田植 2     100句

田植ゑ見て白く大きな犬動く   高島茂

早苗饗  早乙女  田植  植田  青田

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
不生女の腰の振りやう御田植
本山卓日子
京鹿子
200207
水足りて夫婦二人の小田植うる
水原春郎
馬醉木
200207
コーヒーと雨の田植の北上す
神蔵器
風土
200207
田植して田圃の果ての一軒家
山田暢子
風土
200207
田を植ゑる棚田オーナー親子連れ
松崎鉄之介
200207
パラグライダー空の奥なり田が植わり
宮津昭彦
200207
田植終へ廻りはじめし香水車
杉本寛
200207
田植冷えひしひしほてる夜半かな
渡邉友七
あを
200207
機械ゆき人蹤いてゆく田植かな
近澤杉車
円虹
200207
畦川を濁りて田植水速し
浅川正
雲の峯
200207
田植機の節々洗ひ納めけり
十見達也
銀化
200207
漢来て村しんがりの田を植うる
谷榮子
雨月
200207
老も来て手際よく田を植ゑにけり
小山漂葉
酸漿
200207
田を植ゑて野上り祈祷うけにけり
小山漂葉
酸漿
200207
裏木戸に乾く田植の泥のあと
藤井昌治
200207
田植終ふ家族の数の田靴干し
木船史舟
200208
湖辺より田植はじまる近江かな
駒井でる太
200208
立山の白き稜線田を植うる
坂上香菜
200208
田植機を次の田に置き昼餉かな
佐藤悦子
百鳥
200208
神の田の田植ゑの済みし濁りかな
青池亘
百鳥
200208
高千穂の水を集めて田植済む
神蔵器
風土
200208
千枚田と暮らす人生田植唄
小野寺節子
風土
200208
「よつこら坂」上つて下りて田を植うる
小野寺節子
風土
200208
天界に牛馬ねむらせ田を植うる
小野寺節子
風土
200208
水車踏む水のうたへる田植唄
小野寺節子
風土
200208
千枚田植う天水のいのちかな
小野寺節子
風土
200208
棚田植ゑ高きへ帰る夕焼かな
小林和子
風土
200208
山影の胴の座れる遅田植
工藤ミネ子
風土
200208
植ゑし田の雨よろこぶに朝寝せり
中川博秋
200208
植ゑし田のすぐ水鏡青鏡
塩川雄三
築港
200208
近江路
田植機の型に嵌められ育ちけり
西田弘
築港
200208
二言も交さず夫婦田を植うる
長石彰
築港
200208
うとうとと柱に眠る田植あと
下平しづ子
雨月
200208
一枚の植ゑ残しある千枚田
小野島淳
200208
田を植ゑて出羽水明の国となり
板坂道子
200208
見て立つは植ゑつぎし田のたたずまひ
阿部ひろし
酸漿
200208
箱苗を並べ田植機迎へけり
関正夫
酸漿
200208
田植機の箱苗そよぐ朝の風
関正夫
酸漿
200208
一族の揃ふ田植に風さやか
中里カヨ
酸漿
200208
村の子の独り遊びや田植時
中里カヨ
酸漿
200208
植ゑ終へて田植機鉄に戻りけり
吉田昭二
200209
一斉に田植連休待ちかねて
松尾緑富
ホトトギス
200209
連休は田植日和と村挙げて
松尾緑富
ホトトギス
200209
田植終へ泥の匂ひと別れけり
木船史舟
200209
植ゑ揃ふ棚田ジグソーパズルめき
田中康雄
200209
えごの花踏んでしまひし田植靴
高尾豊子
火星
200209
田を植ゑてすぐ水鏡青鏡
塩川雄三
築港
200209
代牛にひきずられをり御田植祭
片岡祥子
200209
老いたりな田植機真直ぐ進まざり
岸本林立
雨月
200209
田植終ふ村役員会朝より
岸本林立
雨月
200209
山国の田植終りし空の色
杉山真寿
200209
知事さんと横一列に御田植祭
小西瑞穂
ぐろっけ
200209
早乙女の一人も見えぬ田植かな
鈴木喜三郎
ぐろっけ
200209
みちのくの田植すみたる湯治宿
藤野澪子
春耕
200210
御田植あかね襷の幼ナかな
江頭文子
雨月
200211
棒きれの立って流れる田植どき
佐藤喜孝
青寫眞
200304
田植機やみどりの絣ひろげゆき
中村翠湖
馬醉木
200306
半島の臍の辺りの田の植わる
伊藤白潮
200306
分校の土曜学習田を植うる
菊池嘉江
帆船
200306
手植なほ山田に雲の行き来して
水原春郎
馬醉木
200307
水口のひかり震はす田植寒
安藤しおん
200307
田を植うる家族を見やり畔に坐す
谷榮子
雨月
200307
田を植うる大き流れを背に聞きて
中西美保
雨月
200307
水音の忙しくなりぬ田植前
村田さだ子
酸漿
200307
田を植うる映る白壁蔵踏んで
米谷香恵子
築港
200307
門川も流れ豊かに田植時
吉川ハマ子
築港
200307
二人にて足る菅笠の田植かな
森田蝌蚪
200307
山からの水にたはむれ田を植うる
柴田由乃
風土
200308
田植機の畦を濡らしてあがりけり
及川茂登子
対岸
200308
青空を映し田植の終りたる
宮崎豊子
築港
200308
田を植うる我が根性の三日ほど
下平しづ子
雨月
200308
三日田を植ゑたる海女の濤怖る
下平しづ子
雨月
200308
学級田農夫教師となり植うる
野田光江
雨月
200308
恐る恐る入り学童等田を植うる
野田光江
雨月
200308
植ゑ終へて歓声上がる学級田
野田光江
雨月
200308
ロケットやわが惑星に田を植うる
石川不憫
百鳥
200308
田植え待つ水面は絶えず細波
瀬口ゆみ子
ぐろっけ
200308
植ゑ終へし田に愛情の声かけて
中塚照枝
200309
頼もしき田植の手つき六才児
中塚照枝
200309
植ゑ残す大一枚の花田植
谷口智子
200309
水かけて牛をねぎらひ花田植
谷口智子
200309
田を植ゑて吉備津国原一枚に
近藤清女
円虹
200309
初体験水に躓く田植かな
横山庄一
百鳥
200309
学童の田植のあとの賑はしく
板橋智恵子
百鳥
200309
通訳に頷き田植見てをりぬ
鈴木綾子
百鳥
200309
田を植ゑて隣家が遠くなりにけり
高橋千美
京鹿子
200309
田植笠にはか農婦のあやふげに
長崎桂子
あを
200309
田植機の孫が大将農を継ぐ
真鍋瀧子
ぐろっけ
200309
卆寿なほ田植の差配気にかかり
内山芳子
ぐろっけ
200309
祭日のごとく浮立つ田植かな
高倉恵美子
200310
一人ゐて二人目を見ぬ田植かな
佐藤喜孝
あを
200404
海抜千五百メートル田を植うる
須佐薫子
帆船
200405
月につく子星孫星田植終ふ
渡邉友七
あを
200406
水底の邪魔な日輪田を植うる
小田司
馬醉木
200407
連休に入り田植機の出番来る
重森健吉
築港
200407
連休となり一斉に村田植
重森健吉
築港
200407
幅きかせ来る田植機に道ゆづる
重森健吉
築港
200407
待つ程に激しき雨の田植かな
井関祥子
酸漿
200407
補修終へ溜池はいま田植待つ
永田あき
酸漿
200407
拉致家族五人が帰国田植済む
寺門丈明
あを
200407

 

2014年6月2日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。