雲の峰 11     192句

二里来ても我にかぶさる雲の峰   成美

夏雲  夏の雲  峰雲  入道雲  積乱雲  雷雲

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
城山に掛からむばかり雲の峰 安部和子 雨月 201508  
山崩し続くダンプや雲の峰 須賀敏子 あを 201508  
雲の峰芯のあたりは固からむ 八木健 八木健俳句集 201509  
友思ふ念ひむくむく雲の峰 塩千恵子 201509  
雲の峰いまがらんどうの座禅堂 上原重一 201509  
計るたび縮む身長.雲の峰 林昭太郎 201509  
茅葺の家明け放ち雲の峰 奥野初枝 万象 201509  
ハードルを越えくる少女雲の峰 平野みち代 201509  
街なかのセメントサイロ雲の峰 定梶じょう あを 201509  
雲の峰雲突き抜けてをりにけり 湯川雅 ホトトギス 201510  
雲の峰今日より舵を任せけり 渡部恭子 馬醉木 201510  
真つ直ぐな旧街道や雲の峰 田賀楳恵 万象 201510  
雲の峰風の運びし水の音 遠山のり子 201510  
水筒のさいご逆さに雲の峯 原友子 201510  
消防署にホース干しある雲の峰 秋山信行 やぶれ傘 201510  
鉛筆の四角六角雲の峰 有賀昌子 やぶれ傘 201510 デルフト焼き=オランダの陶器
店頭にブリキの玩具雲の峰 中村洋子 風土 201510  
命綱付けて枝打つ雲の峰 鈴木庸子 風土 201510  
開け放つ伽藍人なし雲の峰 落合絹代 風土 201510  
雲の峰キリンは園の見張り番 鈴鹿呂仁 京鹿子 201510  
雲の峰空き家ふえゆく坂の町 岸上道也 京鹿子 201510  
潮どきは己のみ知る雲の峰 渕上千津 201510  
遠的の白く光るや雲の峰 石崎和夫 201510  
卒業と言うて職退く雲の峰 大矢恒彦 201510  
豊満な土偶なりけり雲の峰 橋本順子 201510  
高原の牧の起伏や雲の峯 大橋伊佐子 末黒野 201510  
雲の峰移る夕日に華やぎぬ 飛田典子 末黒野 201510  
落石の元は羚羊雲の峰 甕秀麿 201510  
落石の元は羚羊雲の峰 甕秀麿 201510  
六甲山の低く見ゆる日雲の峰 阪上多恵子 雨月 201510  
雲の峰夕日に染まりつゝ崩れ 武生喜玖乃 雨月 201510  
北窓に盛上り立つ雲の峰 長崎桂子 あを 201510  
雲の峰静かに息を溜めてをり 近藤牧男 春燈 201510  
雲の峰仰ぐ戦災七十年 深川敏子 春燈 201510  
鎮魂の鐘なりやまぬ雲の峰 村上倫子 201510  
もてあます雲形定規雲の峰 飯田ひでを 201510  
高らかに選手宣誓雲の峰 深川敏子 春燈 201511  
海峡を抜けて面舵雲の峰 和田照海 京鹿子 201511  
気塞ぎや光芒放つ雲の峰 中島悠美子 京鹿子 201511  
パステルの音楽堂や雲の峰 中嶋陽子 風土 201511  
二座三座横にも伸びて雲の峰 上辻蒼人 風土 201511  
一歩引くそれからダッシュ雲の峰 久保夢女 201511  
船戻る背に重たげな雲の峰 石谷淳子 雨月 201511  
カーブせし列車の向かう雲の峰 竹内タカミ 201511  
雲の峰海に真向かふ大鳥居 竹内タカミ 201511  
夕暮れの都心の方に雲の峰 小山陽子 やぶれ傘 201512  
