入道雲  99句

筋肉のぐつと張りだし入道雲    高島茂

夏雲  夏の雲  峰雲  入道雲  積乱雲  雷雲

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
入道雲四畳半の窓飾る 黒田さつき 船団 199812  
入道雲海と溶けあいさようなら 甲田夏湖 船団 199812  
入道雲シロップかけて食べたいな 黒田まち子 ぐろっけ 199812  
ぼんぼんがホップスナップ入道雲 朝倉晴美 船団 199902  
鉄骨林立入道雲に目鼻立ち 竹部千代 199911  
甲子園入道雲も闘へり 鶴目鯛遊子 六花 199912  
入道雲浅間噴煙競い立つ 長谷川登美 ぐろっけ 199912  
稜線の入道雲を連れ回す 尾上有紀子 わがまま 200002  
入道雲とジャズを日付けに何もせず 三宅やよい 玩具帳 200004  
入道雲頭の空をいっぱいに 熊谷みどり いろり 200008  
高低に人棲む不思議入道雲 宇都宮滴水 京鹿子 200009  
人生は入道雲の如きもの 茂木とみ いろり 200109  
入道雲支へ送電線弛む 川崎静園 風土 200110  
昼月に入道雲の動かざる 市場基巳 200111  
近つ淡海入道雲の撫で肩に 杉山瑞恵 雨月 200112  
黒潮の沖に四股ふむ入道雲 関口ゆき あを 200209  
入道雲立ち塞ぐかに道真直ぐ 松尾緑富 ホトトギス 200210  
入道雲相模の海に出でにけり 小林光美 春耕 200210  
屋上のクレーンを越ゆ入道雲 松本米子 あを 200210  
「受胎告知」フラアンジェリコと入道雲 瀬川公馨 200211  
入道雲へ続く階段登りけり 陶山泰子 ぐろっけ 200211  
天上の入道雲は甘いはず 瀬下るか 200311  
のしかかる入道雲や本四橋 田中敬 200402  
沖に入道雲燈台に波寄せる 栢森定男 風よ 200407  
入道雲未完の大器とぞ呼ばむ あさなが捷 200408  
大漁旗入道雲に押されくる 左々法子 百鳥 200409  
馬の食さかん入道雲育つ 門脇なづな 対岸 200409  
入道雲偉さうと子の指させる 鎌田つた枝 築港 200409  
白光す予土の境の入道雲 星加克己 ぐろっけ 200409  
肝癌の疑ひ解けし入道雲 鈴木石花 風土 200410  
入道雲海へ行くバスたて続け 丸美砂子 ぐろっけ 200410  
蝉声に煽られて湧く入道雲 中上照代 火星 200411  
入道雲つかめば掴めさうにある 内藤ゑつ ゑつ 200411  
手長猿入道雲を引き寄する 三上程子 春燈 200508  
入道雲軍艦島を鷲掴み 増田菖波 春燈 200609  
入道雲を肩ぐるまして主峰聳つ 久染康子 200610  
寝て三日入道雲に日の残り 鈴木とおる 風土 200610  
浅間噴煙入道雲にかくれけり 川上なみ子 200611  
大阿蘇を踏まへ入道雲聳てり 大橋麻沙子 雨月 200612  
大気圏入道雲の産まれたて 森田子月 ぐろっけ 200702  
少年や草木虫魚入道雲 深澤鱶 火星 200710  
真っ白な入道雲に潜りたい 大空純子 ぐろっけ 200711  
葬送の入道雲は兄の顔 羽生きよみ ぐろっけ 200711  
入道雲にゅうどうにへそくり持つて行かれけり 瀬川公馨 200711  
墓地に来て入道雲の猛々し 大橋晄 雨月 200711  
入道雲時機到来と立ち上がる 大橋晄 雨月 200810  
入道雲電力風車十三基 森理和 あを 200810  
一湾を睥睨入道雲立てり 佐藤史づ代 雨月 200811  
曲り来る鼓笛の響き入道雲 川口襄 遠嶺 200812  
自信とは入道雲のごときもの 高橋将夫 真髄 200907  
入道雲漁船の帰りをかもめ追ふ 遠藤実 あを 200908  
献立は手抜きとなりぬ入道雲 遠藤実 あを 200908  
リハビリの窓に迫れる入道雲 藏本博美 ぐろっけ 200909  
入道雲足跡におく足の影 加藤みき 200910  
入道雲第一号は東山 大橋晄 雨月 200910  
阿夫利嶺の入道雲のはや崩る 斉藤敬子 万象 200912  
むつくりと坊主頭の入道雲 滝沢伊代次 万象 201007  
叡山の空に入道雲お成り 安本恵子 201009  
ビル百窓入道雲の見事なる 松田とよ子 201010  
入道雲筋書きありて雷鳴す 久津見風牛 201010  
入道雲文句くだくだ聞きながす 中山純子 万象 201010  
迷ひつつ入道雲になりきれず 栗栖恵通子 201011  
生れたての入道雲の白さかな 大地真理 201011  
入道雲平家を名告り崩れけり 小堀寛 京鹿子 201011  
ダニューブに入道雲の立ちにけり 松村光典 やぶれ傘 201108  
天然のセシウムを吸ひ入道雲 小堀寛 京鹿子 201110  
入道雲ビール工場の上に立つ 大橋晄 雨月 201110  
入道雲正体得体崩れつつ 小堀寛 京鹿子 201112  
甲斐信濃入道雲の睨み合ふ 木村享史 ホトトギス 201201  
入道雲に釣舟全速もて逃ぐる 寺岡ひろし 雨月 201208  
水夫一人入道雲に船首向け 大日向幸江 あを 201208  
入道雲かの竜巻を生みたるか 河内桜人 京鹿子 201210  
四車線ぐんぐん迫る入道雲 荒木甫 201111  
せめぎ合ふ入道雲と秋の雲 森さち子 201212  
悪役のごとく入道雲現るる 藤井啓子 ホトトギス 201301  
夕映えの入道雲や敗戦忌 久世孝雄 やぶれ傘 201301  
入道雲なきかと四方を見晴かす 滝川あい子 雨月 201301  
妄想は入道雲を凌ぐなり 高橋将夫 201310  
入道雲崩れ子象のダンボなる 大日向幸江 あを 201310  
入道雲引き込んでをりビルの窓 三木千代 201311  
入道雲高からず出で水平線 大日向幸江 あを 201408  
庭先にサーフボードを入道雲 森理和 あを 201409  
武蔵野の入道雲に囲まるる 黒木東吾 やぶれ傘 201410  
樋門番入道雲と交替す 和田照海 京鹿子 201410  
入道雲等間隔にヘリコプター 森理和 あを 201410  
水の番入道雲と交替す 和田照海 京鹿子 201411  
入道雲引き込んでをりビルの窓 三木千代 201502  
ローランギャロスにじつと動かぬ入道雲 瀬川公馨 201609  
洋館が建つ丘のへの入道雲 定梶じょう あを 201609  
無人駅嶺より昇る入道雲 森理和 あを 201609  
夕焼の入道雲がごつつんこ 澤近栄子 京鹿子 201611  
敬老会地平に湧きて入道雲 野沢しの武 風土 201701  
妄想は入道雲を凌ぐなり 高橋将夫 蜷の道 201703  
幕末のごとくに入道雲崩る 高橋将夫 201709  
入道雲空の体重増えにけり 濱上こういち 201711  
ペディキュア塗って入道雲に立ち向かう 松井季湖 201809  

 

2019年8月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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