作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
川霧につつまれてゐる花胡瓜 | 村瀬初実 | 春耕 | 199910 |
川霧や茫々として古戦場 | 渕江千代 | 酸漿 | 200002 |
川霧を連れて釣師のさかのぼる | 大串章一 | 百鳥 | 200111 |
川霧や何万年の昼と夜 | 雨村敏子 | 槐 | 200212 |
川霧や指あらはれて煙草の火 | 滝本正史 | 帆船 | 200301 |
川霧やらつぱららぱらラッパ吹く | 篠田純子 | あを | 200311 |
川霧の重しと言へり渡舟守 | 橋本五月 | 空 | 200403 |
川霧に赤き鉄橋現れぬ | 於久昭臣 | 雲の峰 | 200410 |
川霧の流れて蒼き水となる | 高橋将夫 | 星の渦 | 200507 |
川霧やひとかたまりの舫ひ舟 | 福地初江 | 朝 | 200511 |
川霧に日輪淡き弧をなせり | 遠藤真砂明 | 沖 | 200612 |
霧を着てうつつ抜け出す千曲川 | 宮島宏子 | 沖 | 200703 |
川音を抱きて霧の流れけり | 久永つう | 六花 | 200710 |
滔々と早瀬は霧の梓川 | 中村昭子 | 酸漿 | 200712 |
先陣の碑や宇治川の霧深く | 花田百合子 | 朝 | 200801 |
川霧の浅瀬に崩る鉄の船 | 荒木常子 | 鴫 | 200812 |
川霧へ真赤な毛鉤抛られし | 浜口高子 | 火星 | 200812 |
川霧の上に焼岳旅果つる | 國永靖子 | ぐろっけ | 200904 |
川霧のはれて早瀬の音あらは | 田中道江 | 万象 | 200911 |
川霧や中州に鳥の羽音して | 白石正躬 | やぶれ傘 | 201202 |
川霧や砂利船いまだ綱解かず | 鈴木良戈 | 沖 | 201311 |
橋寺へ宇治の川霧茶の香り | 木本蓚 | ぐろっけ | 201402 |
川霧が青の洞門閉ぢ込める | 石橋萬里 | ぐろっけ | 201402 |
川霧のとどかぬ高み赤とんぼ | 飯塚満里子 | 万象 | 201402 |
川霧や対岸の灯のぽつぽつり | 松本文一郎 | 六花 | 201512 |
路地あれば路地に川霧置き行灯 | 佐藤喜孝 | あを | 201604 |
橋に来て川霧川をあふれけり | 角野良生 | 空 | 201803 |
川霧の峡這ひ上り朴の花 | 吉田政江 | 沖 | 201808 |
川霧の山肌登る早さかな | 上野進 | 春燈 | 201911 |
川霧に影うつすらと明智籔 | 岩木茂 | 風土 | 202201 |
2022年11月6日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
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