり
伊藤一枝
酸奬
201009
土用芽刈る垣の四角のにほひけり
山本耀子
火星
201010
土用芽の無骨に天を仰ぎけり
大文字孝一
春燈
201109
土用芽の赫と父の忌過ぎにけり
瀬戸悠
風土
201109
土用芽や今日始まりの眼鏡拭く
生田恵美子
風土
201110
門口に土用芽の噴く大欅
赤松郁代
万象
201111
土用芽の魔物の如く伸び廻り
古林田鶴子
ぐろっけ
201111
土用芽のからくれなゐに願ひけり 山尾玉藻 火星 201208  
土用芽や汚れの目立つガラス窓 石垣幸子 雨月 201311  
土用芽の行きも帰りも川に添ひ 杉浦典子 火星 201410  
藍蓼の土用芽育つ淡海かな 室伏みどり 雨月 201510  
土用芽やすり傷たえぬ嬰の膝 佐藤みち子 京鹿子 201601  

 

2016年8月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。