4   100句

まん中を刈りてさみしき芒かな    永田耕衣

  枯薄  枯尾花    すすき  青芒

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
芒原行きて番と思ひけり 竹村悦子 銀化 200301  
芒野やドラム缶の湯たぎらせて 梅村達子 帆船 200301  
芒原その入り口ですれちがふ 木下野生 200301  
花芒句座広々と開け放し 武司琴子 ぐろっけ 200301  
芒道下校学徒の駆け抜ける 井上泰子 ぐろっけ 200301  
花芒大和の土に老いにけり 木野本加寿江 火星 200302  
ほろぶもの蔵して静か芒原 稲岡長 ホトトギス 200302  
嶺はるか祈りのやうに風芒 岩田育左右 遠嶺 200302  
芒原車灯一閃銀いろに 柳生千枝子 火星 200302  
芒原分けて大声しのび声 高橋道子 200302  
ずきんと心音真つすぐに入る芒原 伊藤希眸 京鹿子 200302  
翼もつ少女まもなく芒原 矢野千佳子 京鹿子 200302  
芒すすき往生岳まで立泳ぎ 笠間圭子 京鹿子 200302  
銀芒地球にもあるブラツクホール 森茉明 京鹿子 200302  
故郷塚の矢筈の芒穂に出でて 中島知恵子 雨月 200302  
野にありし姿のままに芒挿す 吉田眞弓 雨月 200302  
穂芒のこの庭園の良夜思ふ 池田倶子 雨月 200302  
穂芒の呆けし山の硫気噴く 金森教子 雨月 200302  
芒原人呑むたびに光りけり 比田誠子 百鳥 200302  
沖に波ほぐるるごとく芒散り 高橋房子 200302  
一と夜さの月の芒のほほけやう 今井千鶴子 ホトトギス 200302  
芒野に隠れた兄の掌のなか 河西志帆 京鹿子 200303  
高原の潤む半月芒濡れ 稲岡長 ホトトギス 200304  
目を閉ぢてゐても芒の中にをり 吉田龍 200307  
風吹いて芒フーガを奏でをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200308  
サーキツトにはや立髪の花芒 丸山佳子 京鹿子 200309  
芒活け一筋光る風のあり 稲畑汀子 ホトトギス 200310  
犬放ちたちまち風の芒原 水原春郎 馬醉木 200310  
こちらから声かけやうか花芒 山尾玉藻 火星 200310  
惜しむらく糸芒折れやすきかな 大橋敦子 雨月 200310  
ドナドナと言ふを歌ひて芒原 岡田万壽美 雲の峰 200310  
芒一本生け居ずまひを正すなり 村越化石 200310  
笹の音芒の風を消すところ 河野美奇 円虹 200310  
白髪を因幡芒と艶くらべ 品川鈴子 ぐろっけ 200310  
風を呼び風を送れり芒原 林敬子 酸漿 200311  
夕日影金波銀波の芒山 内山定子 築港 200311  
花芒蔓に絡まれ解けざる 庄野房女 築港 200311  
手に芒ありて四方の山近む 村越化石 200311  
もの言はぬ芒に寄りてもの言ふも 村越化石 200311  
芒原暮れて夜空へ雲放つ 村越化石 200311  
星の世の神話に浸る芒原 近藤敏子 200311  
穂芒を早々わかせ養老郡 豊田都峰 京鹿子 200311  
芒湧き輪中の積みし高さかな 豊田都峰 京鹿子 200311  
湖畔には芒が以合ふ高峰さん 本山卓日子 京鹿子 200311  
芒穂に万年前の火口とぞ 今井妙子 雨月 200311  
狐狸の尾を我にも給へ芒原 小野恵美子 馬醉木 200312  
芒野に住みて貧しき月の供花 斎藤節子 馬醉木 200312  
芒刈り終へて移植の心組み 稲畑汀子 ホトトギス 200312  
風来れば風の譜となる花芒 佐藤なか 遠嶺 200312  
