惜 春 2   20句

生涯にわたり惜春の如きもの    和田魚里

暮春  晩春  春惜しむ  暮の春  惜春  春暮るる・春の果

作品
作者
掲載誌
掲載年月
惜春やルーペに文字を太らせて 栗原公子 201906
惜春の少し褪せたる押花絵 升田ヤス子 六花 201906
惜春の膝かたく座すお詰かな 藤井明子 馬醉木 201906
晩節や惜春の思ひしみじみと 滝澤圭子 雨月 201907
惜春やジャズの漏れくる基地の街 岡野里子 末黒野 201907
惜春のまつすぐ通る二天門 三宅文子 春燈 201907
惜春や預かりかぬることひとつ 近藤牧男 春燈 201907
惜春の鉄橋赤き電車のせ 宮崎紗伎 春燈 201908
窮屈な止り木惜春に叶ふ 千田百里 202006
惜春やバカラグラスの淡き影 大沢美智子 202007
惜春や波の曳きゆく虚貝 佐々木よし子 202106
惜春の成犬主をひつぱれり 永井惠子 春燈 202106
惜春やロシア土産の赤い靴 石田康明 春燈 202106
惜春や暁鳩のくぐみ鳴き 後藤大 春燈 202107
惜春や畏友の俳句読返し 大庭美智代 末黒野 202107
惜春や湖を遠見に杯を上げ 森清堯 末黒野 202108
惜春の音なき雨の濡らす庭 安原葉 ホトトギス 202109
惜春やハープ抱きて少女来る 菅原末野 風土 202205
惜春や良きメンバーに恵まれし 金山雅江 春燈 202207
惜春や靄る港の百千船 岡野里子 末黒野 202208
惜春 →1      

 

2023年5月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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