残る蝉    18句

秋の蝉  秋蝉  残る蝉  法師蝉  つくつく法師    ひぐらし

作品
作者
掲載誌
掲載年月
大声で身を破らんか残る蝉 須賀悦子 ぐろっけ 200012
よさこいの熱気負けじと残る蝉 青木久子 遠嶺 200212
偸生の嘆とも残る蝉の声 園部蕗郷 春燈 200410
序破急の急盛んなる残る蝉 中村恭子 200511
蒼天や日中鳴き出す残る蝉 平フミ子 酸漿 200512
道心の唱名一途残る蝉 尾野奈津子 春燈 200601
残る蝉起きよ起きよと鳴きしきる 真木早苗 八千草 200703
残る蝉日毎に遠くなりゆけり 足立典子 雨月 200811
朝な夕なはお隣りの残る蝉 井上信子 201011
残る蝉どこかに雨のあとなりけり 村上すみ子 201012
残る蝉遠く聴きゐるばかりなる
ことり
六花
201110
叫びたき午後のありけり残る蝉 布施由岐子 末黒野 201712
再診の紹介状や残る蝉 鈴木石花 風土 201811
残る蝉全て招きし大樹かな 高木嘉久 202011
残る蝉いのち惜しみて夜を鳴く 小倉陶女 春燈 202011
残る蝉悔いなく過ごせと鳴かれても 佐渡谷秀一 春燈 202112
祖師堂や一山占むる残る蝉 岡野里子 末黒野 202112
古寺の静かさに鳴き残る蝉 佐藤勝代 末黒野 202212

 

2023年8月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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