雲の峰掲げ横たふ阿蘇寝釈迦 矢野百合子 201512  
雲の峰赤チン塗りし膝小僧 田岡千章 201512  
子午線の古りし標柱雲の峰 石川叔子 201512  
雲の峰懸垂の足地を離る 深川淑枝 201512  
樹の下の街燈がつく雲の峰 佐藤喜孝 あを 201512  
雲の峰真白き産着干されゐて 畑佳与 京鹿子 201601  
落石の元は羚羊雲の峰 甕秀麿 201602  
去年よりも草臥れますの雲の峰 池田澄子 201602  
震源は遠しと思ふ雲の峰 池田友之 夏雲 201603  
瀬のたびに水躍りけり雲の峰 深川淑枝 201605  
雲の峰抜けゆく空の旅路あり 稲畑汀子 ホトトギス 201607  
遠き旅近き旅路や雲の峰 稲畑汀子 ホトトギス 201607  
雲の峰病院めぐる福祉バス 野畑さゆり 201607  
寄り添ひし日々は短し雲の峰 亀井紀子 201607  
発電の白き風車や雲の峰 佐藤惠子 風土 201608  
雲の峰ブルーの空にふはふはと 水谷直子 京鹿子 201608  
稜線を掴みて顕ちぬ雲の峰 内山照久 201608  
応援歌ひびく葬送雲の峰 町山公孝 201608  
浄土への道はいづこや雲の峰 久保久子 春燈 201609  
二次会の席まで歩く雲の峰 鈴木石花 風土 201609  
発掘の土器に番号雲の峰 林昭太郎 201609  
少年の未来は無限雲の峰 木村美翠 201609  
雲の峰夕日の描く明と暗 川崎良平 雨月 201609  
裸の子雲の峰まで逆上り 平野多聞 201609  
雲の峰息子は航空自衛隊 平野多聞 201609  
位置変へぬ宿題帳ぞ雲の峰 井上石動 あを 201609  
食堂は漁港の端に雲の峰 根橋宏次 やぶれ傘 201609  
わが歩幅まだ確かなり雲の峰 黒滝志麻子 末黒野 201610  
雲の峰園の高きに塔聳ゆ 神谷さうび 末黒野 201610  
雲の峰少年はもう振り向かず 横田敬子 201610  
雲の峰太古へ話さかのぼり 遠山のり子 201610  
荒神(あらがみ)や天突き破る雲の峰 有松洋子 201610  
雲の峰光を固め高さ増す 有松洋子 201610  
アドリア海の日差し眩しき雲の峰 中村洋子 風土 201610  
雲の峰アンデルセンの低き家 遠藤逍遙子 風土 201610  
雲の峰右に左に崩れけり 森屋慶基 風土 201610  
瀬戸小島人住むかぎり雲の峰 亀井福恵 京鹿子 201610  
雲の峰あらかた崩れ晩夏たり 大橋晄 雨月 201610  
渋民は啄木の郷雲の峰 栗山恵子 雨月 201610  
雲の峰子規の横顔にも見えて 片山喜久子 雨月 201610  
岩肌の聳つ山の雲の峰 笹倉さえみ 雨月 201610  
行くと決め踏み出す一歩雲の峰 笹倉さえみ 雨月 201610  
少年の倒立真すぐ雲の峰 辻田玲子 雨月 201610  
柳田の踏みし遠野の雲の峰 福岡かがり 雨月 201610  
靴紐を結ふに十法雲の峰 高橋道子 201610  
雲の峰抜けむ前傾ペダル漕ぐ 岡田桃子 201611  
雲の峰小手をかざして初登頂 久保夢女 201611  
黒松の岬より出づる雲の峰 小林輝子 風土 201611  
変声期の応援に湧く雲の峰 田部井幸枝 201611  
戦中の話や雲の峰遠く 廣瀬雅男 やぶれ傘 201611  
崩るるも立つも束の間雲の峰 安斎久英 末黒野 201611  
人は何故都を目差す雲の峰 千田百里 201612  
