秋来る       17句

秋来ぬと合点させたる嚔かな   蕪村

作品
作者
掲載誌
掲載年月
秋来ると手を振つて影よろこばす 岡本眸 200012
秋来ると柱に耳を当ててみる 松山律子 六花 200209
空も海も観光客の秋来る 久保晴子 雨月 200401
雨多き秋来るなり生くるなり 芝尚子 あを 201101
ハモニカの音色の似合ふ秋来たる 和田森早苗 201111
秋来ると木道修理里の人 片岡久美子 201201
からから煎餅からから鳴らし秋来るか 舩山東子 ろんど 201211
秋来たる資材置き場の仮事務所 大島英昭 やぶれ傘 201311
秋来る都市をつらぬ雨柱 亀井紀子 201411
海峡に秋来てとざす腐蝕の錠 堀内一郎 堀内一郎集 201412
空の色湖へひろげて秋来る 高村令子 風土 201511
能管の肘の高さに秋来る 柴田佐知子 201601
秋来るや老躯に痒き痕残し 小田嶋野笛 末黒野 201712
秋来ると大樹の下に深息す 本多俊子 201811
昨日かと妻の問ひかけ秋来る ふなかわのりひと 201911
秋来ると風の知らせる岬かな 伊藤希眸 京鹿子 202111
秋来ると窓に一枚づつの風 北川孝子 京鹿子 202209

 

2023年8月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。