11    100句

  枯薄  枯尾花    すすき  青芒

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
濤声へ寺門ひらかれ鬼芒 井上信子 201201  
竹筒の芒の傾き風生まる 荒木甫 201201  
花芒ローカル線を見送りぬ 池田光子 201201  
芒原風の行方を見つけたり 松尾芳子 万象 201201  
穂芒の光の波や石仏 秋場貞枝 春燈 201201  
ゆつくりと振り向く牛や花芒 高倉和子 201201  
穂芒に撫でられながら下山する 秋千晴 201201  
緑おびひかりて揺るる花芒 本郷宗祥 かさね 201201  
芒原引き返さねば出口なし 田村すゝむ 風土 201201  
二千戸の仙石原や花芒 下山田美江 風土 201201  
芒原しづかに刻のほどけゆく 池田光子 風土 201201  
高原の風の切れ味白芒 高村令子 風土 201201  
花芒誓子の迎へ受くるさま 野口喜久子 ぐろっけ 201201  
芒原うねるは風の大蛇(おろち)かな 久染康子 201201  
風芒日ざしを磨きゐるやうな 田所節子 201201  
彼の世にもつぎの風くるまで芒 吉弘恭子 あを 201201  
風の尾根風の谷なる芒原 今橋眞理子 ホトトギス 201202  
芒野に影もきらめくものとなる 今橋眞理子 ホトトギス 201202  
それよりは獣道なる芒原 今橋眞理子 ホトトギス 201202  
萌ゆる色見えぬ末黒の芒かな 稻畑汀子 ホトトギス 201202  
自らの揺れ愉しみて冬芒 小田司 馬醉木 201202  
吾を呼ぶや銀の風湧く芒原 近藤きくえ 201202  
風あらば草書となりぬ冬芒 宮川みね子 風土 201202  
たよるとはたよらるゝとは芒かな 久保田万太郎 春燈 201202 「春燈」昭和三十二年
曽爾の芒百万本の極みなり 水野範子 ぐろっけ 201202  
函嶺の日はあまねくも芒原 松本三千夫 末黒野 201202  
濡れ色の残る穂芒子規の庭 岡井マスミ 末黒野 201202  
峰かけて光流るる花芒 水田むつみ ホトトギス 201203  
帰化花の芒と共存地を照らす 池田光子 201203  
仙石原吾も芒の波となる 松木清川 ぐろっけ 201203  
飼主のマナーに愕く寒芒 水野範子 ぐろっけ 201203  
穂芒や風の磨ける露坐地蔵 岡野里子 末黒野 201204  
芒々と連れ去る月日除夜の鐘 金田けいし ろんど 201204  
なひまぜの喜懼は末黒の芒にも 徳田千鶴子 馬醉木 201206  
隠れたきものに優しき芒かな 入江節子 万華鏡 201206  
花芒雀群れゐし炭子村 山形悦子 万象 201207  
どこまでも靡く芒の阿蘇の景 稲畑汀子 ホトトギス 201209  
見し景の阿蘇の芒に或る回顧 稲畑汀子 ホトトギス 201209  
萩芒風雨の中に吹き荒るる 稲畑汀子 ホトトギス 201209  
六甲の萩芒とて供華に剪る 稲畑汀子 ホトトギス 201209  
芒穂をほどきたるより風のもの 稲畑汀子 ホトトギス 201210  
花芒挿せしに紫となる速し 大橋敦子 雨月 201210 七月二十二日桐畑長雄氏逝去弔句
大富士の裾野ひと色芒の穂 水原春郎 馬醉木 201211  
芒野に深く入りて浮遊せり 水野恒彦 201211  
芒が原思い思いの風捕う 久保東海司 201211  
穂芒が触れて太平洋眩し 遠藤真砂明 201211  
抜け道も近道も無し芒原 東良子 201211  
薄情な風につかまりたる芒 山田六甲 六花 201211  
陵の芒にまぶた切られけり 山田六甲 六花 201211  
たをやかなな風も手折りて初芒 大内幸子 六花 201211  