嬰の眼の一直線や雲の峰 菊地光子 201612  
渾身といふ眩しさや雲の峰 本多俊子 201612  
雲の峰背後窺ふ雲の峰 湯川雅 ホトトギス 201612  
審判の手のぐるぐると雲の峰 久世孝雄 やぶれ傘 201612  
雲の峰出発ゲートのガラス越し 松本善一 やぶれ傘 201612  
ネクタイのスメラノミコト雲の峰 佐藤喜孝 あを 201610  
黙祷を済ませ句会へ雲の峰 須賀敏子 あを 201610  
彩雲の帯を締めたる雲の峰 赤座典子 あを 201610  
白と黒押し合ひ圧し合ひ雲の峰 七郎衛門吉保 あを 201610  
牛の舌鼻にとどけり雲の峰 中田みなみ 桜鯛 201701  
結界のやうな吊橋雲の峰 永淵惠子 201612  
晩学の道遥かなり雲の峰 日高孝 201612  
天辺に天辺産まる雲の峰 峰崎成規 201701  
雲の峰ここを左とナビが言う 赤坂恒子 船団 201702  
辛抱は心棒であり雲の峰 高橋将夫 蜷の道 201703  
雲の峰つつ切る機上アナウンス 稲畑汀子 ホトトギス 201707  
崩れんとしてなほ雲の峰なりし 稲畑汀子 ホトトギス 201707  
雲の峰抜けて着陸態勢に 稲畑汀子 ホトトギス 201707  
なほ伸びて行く勢ひ見せ雲の峰 稲畑汀子 ホトトギス 201707  
雲の峰古紙てふ時の厚き束 田所節子 201708  
青空に吸ひ上げられし雲の峰 稲畑廣太郎 ホトトギス 201708  
雲の峰父に慟哭一度きり 浅田光代 風土 201708  
主義主張なく盛り上がる雲の峰 柳川晋 201708  
抽んづるものよりくづれ雲の峰 鎌田八重子 馬醉木 201708  
忘れてる鶴の折り方雲の峰 山田くみこ 201709  
雲の峰湧立ついづもおほやしろ 山田六甲 六花 201709  
ひと筋の道に標や雲の峰 藤田美耶子 201709  
文字淡き龍太の句碑や雲の峰 中嶋陽子 風土 201709  
雲の峰普段あけたりしない窓 菊地光子 201709  
思ひ切り開く蛇口や雲の峰 丹羽啓子 馬醉木 201709  
グラウンドの子らの未来や雲の峰 小野弘正 末黒野 201709  
緒を固く締むる武者像雲の峰 太田良一 末黒野 201709  
声高く唄へば青春雲の峰 嶋本博司 201710  
薬師寺の塔を見下し雲の峰 嶋本博司 201710  
雲の峰渚に拾ふ貝一つ 持田信子 春燈 201709  
焼岳の雲の峰より師の訃報 門伝史会 風土 201710 突然のご逝去
未だ子に従ふ気無し雲の峰 鈴木石花 風土 201710  
風去つて紺の美ら海雲の峰 田村すゝむ 風土 201710  
「爆発だ」太郎の拳雲の峰 津川かほる 風土 201710  
韋駄天にかけのぼりたし雲の峰 川田好子 風土 201710  
クリスタルビルは姿見雲の峰 藤田美耶子 201710  
乱れゐる地球の鼓動雲の峰 江草礼 春燈 201710  
雲の峰スカイツリーと競ひ合ふ 山口地翠 春燈 201710  
雲の峰形さまざま伊豆の空 山口地翠 春燈 201710  
八方に雲の峰立つ甲斐の国 山田春生 万象 201710  
端正に天王山の雲の峰 谷村祐治 雨月 201710  
雲の峰ぐんぐん伸びるその勢ひ 久保晴子 雨月 201710  
夕日受け峰雲の峰煌めきて 片岡良子 雨月 201710  
力瘤また一つ増え雲の峰 松本三千夫 末黒野 201710  
マンションの壁よりぬつと雲の峰 安斎久英 末黒野 201710  
