今朝の秋 2     99句

親よりも白き羊や今朝の秋   村上鬼城   定本鬼城句集

立秋  今朝の秋  秋立つ  秋に入る  秋来る  今朝秋

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
頬白の殊に早起き今朝の秋 長田秋男 酸漿 200411  
眼薬を白眼にさしぬ今朝の秋 大東由美子 火星 200411  
ひとすぢの蝋涙とどめ今朝の秋 久保久子 春燈 200411  
今朝の秋少女のポケットベルの鳴り 松林順子 雨月 200411  
梵鐘の余韻のしむる今朝の秋 植竹美代子 雨月 200411  
作務僧の木に凭りてをる今朝の秋 内藤ゑつ ゑつ 200411  
胸元の風かぐはしき今朝の秋 松村富子 200412  
菜を刻むリズムはサンバ今朝の秋 隅田享子 200412  
音立てて米研ぎ上ぐる今朝の秋 神田美穂子 万象 200412  
濡れてゆく石のはしより今朝の秋 中野京子 200412  
銀の匙磨いてをりぬ今朝の秋 矢野節子 草の花 200412  
白鷺の映る川面や今朝の秋 野々山照子 200412  
味噌汁の茗荷の匂ひ今朝の秋 清水雅子 200412  
今朝の秋藍の機嫌を舌にみて 立石萌木 雨月 200412  
水底にムンクのあぶく今朝の秋 栗栖恵通子 200501  
支那粥に適ふ香菜今朝の秋 栗田武三 ぐろっけ 200502  
豆腐屋に甘き湯気満つ今朝の秋 遠藤典子 栴檀 200502  
廃校の庭に来て立つ今朝の秋 村田さだ子 酸漿 200510  
髪束ねをれば風過ぐ今朝の秋 大塚まや 京鹿子 200510  
思ふ事思ふがままに今朝の秋 亀井幸子 築港 200510  
水掻いて亀横ゆれす今朝の秋 黒田咲子 200511  
繋船の船腹高し今朝の秋 万城希代子 200511  
石鹸のつるりと逃げし今朝の秋 白神知恵子 春燈 200511  
うす味の義経御膳今朝の秋 河合佳代子 栴檀 200511  
病棟に酢の匂ひたる今朝の秋 藤田佑美子 栴檀 200511  
一粒の卵の重み今朝の秋 坪井洋子 200511  
明治を知るユリノキ仰ぐ今朝の秋 東亜未 あを 200511  
開けし戸の風が動きぬ今朝の秋 石堂絹子 河鹿 200512  
尉火斗紙の墨痕匂ふ今朝の秋 隅田享子 200512  
歩き初む二歩が三歩に今朝の秋 平居澪子 六花 200512  
一線に揃ふ白波今朝の秋 長井順子 200512  
湯を熱く父の顔拭く今朝の秋 大平勝子 栴檀 200601  
食卓の端に消しゴム今朝の秋 浅田光代 風土 200601  
樟大樹西洋館の今朝の秋 東亜未 あを 200601  
白描のみほとけに對ふ今朝の秋 瀧春一 常念 200606 信州別所温泉 常樂寺
洗顔す指十本で今朝の秋 丸山佳子 京鹿子 200608  
梅干に顔改まる今朝の秋 芝尚子 あを 200610  
足許の径に風あり今朝の秋 藤岡紫水 京鹿子 200611  
神木の幣のさ揺るる今朝の秋 小山徳夫 遠嶺 200611  
ギャロップの白きたてがみ今朝の秋 小林眞彦 遠嶺 200611  
浅黄色のテーブルクロス今朝の秋 島田和子 風土 200611  
教会の壁に十戒今朝の秋 平田紀美子 風土 200611  
雲往き来はげしうら山今朝の秋 岸本林立 雨月 200611  
大木に尾長集へり今朝の秋 内藤美重子 酸漿 200611  
今朝の秋脳細胞が切替る 楯野正雄 200612  
おはようと鏡に笑顔今朝の秋 甲斐恵以子 200612  
給はりし生命大事や今朝の秋 西川五郎 馬醉木 200612  
一雨の置いてゆきたる今朝の秋 大泉美千代 雨月 200612  
仏壇に香るコーヒー今朝の秋 赤木真理 ぐろっけ 200612  
雨雲のちぎれて飛べり今朝の秋 兼子栄子 酸漿 200612  
