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矢 車  58句

矢車に朝風強き幟かな    鳴雪

端午  鯉のぼり  鯉幟  五月鯉  矢車  吹流し  こどもの日  薬玉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
日照雨そばへ過ぐ矢車よりもかがやきて 鷹羽狩行 199905  
風の出て透く矢車を花とせり 鷹羽狩行 199905  
矢車の風掴んでは回り出す 鷹羽狩行 199906  
矢車を目印に来る給水船 長田等 199909  
陽を射つて矢車が夜にしてしまふ 丸山海道 丸山海道全句集 199910  
矢車が廻る早寝の隣家かな 田中美幸 199911  
矢車や地にはつきりと蔵の影 鷹羽狩行 200006  
矢車の廻る音のみ眞昼どき 長野碧水 200007  
矢車の地にある影も舞うてをり 中川節子 春耕 200008  
矢車の鳴りをひそめて星の中 鷹羽狩行 十三星 200105  
太陽に矢車あづけ留守の家 鷹羽狩行 200106  
矢車や筍流し蕨餅 和田祥子 馬酔木 200107  
矢車が鳴るよ天馬の通るたび 牛田修嗣 200107  
矢車の音からからと単身赴任 中川濱子 ぐろっけ 200107  
矢車にやぐるまさうの白穂咲く 阿部ひろし 酸漿 200109  
矢車のいちど戻りて廻りけり 山田六甲 六花 200206  
矢車が矢車を呼ぶ慈しみ 鷹羽狩行 200207  
矢車の輪中を過ぎて岐阜羽島 長田等 200208  
からからと矢車の鳴るバス通り 正木泰子 ぐろっけ 200208  
矢車の全速竿の青さ増す 鷹羽狩行 200305  
矢車や代の替はりし大甍 高倉恵美子 200305  
矢車や庫裏に睦める桶と樽 鷹羽狩行 200306  
矢車のせはしき日なり休耕田 宇都宮滴水 京鹿子 200306  
矢車や雨戸キュルルと閉めてをる 山田六甲 六花 200307  
矢車のうつろとなりてより止まる 長田等 200308  
矢車のはじけ光輪なせりけり 水田清子 200308  
幟垂らして矢車の小休止 有吉桜雲 200309  
矢車にぶつかる星もありぬべし 岡本眸 200406  
思ひ出すやうに矢車回りけり 苑実耶 200407  
矢車の孤高に回る散居村 三好智子 200407  
矢車の音を包みて夜の静寂 稲畑汀子 ホトトギス 200505  
矢車やまだ濹東は暮れきらず 藤井昌治 200508  
矢車に遊びごころの風が来て 富田征也 ホトトギス 200509  
矢車が鳴る高波の走り刻 遠藤真砂明 波太渡し 200510  
月光に触れて矢車まはりだす 西山春文 200612  
矢車の歪める音を立てゐたる 山田六甲 六花 200706  
矢車のからから笑ふ保育園 黒澤登美子 200707  
天帝へ縷縷申しけり矢車は 木船史舟 200708  
矢車や風は機嫌を音に出し 世古幸久 200708  
矢車の全開空の痛さうな 富川明子 200708  
山峡の風に矢車全廻転 久保晴子 雨月 200708  
矢車や鳴らす風はも過疎の村 山川好美 春燈 200807  
残されし矢車廻す青葉風 網野茂子 酸漿 200809  
矢車や言葉たくみに腕白す 布川直幸 201005  
矢車の回転すぐに澄みゐたり 鷹羽狩行 201005  
矢車や言葉たくみに腕白す 布川直幸 201005  
矢車の回転すぐに澄みゐたり 鷹羽狩行 201005  
矢車や今に金鵄の現れむ 鷹羽狩行 201006  
矢車の光となりて音高し 柴田佐知子 201107  
矢車の撓ひし竿のひびく音 小浦遊月 酸漿 201107  
矢車を鳴らせ安行逝く空へ 鴨下昭 201108 急逝田中安行を悼みて
夜の嵐に矢車の音頻りかな 廣瀬義一 雨月 201108  
高塀に矢車のぞく旧家かな 奈辺慶子 雨月 201108  
矢車を回してをりぬ京の風 後藤立夫 ホトトギス 201109  
矢車の独り遊びや夜は深し 丸井巴水 京鹿子 201208  
矢車も棹も軋ませこいのぼり 松井洋子 ぐろっけ 201208  
矢車を風のはなれぬ峡の家 田中文治 火星 201208  
山峡の矢車の空鳶の空 齋藤博 やぶれ傘 201211  

 

2014年5月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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