岩峰を攀ぢる黒点雲の峰 石崎和夫 201711  
雌雄決すべしわたつみの雲の峰 松本三千夫 末黒野 201711  
ハーレーに跨る乙女雲の峰 森清信子 末黒野 201711  
一穢なき海の白帆や雲の峰 岡野里子 末黒野 201711  
多摩川の青き輝き雲の峰 加藤静江 末黒野 201711  
沖を行く巨船のかなた雲の峰 橋場美篶 末黒野 201711  
サーブ打つ黄色き声や雲の峰 大塚かずよ 末黒野 201711  
雲の峰主峰に迫る第二峰 密門令子 雨月 201711  
天辺に放てるこころ雲の峰 平沢恵子 春燈 201712  
雲の峰シュシュッと放つ散水機 菊池洋子 やぶれ傘 201710  
どことなく母の面影雲の峰 石塚清文 やぶれ傘 201710  
ゆつくりと振り向く牛や雲の峰 高倉和子 201801  
雲の峰ビル街包み込む早さ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201806  
大いなる明日生る予感雲の峰 内山照久 201809  
勝敗は零に始まる雲の峰 大矢恒彦 201809  
天橋の白砂青松雲の峰 石谷淳子 雨月 201809  
本殿は住吉造雲の峰 城戸ひろみ 雨月 201809  
雲の峰より一の滝二の滝へ 長谷英夫 馬醉木 201809  
吊橋を渡れぬ齢雲の峰 貞吉直子 馬醉木 201809  
雲の峰藍より青き湖の膚 塩貝朱千 京鹿子 201809  
富士五湖の真上湧き立つ雲の峰 藤岡紫水 京鹿子 201809  
渾身のフルスイングや雲の峰 鷺山珀眉 京鹿子 201809  
荒くれの牛より立ちし雲の峰 柴田佐知子 201809  
ごま団子ひとつ残して雲の峰 おーたえつこ 201809  
相撲部が四股ふんでゐる雲の峰 定梶じょう あを 201809  
反撃へ水飲み干せり雲の峰 村上葉子 201810  
雲の峰山の吐く息積み上げて 櫛橋直子 雨月 201810  
畳なはる青垣山や雲の峰 西千代恵 雨月 201810  
校庭に砂ぼこり立つ雲の峰 竹内文夫 六花 201810  
高原の馬柵どこまでも雲の峰 落合絹代 風土 201810  
雲の峰駅長切符きりにけり 松橋利雄 春燈 201810  
延々と椰子の畑や雲の峰 岡野里子 末黒野 201810  
さまざまに形を連ね雲の峰 小池みな 末黒野 201810  
溌剌と百才の日々雲の峰 大日向幸江 あを 201810  
奮起せよ朝一湧いて雲の峰 定梶じょう あを 201810  
磨かれし神馬を裾に雲の峰 石橋幾代 201811  
名水のはらに沁み入る雲の峰 林徹也 201812  
手が止まる微分積分雲の峰 小林朱夏 201812  
忘れざるかの放課後の雲の峰 田辺博充 201901  
クレーン車の突き上げてゐる雲の峰 秋千晴 201902  
足場組む音の響きや雲の峰 滋野暁 末黒野 201904  
超えられぬ試練は無しと雲の峰 渡部恭子 201904  
雲の峰侵蝕谷は蛇行せり 橋添やよひ 風土 201906  
使はなくなりし薬缶や雲の峰 栗山よし子 馬醉木 201908  
雲の峰越えて塞翁が馬きたる 高橋将夫 201908  
園出でてビルの谷間の雲の峰 片桐紀美子 風土 201908 雲の峰→ 1

 

2019年8月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。