夏行く     43句

炎柱となり杭となり夏逝けり   竹内弘子

夏果つ  夏終る  夏の果  夏終る  夏惜む  夏行く  ゆく夏

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
農日記嘘の書けない冷夏逝く 保坂加津夫 自在抄 199600  
軽井沢のあやつり人形夏逝かす 宮澤さくら 遠嶺 199911  
夏逝くにあと一尺が足らぬ紐 松本康司 銀化 200010  
夏ゆくや小さく割れをり道路鏡 笹家栄子 200011  
夏逝きぬ花笠の鈴ころげをり 小野誠一 春耕 200011  
たとえば一本の杭と夏逝けり 油津雨休 海程 200108  
夏行くや又三郎に会へぬまま 高田令子 200301  
口笛で終るシャンソン夏行けり 吉田かずや 春燈 200510  
夏行くや遠目に緊まる海の紺 成智いづみ 馬醉木 200611  
夏逝かす橋の袂に小魚見て 松本鷹根 京鹿子 200612  
夏逝くや地球の丸く見える丘 西山春文 200612  
手花火に触れもせず夏逝きにけり ことり 六花 200701  
夏逝くに沖の白帆の残りをり 児玉修 200710  
朝の砂踏んで湖岸の夏行かす 廣畑忠明 火星 200710  
分水嶺雨雲吐きては夏逝かす 豊田都峰 京鹿子 200711  
私にも百歳の夢夏ゆくや 堀内一郎 あを 200809  
夏逝くや風が頬打つ夕まぐれ 清水美子 春燈 200810  
御本尊朝夕拝し夏行くかな 中山純子 万象 200810  
夏逝くと悲しき声に鴎鳴く 村松紅花 ホトトギス 200812  
夏逝くか一切がつさい泡立てて コ田千鶴子 馬醉木 200910  
夏逝かす旅にも出ずに瓜を切る 鎌倉喜久恵 あを 200911  
夏逝くや人影残る被爆石 鈴木照子 201010  
ラピスラズリのスカラベしかと夏逝かす 荻野嘉代子 春燈 201011 エジプト展
スプーンのひらりひらりと夏逝けり すずき巴里 ろんど 201012  
夏逝くと浮雲嶺々をわたりゆく 千田敬 201110  
孫たちの帰るが如く夏逝けり 篠田純子 あを 201110  
夏逝くかひとり外湯に身を沈め コ田千鶴子 花の翼 201111  
病歴に加はる二項夏逝けり 粟倉昌子 201111  
夏逝けり絶えぬ余震に水備へ 布川孝子 京鹿子 201112  
夏逝くやひと月ごとの塊りに 塩田博久 風土 201210  
夏逝きぬ茜に空を染めあげて 服部早苗 201210  
またひとつ不義理かさねて夏逝かす 橋本リエ 春燈 201310  
脚高きベネチアグラス夏逝けり 生田恵美子 風土 201311  
虚子偲び学ぶ夏行や今になほ 安原葉 ホトトギス 201411  
点さるる祈り火京の夏逝ける 伊東和子 201411  
真つ直ぐな航跡残し夏逝けり 高橋将夫 201709  
逝く夏や図鑑の魚は左向き 赤石梨花 風土 201710  
夏が逝くふにやあと台湾流行歌 辻水音 201809  
夏の夕塾に行く子と行かぬ子と 高橋均 六花 201810  
逝く夏や海をはなるる空の色 能美昌二郎 201811  
行く夏の海へ夫に逢ひにゆく 山田暢子 風土 201811  
子等残す鉛筆削り夏は逝く 大内幸子 六花 201812  
竹林に入れば風音夏逝けり 石黒興平 末黒野 201812  
現世に長き足踏み夏は行く 河口知重 末黒野 201812  
夏草を行くは水中歩行めく 千田百里 201908  

 

2019年8月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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