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芒 7   99句

死が見えて消えて芒の褪めゐたり   長谷部朝子  暖流

  枯薄  枯尾花    すすき  青芒

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
芒の穂手折れば絵になると言はれ 品川鈴子 ぐろっけ 200608  
芒穂を解き初めしとて活けらるる 稲畑汀子 ホトトギス 200609  
芒活けられしより皆席に着く 稲畑汀子 ホトトギス 200609  
高原のますほの芒より展け 稲畑汀子 ホトトギス 200609  
風占めて遊びはじめし芒原 稲畑汀子 ホトトギス 200609  
穂を解くや芒は風のものとなる 稲畑汀子 ホトトギス 200609  
全体を見る一本の芒より 稲畑汀子 ホトトギス 200609  
この辺は芒の負けてゐる大地 稲畑汀子 ホトトギス 200610  
壺の芒庭の芒と通ひ合ふ 稲畑汀子 ホトトギス 200610  
夕風を招く芒の穂に出でて 村越化石 200610  
伏兵のごとき雀よ芒原 浜福恵 風土 200610  
芒野のほんのかけらが公園に 林翔 200611  
月に見せ得ざりし芒飾り置く 林翔 200611  
白杖や今年芒にまだ触れず 村越化石 200611  
山姥の頭の揺るる芒原 あさなが捷 200611  
入るほどに不安が過る芒原 森理和 あを 200611  
裏富士の風の磨きし芒原 坂ようこ 200611  
芒みな伐り払はれて地鎮祭 泉田秋硯 200612  
芒佳し逆光なれば風あれば 浜田南風 200612  
穂の解けてうすくれなゐの芒原 伊藤宇太子 200612  
ほゝけんとしてあや芒なほいとし 稲畑汀子 ホトトギス 200612  
焦げ著き溶岩据わる芒原 黒坂紫陽子 馬醉木 200612  
通過駅なりしよ芒なびくのみ 林翔 200612  
しろがねの風を手折りぬ芒原 佐久間由子 200612  
手がかりは愛敬ぼくろ芒原 吉田明子 200612  
三角州いくさ場のいま芒原 松下八重美 200612  
花芒いつでも行ける隔たりに 宮津昭彦 200612  
天穹へよするささ波芒原 岩崎真理子 遠嶺 200612  
芒野に呑まれゆく人あかね雲 鈴木清子 遠嶺 200612  
地に植ゑし鷹の羽芒空めざす 半谷弘子 遠嶺 200612  
解き初むる穂芒の艶うひうひし 西村しげ子 雨月 200612  
芒の穂式部の筆のごと撓ふ 品川鈴子 ぐろっけ 200612  
幸せか不幸か芒揺れやまず 山田暢子 風土 200612 支笏湖にて
穂芒や湖上仄かに昼の月 松元末則 酸漿 200612  
芒原手折り一本持ち帰る 早崎泰江 あを 200612  
踏み人れてその果て知らず芒原 福間節子 200701  
稜線の鬣となる花芒 江草礼 春燈 200701  
花芒鐘撞堂の由来書 与川やよい 遠嶺 200701  
穂芒や曲りつ登るいろは坂 木暮剛平 万象 200701  
金の芒銀の芒と光りあふ 山田天 雨月 200701  
人を呑み人を吐き出す芒原 山田天 雨月 200701  
逆光で撮りし夕景芒の詩 丹生をだまき 京鹿子 200701  
址どこも風の穂芒関ケ原 高橋千美 京鹿子 200701  
穂芒をまぶしみて見る昼の酒 須原正三 200701  
嵩高に束ねし芒軽きかな 川越勢津子 200701  
しなやかに猫の屈伸花芒 片野光子 ぐろっけ 200701  
山影のひろがつてゆく芒原 外川玲子 風土 200701  
夕芒見ている吾も暮れており 貝森光洋 六花 200701  
暗転のざはざはとして芒原 服部早苗 200701  
芒野に意外な人と再会す 高倉恵美子 200701  
穂芒の黄金郷に一人坐す 泉田秋硯 200702  
カルストの夕日に金の花芒 中山勢都子 200702  
湖風の薙ぎて夕日の芒原 鈴木漱玉 馬醉木 200702  
芒の穂抜きたる悔いのやうなもの 岩岡中正 ホトトギス 200702  
風にかたちのあるごとく芒原 小澤純子 200702  
芒原抜くるに慌ててはならぬ 風間史子 200702  
歯科の椅子倒されてゆく芒かな 篠藤千佳子 200702  
天は穂に染まると曽爾の芒茶屋 山田美恵子 火星 200702  
一望のしぐれ芒となりにけり 黒田咲子 200702  
しろがねの芒と吾としばし無に 近藤きくえ 200702  
西域へ入り日のとどく芒原 武藤ともお 京鹿子 200702  
絮芒むかしがたりはまだできる 森茱明 京鹿子 200702  
芒原子が消え親が消えてゆく 武田貞子 ぐろっけ 200702  
芒野や昔栄華の廓跡 本間勇 酸漿 200702  
佗び寂びにほど遠く長け庭芒 山元志津香 八千草 200702  
芒穂に風の奏でる山の音 上林孝子 200702  
すんなりとわれも芒として吹かる 坂本敏子 京鹿子 200703  
花芒母の匂ひの畳紙 池崎るり子 六花 200704  
生きることに疲れたる日よ芒噛む 横山迪子 六花 200706  
あるなしの風に穂芒さやさやと 横山迪子 六花 200706  
同罪は言葉交はさず芒原 高野万里 200706  
一本の芒を肩に夕茜 山下青坡 200707  
あや芒青々として凛として 稲畑汀子 ホトトギス 200707  
活けられて思はぬ風を糸芒 長沼紫紅 200709  
ちぐはぐや芒の箸の野の昼餉 岡野ひろ子 200710  
芒穂に出でて日月進むなり 村越化石 200710  
芒風月より降りて来しと思ふ 山田六甲 六花 200710  
起き伏しに鵯越の芒活け 品川鈴子 ぐろっけ 200710  
雲払ふ仙石原の花芒 中村悦子 200711  
敦の句碑に取手の芒穂をあげて 本多遊方 春燈 200711  
嘆かんと来し芒野の風荒し 小澤克己 遠嶺 200711  
駐車場の端の芒のゆれどほし 松崎鉄之介 200711  
糸芒瀬音奏づる蛇籠の目 木上よし 200711  
あや芒だけは刈られずありしこと 稲畑汀子 ホトトギス 200712  
不覚にも迷ひ込んだる芒原 前田美恵子 200712  
しろがねとくろがねの風や芒原 岩月優美子 200712  
手造りの壺に風湧く芒かな 和田政子 200712  
般若苑跡かたもなし夕芒 荻原美保子 春燈 200712  
怒鳴つても治らぬ病糸芒 宮崎高根 200712  
芒野に入るとき外す腕時計 笠井敦子 200712  
芒絮吹きもう会へぬもう会はぬ 飛鳥由紀 200712  
芒描く鉛筆は2Bがよろし 上谷昌憲 200712  
忘れたきこと埋めにゆく芒原 栗原公子 200712  
胸もとに日向の匂ふ花芒 三好千衣子 200712  
芒野を来て浄身に月浴ぶる 小澤克己 遠嶺 200712  
白球.を打つ果てしなき芒野に 大橋晄 雨月 200712  
芒原葛原い行き大江山 萩谷幸子 雨月 200712  
名月を待ちて芒の穂となれり 池田いつ子 酸漿 200712  
芒穂に道なき道を風通り 野路斉子 200712 芒 8

2011年6月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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掲載年月順です。

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