田 植1     100句

笠はみな哥にかたぶく田植かな    松葉

早苗饗  早乙女  田植  植田  青田

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
田が植はりあふれんばかり雄物川 松崎鉄之介 199808  
八海山の吹き降りの中田を植うる 島田万紀子 馬醉木 199809  
合掌村食ふにも足らぬ田を植うる 松崎鉄之介 199809  
よんどころ無き用出来て田を植えて 保坂加津夫 いろり 199906  
田植機に跨がり天下取る思ひ 若井新一 199907  
風出でて笠締め直す初田植 山城やえ 春耕 199907  
田植機の田渡る土手の大丸太 山城やえ 春耕 199907  
粗汁を大椀に盛る田植寒 杉山たかを 199907  
水足ると頷きて田を植ゑはじむ 大橋宵火 雨月 199907  
げんげ田を囲む四枚の田を植うる 大橋宵火 雨月 199907  
迫り来る田植機に蟇知らんぷり 築城百々平 馬醉木 199908  
田を植ゑて禁教解けし村眠る 政木紫野 馬醉木 199908  
上がりくる田植機は泥したたらせ 永井みどり 199908  
九頭竜の水撓はせる田植かな 岩木茂 風土 199908  
停車中田植のさまを見てゐたり 能村登四郎 199908  
植ゑ終へし田ごとに風の生れゆく 鎌田亮 199908  
父の世を手繰りよすがに田植歌 稲辺美津 遠嶺 199908  
植ゑ残る棚田離島に似て淋し 武政礼子 雨月 199908  
日輪のいくつも揺れて棚田植う 武政礼子 雨月 199908  
大天井岳おてんじよう田が植わりても雪残す 宮津昭彦 199908  
田植見る縁側に婆出突つ張り 遠藤白雲子 199908  
田植機の畦をふさぎて人見えず 保坂加津夫 いろり 199908  
言葉など交はす人なき田植かな 保坂加津夫 いろり 199908  
村の灯ひといろならず田植時 保坂加津夫 いろり 199908  
老いの身の出番などなき田植えかな 伊藤一歩 いろり 199908  
遠き日の人賑はひて田植かな 林田加杜子 いろり 199908  
田植かな町から親子で手伝ひに 林田加杜子 いろり 199908  
女学生来て華やかに田植かな 林田加杜子 いろり 199908  
田植終ふ人みな帰り夜はさみし 林田加杜子 いろり 199908  
行者滝堰きて田植の最中なり 木谷尚子 俳句通信 199908  
田を植ゑて磐梯山の遠くなる 村田近子 遠嶺 199909  
棚田また一枚植ゑて能登の海 長田等 199909  
立山連峰扇びらきに田を植ゑる 長田等 199909  
植ゑ終へし田に日輪の躍るごと 皆川盤水 春耕 199909  
地底人田植とともに消滅す 高木伸一 六花 199909  
千枚田名札を立てて植ゑ終る 三浦澄江 ぐろっけ 199909  
湖西線跨ぎ一枚田を植うる 吉原一暁 199910  
田植唄四角四面の田をまるく 笠間圭子 京鹿子 199910  
独り植ゑ棚田を次へ移りけり 川崎不坐 火星 199911  
田植機や互助と云ふことうたかたに 川崎不坐 火星 199911  
千枚田植うるをりをり船の笛 立石萌木 雨月 199911  
片虹の立てる磯田を植ゑ進む 中田ゑみこ 馬醉木 199912  
子ら畦に遊ばせ総出なる田植 縁富 ホトトギス 200005  
一村の青増すひかり田を植ゑて 大畑善昭 200007  
また一人来て加はれり山田植 小泉晴露 酸漿 200007  
牛の瞳も人の眼も御田植 松山律子 六花 200007  
父の世を手繰りよすかに田植歌 稲辺美津 夏椿 200007  
霊枢車迎ふ田植機仕舞ひけり 工藤義夫 馬醉木 200008  
田植水ゆたかに村を浸しけり 佐藤国夫 馬醉木 200008  
農ごよみ開いて田植え初めとす 保坂加津夫 いろり 200008  