穂芒に招かれ穂芒に見送られ 木村茂登子 あを 201211  
花芒撥ねあげてゆく小海線 城戸緑 末黒野 201211  
芒野を恋へばわが息風となり 長山あや ホトトギス 201212  
しろがねの波立つてきし芒原 五領田幸子 馬醉木 201212  
分け入りし我も乱るる芒原 久布白文子 馬醉木 201212  
二歩で越す社家の土橋の芒かな 南うみを 風土 201212 上賀茂にて
花芒とて馬車の馬高原去る 折橋綾子 201212  
一斉にひかりの騒ぐ芒原 笠井敦子 201212  
何もかも隠す芒の中の路 宮崎きみ枝 201212  
穂芒やむしろ遠さに馴染みけり 豊田都峰 京鹿子 201212  
そのなかにひつそりとある芒の穂 野澤あき 火星 201212  
燦としてホテルの花舗の花芒 西村裕子 火星 201212  
来いといひ来るなともいふ芒かな 山田六甲 六花 201212  
賑やかや芒の叩く風の音 市川伊團次 六花 201212  
たおやかな風も手折りて初芒 大内幸子 六花 201212  
一面る芒野阿蘇は動かざる あさなが捷 201212  
穂芒や野にひとすぢの風の道 佐用圭子 201301  
宮跡は芒の覆ふ原となり 笠井清佑 201301  
賑ひてゲートボールや冬芒 川崎利子 201301  
谷津に立ち谷津のにほひの花芒 齋藤厚子 201301  
富士へ靡く芒は白き風となり岡田貞峰 コ田千鶴子 馬醉木 201301  
穂芒の風波爆ずる幾起伏 コ田千鶴子 馬醉木 201301  
力抜く術覚えたり芒原 川村清子 馬醉木 201301  
ひとり帰りひとりは残る芒原 水野恒彦 201301  
曇り日の芒の中の道標 竹内悦子 201301  
波打つて蒼天に入る芒原 岩下芳子 201301  
てのひらに一筋の血芒折る 有松洋子 201301  
芒野は風の迷路といふ処 熊川暁子 201301  
穂芒や風に重たき福音書 犬塚李里子 201301  
芒原修羅道をゆく漢かな 中田禎子 201301  
トンネルを抜けても芒ばかりなり 仁平則子 201301  
芒原明日になれば消えさうな 安居正浩 201301  
あらがはず流れず風の花芒 樋口英子 201301  
穂芒の風となりたる大観峰 永岡享子 京鹿子 201301  
胸うちに修羅のありけり芒原 日下部亞こ ろんど 201301  
風の声聞かむと風の芒原 村田岳洋 ろんど 201301  
芒穂へ分け入る意識してのこと 柳本渓光 ろんど 201301  
河馬の池干上がつてをり花芒 杉浦典子 火星 201301  
奈良町に仏芒の色いろいろ 堀志皋 火星 201301  
かはたれの鉄路にそよぐ芒あり 向江醇子 ぐろっけ 201301  
穂芒やひと駅続く基地の塀 内田梢 末黒野 201301  
寝転べば空の垂れ来る芒かな 藤生不二男 六花 201301  
芒原白き一本目立ちけり 出口誠 六花 201301  
穂芒や歴代総長侠客碑 古川夏子 201301  
釣り師ゆく芒よけるに攩網つかひ きくちきみえ やぶれ傘 201301  
抜きん出て末黒の芒なりしかな 稲畑汀子 ホトトギス 201302  
ゆきゆきて芒と富士の大井川 間島あきら 風土 201302  
芒長け山家暮しの昼下り 柴田朱美 京鹿子 201302  
芒原こんど曲れば海消ゆる 柴田朱美 京鹿子 201302  
あるやうでない一線や芒原 柴田朱美 京鹿子 201302 芒→ 12

2014年10月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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