海見ゆる丘にすつくと花芒 桜井葉子 遠嶺 200312  
信楽の壼にあふるる花芒 浅井美子 遠嶺 200312  
穂芒の白さきはまり母逝けり 小林優子 酸漿 200312  
花芒川がひとつになるところ 西山美枝子 酸漿 200312  
芒野や身を投じたき大うねり 谷口ゑみ 酸漿 200312  
平穏の一日の過ぎむ芒凪ぎ 小黒加支 酸漿 200312  
風やむや城址の芒西日中 渡辺幹雄 酸漿 200312  
花芒空澄む印西牧の原 松崎鉄之介 200312  
丈高き芒が原の迷ひ道 井上輝男 築港 200312  
穂芒の大風小風やりすごす 高橋澄子 200312  
花芒より合戦のはじまりぬ 吉田明子 200312  
ジパングへ芒なびいてゐたりけり 木村みかん 200312  
工房やますほの芒桶に挿し 岡淑子 雨月 200312  
芒野に佇ち銀色の海かとも 阪口美枝子 雨月 200312  
珠姫の寺や小風に花芒 水上秀一 雲の峰 200312  
はぐれごころにて深入りす芒原 林裕子 風土 200312  
山芒風を束ねるやうに刈る 田中清之 百鳥 200312  
芒野に野馬追ひ終へし馬遊ぶ 泰江安仁 百鳥 200312  
交番に芒の活けてありにけり 三遊亭金遊 百鳥 200312  
花芒手向けてありし観世音 水田清子 200312  
うら若き芒に湖の照つよし 鹿野佳子 200312  
遠ざかる電車芒に呑まれたる 苑実耶 200312  
芒のみ挿されてゐたる闇夜かな 秋千晴 200312  
やはらかに伸びて冷たき芒なり あさなが捷 200312  
錆びつきし廃線の跡花芒 石積知恵子 ぐろっけ 200312  
胸分けて芒ヶ原の孤独かな 小松誠一 200401  
人動きをり芒野の端のはう 木下野生 200401  
穂芒や酢の香はぐくむ壺畑 水原春郎 馬醉木 200401 坂元醸造
月出でて風を離しぬ花芒 長谷英夫 馬醉木 200401  
わが眠り童女が覚ます芒かな 井上信子 200401  
のびちぢむ芒の影や小名木川 本山卓日子 京鹿子 200401  
呆け芒遊行す火星へ風連れて 吉田多美 京鹿子 200401  
穂芒に湖の没日の濃かりけり 大堀鶴侶 雨月 200401  
能面の女が月の芒売る 山陰石楠 200401  
花芒犬の首輪の万歩計 菊地嘉江 帆船 200401  
来し方も行方もはるか芒中 村越化石 200401  
塩の道芒靡けり風の道 大川嘉智香 築港 200401  
穂芒の靡いて風を離さざる 加藤弘一 築港 200401  
穂芒の風無きときも揺れどほし 金森恭子 築港 200401  
前方を過ぐるものあり芒道 柄田喜美枝 築港 200401  
獣めく風の動きや芒原 浅田光蛙 対岸 200401  
遠くより声を夕日の芒かな 大曽根育代 遠嶺 200401  
追憶の炎は白き花芒 三沢蘭 遠嶺 200401  
芒野の海あえかなる大落暉 三沢蘭 遠嶺 200401  
熔岩を行く男の影や花芒 九万田一海 河鹿 200401  
体ごと投げ出して行く芒原 鈴木多枝子 あを 200401  
水門の影ある水の芒かな 服部満 草の花 200401  
なべ鶴の飛翔を追ふも芒原 川口幾 草の花 200401  
畑道のよき風の来る芒かな 清水敏子 草の花 200401  
晩照に黄金のうねり芒原 木野裕美 ぐろっけ 200401  
磨崖佛穂芒ひかる当尾路 小林成子 200402 芒 5→

 

2019年10月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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