今朝の秋老の疎遠を寂しめる 滝川あい子 雨月 200703  
暑に耐へてゐし身に迎ふ今朝の秋 佐藤洋子 200710  
鍵穴に夜明けのひかり今朝の秋 瀬戸悠 風土 200710  
今朝の秋万年床に身を起こす 村越化石 200710  
ことさらに紅茶芳し今朝の秋 芝宮須磨子 あを 200710  
掌の薬まさぐる今朝の秋 岡野峯代 ぐろっけ 200711  
糠床の底ひんやりと今朝の秋 穐好須磨子 馬醉木 200711  
わたつみに母性のうねり今朝の秋 田辺博充 200711  
すりきりの小匙一杯今朝の秋 小嶋洋子 200711  
今朝の秋診療室はしづかなり 早崎泰江 あを 200711  
夢に覚め夢を忘るる今朝の秋 伊東恵美子 馬醉木 200712  
どの木にも雨の名残りや今朝の秋 土井三乙 風土 200712  
削る木のかをり豊かに今朝の秋 柴崎則子 遠嶺 200712  
母が待つ日々のさざなみ今朝の秋 岡有志 ぐろっけ 200712  
新しき風に鋭気を今朝の秋 邑橋節夫 遠嶺 200801  
拾い読む古事記の水辺今朝の秋 中原幸子 船団 200801  
白髭の褪せたる鳥居今朝の秋 中川すみ子 200802  
トーストの焦げ美しき今朝の秋 杉良介 200808  
雪平の尻ひと撫です今朝の秋 城孝子 飛火野 200808  
竹割つて内の白さや今朝の秋 鷹羽狩行 200809  
蘇る樹霊水霊今朝の秋 塩路隆子 200810  
島人の日曜弥撒へ今朝の秋 田下宮子 200810  
別人の顔持ちて来る今朝の秋 菅原健一 200810  
やや伸びし病児の背や今朝の秋 山崎ゆき子 炎環 200810  
剥落の子安地蔵や今朝の秋 毛利すみえ 炎環 200810  
諳ずる奥の細道今朝の秋 田中藤穂 あを 200810  
畦草に脛の濡れたる今朝の秋 若井新一 200811  
商ひの神浄めけり今朝の秋 伊東和子 200811  
今朝の秋青春の日の巨匠逝く 増田一代 200811 ソルジェニーツェン
新ビルの窓の輝く今朝の秋 中村悦子 200811  
古備前の火襷のいろ今朝の秋 高瀬史 馬醉木 200811  
子の夜具の古きを捨てし今朝の秋 イザベル真央 炎環 200811  
大いなる背伸びの母よ今朝の秋 齋藤朝比古 炎環 200811  
禰宜履ける鼻緒の白し今朝の秋 金森教子 雨月 200811  
一善に手を合はさるる今朝の秋 木村美猫 ぐろっけ 200811  
壁の絵の語り始むる今朝の秋 石田きよし 200811  
親離れ遅き二番子今朝の秋 柿沼盟子 風土 200811  
椅子の向き替へても一人今朝の秋 木村ふく 馬醉木 200812  
袖口のいつしか湿り今朝の秋 近藤きくえ 200812  
噴煙の淡き浅間や今朝の秋 木暮剛平 万象 200812  
瞬きを軽しと思ふ今朝の秋 荻悠子 200901  
今朝の秋雲微笑んでをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200908  
根曲りの梁の太さや今朝の秋 千田敬 200909  
目覚めよき幼のゑくぼ今朝の秋 藤見佳楠子 200910  
巻貝に潮の声聴く今朝の秋 堤京子 馬醉木 200910  
点滴の縛め解かれ今朝の秋 上原重一 200910  
遊廓の白塗り地蔵今朝の秋 二宮一知 万象 200910  
すれ違ふ山岳ガイド今朝の秋 小嶋泰家 炎環 200910  
約束の散骨の海今朝の秋 こがわけんじ 炎環 200910 今朝の秋→ 3

 

2019年8月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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