田植時肩こり疲れかさなりて 松沢久子 いろり 200008  
御田植祭祖父が主役の唄ひ込み 小山香月 酸漿 200008  
晴れやかに能勢人結の棚田植う 内山芳子 雨月 200008  
山際の空晴れてくる初田植 山崎羅春 春耕 200008  
長靴を素足に履きし初田植 山崎羅春 春耕 200008  
田植機の始動授乳の子を帰し 山崎羅春 春耕 200008  
田植機の息休ませてをりにけり 長沼紫紅 200008  
田を植ゑし水も加へて最上川 高木悠悠 200009  
田を植うる手は休めずに遠会釈 井上比呂夫 200009  
指添へて水窪まする田植かな 関根洋子 風土 200009  
河鹿鳴く田植ゑ果てゆくさざ波に 門屋大樹 春耕 200009  
まだまだと関東平野田を植ゑる 保坂加津夫 いろり 200009  
田植終ふおのれの影を引上げて 藤原かかし 200010  
万才峠一望にして田を植ゆる 山田耕子 京鹿子 200010  
田を植ゑてひかりあまねし吉備の国 三嶋隆英 馬醉木 200010  
田植機の音に疲れのなかりけり 武政礼子 雨月 200101  
田を植うる火の見に月の上がるまで 遠藤アサ子 赤井 200103  
老一人氷上も奥の田を植うる 堀田清江 雨月 200107  
田植女の苗負へば畦細るなり 佐藤よしい 風土 200107  
田植して里山の田の水光る 林田加杜子 いろり 200107  
親児して体験田植賑やかに 桑原敏枝 いろり 200107  
田植前の百姓多し会葬者 松崎鉄之介 200107
田を植うる無理すなと子の電話のみ 安藤孝助 200107  
牛が鳴けば何で可笑しい御田植は 松山律子 六花 200107  
田植機のバックミラーに紅を引く 高橋とも子 200107  
ナイターの照明届く田を植ゑる 永野秀峰 ぐろっけ 200107  
田植びと憩へるときは海へ向き 木船史舟 200108  
常念岳植ゑしばかりの田に映る 武井美代子 風土 200108  
波音の棚田にひびく田植かな 内藤順子 酸漿 200108  
田植機のとことこ帰る沼明り 赤川孝子 200108  
お赤飯供へ田植の始まりぬ 熊倉志津 200108  
棚田植う老ら戦の話かな 滝鼻渓水 百鳥 200108  
田植果て男鹿は光の只中に 内山いちえ 海程 200108  
立ち話なにか気になる田植時 篠田三七子 いろり 200108  
御田植の行列の行く松並木 大柳篤子 俳句通信 200108  
晴天へ「めぐみ廣田」と御田植 大柳篤子 俳句通信 200108  
御田植の田長脚絆の紐直す 大柳篤子 俳句通信 200108  
田童の田に散らばりて田植唄 大柳篤子 俳句通信 200108  
田植機のさばき見事な媼かな 田中矢水 遠嶺 200109  
おしなべて瑞穂の国の田植時 田中峰雪 雨月 200109  
田を植ゑて暫し有閑老爺たり 田中峰雪 雨月 200109  
沖縄は老も明るし田植歌 近藤暁代 馬醉木 200110  
棕櫚の葉を敷きて昼餉や田植衆 近藤暁代 馬醉木 200110  
田植唄今は昔に南風吹く 川崎不坐 火星 200110  
田植どき水に安曇野浮かびけり 佐藤真次 200110  
田植後の街は黒曜石のよう 依田昌也 海程 200110  
田植機の歩調で雲の流れおり 依田昌也 海程 200111  
田植どき水に安曇野浮かびけり 佐藤真次 200202  
直会の調子外れし田植歌 飯田あさ江 200206  
塩の道登り口なる遅田植 佐々木蔦芳 春耕 200206 田植2→

 

2020年6月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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