つゆけし       20句

八鹿踊り合ひの唄声つゆけしや  高島茂  冬日

作品
作者
掲載誌
掲載年月
つゆけしや生きて日覚めてゐたること 柏井幸子 ホトトギス 200001
つゆけしや螺鈿の琵琶の葩も 田中藤穂 「水瓶座」 200002
つゆけしや板戸に褪せし武将の絵 深川知子 俳句通信 200012
三彩の欠けのつゆけし曝涼会 深川知子 俳句通信 200012
つゆけしや薬香残る百箪笥 深川知子 雲の峰 200211
つゆけしはよべ千灯会供へし野 豊田都峰 京鹿子 200211
つゆけしや生れしばかりの子のくしやみ 比田誠子 百鳥 200301
幼子の靴底の減りつゆけしや 高千夏子 200312
つゆけしや使はぬ門の花頭窓 山口マサエ 雲の峰 200411
つゆけしや紅引いてやや強くなり 柴田佐知子 200601
つゆけしや梵字ひとつの僧の墓 徳永亜希 馬醉木 200701
つゆけしや一期一会の京の菓子 水野あき子 遠嶺 200812
枕上ミ以後なき日記つゆけしや 岸本久栄 雨月 200812
膝ついて撮る草の丈つゆけしゃ 蘭定かず子 火星 200812
能役者立たせたき松つゆけしや 伊藤宇太子 200812
露けしと言へば幼もつゆけしと 太田昌子 馬醉木 200911
つゆけしや卒寿の美しき死化粧 大木清美子 201011
つゆけしや線路の脇の花低し 山内碧 201401
つゆけしや一枝もて足る小鳥塚 錫木妙子 馬醉木 201612
ふるさとの月のつゆけさ仰ぎけり 久保田万太郎 春燈 201808

 

2023年9月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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2023年9月21日