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かなしめば鵙金色の日を負ひ来   加藤楸邨   寒雷

  百舌鳥  鵙の贄  鵙日和  春の鵙  冬の百舌

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
初鵙に山しやつきりとして来たる 守屋井蛙 酸漿 200412  
湿原の碑に夕鵙の鳴きにけり 木村コウ 酸漿 200412  
鵙猛り風おらぶ中わが詩あり 大串章 百鳥 200412  
朝の鵙フランソワーズ・サガン逝く 沖増修治 百鳥 200412  
磴下る膝の笑ふに鵙の声 芦澤一醒 200412  
猛り鵙左千夫の墓碑に罅走り 阿部範子 200412  
朝鵙や御堂に百の燭揺れて 辻井桂子 春耕 200412  
余生まだ曲折あらむ鵙の声 佐藤よしい 風土 200501  
鵙猛る備長炭の俵立つ 南奉栄蓮 風土 200501  
鵙晴れや湖面を走る風の筋 荒井千佐代 200501  
窯開き知りたるごとく鵙高音 岡本崇 200501  
鵙晴や燭台磨く講の衆 山田春生 万象 200501  
茅葺にのぼる炊煙夕の鵙 川野喜代子 雲の峰 200501  
遺臣旧臣武者行列や鵙猛る 上薗櫨夫 河鹿 200501  
雨痛し島天辺を鵙高音 黒田咲子 200501  
鵙高音どこから鋏入れやうか 黒田咲子 200501  
チャペルより赤き絨緞鵙の晴 野澤あき 火星 200501  
一行の夫の旅信や鵙高音 野口孝子 栴檀 200501  
鵙ひびき書くにほどよき窓明り 坪井洋子 200501  
鵙真似る鵯の機嫌の日和かな 杉山瑞恵 雨月 200502  
鵙鳴けり裏戸は一日中開き 河内桜人 京鹿子 200502  
去り際を鵙に啼かるる墓の前 秋田庫 200502  
鵙鳴けり森閑確かむるごとく 渡辺隆 遠嶺 200502  
鵙の秋押しの一手でことを成し 椎名和代 200502  
鵙猛る仁王尊像仰ぎなば 竹内喜代子 雨月 200503  
秋篠の里の日ざしや鵙高音 前迫寛子 河鹿 200503  
初鵙や高音藪出て藪へ入る 長村雄作 六花 200504  
人も鵙も権力争い盛んなり 山川里子 八千草 200504  
鵙のあと目白来てをる木椅子かな 石脇みはる 200506  
ふるさとやふりむきざまに松の鵙 八田木枯 晩紅 200508  
鵙鳴いて母国の空はしづかなれど 瀧春一 菜園 200509  
鵙のこゑ旅籠の障子歪みたる 瀧春一 菜園 200509  
ある朝の鵙きゝしより日々の鵙 安住敦 春燈 200511 『古暦』
ニートてふ新人類や鵙猛る 阪本哲弘 200512  
鵙猛る痛む心をゆさぶりて 遠山佳子 四葩 200512  
鵙鳴くや大河の分つ野の火照り 池森昭子 馬醉木 200512  
鵙の昼万古の陶土坂に乾す 牧悦子 200512  
野ざらしの首大仏に猛り鵙 吉原房子 200512  
物の影きつぱりと濃し鵙の声 宇垣みきえ 200512  
鵙高音蕪村の墓を斜交に 神蔵器 風土 200512 金福寺
荒淫の鵙に背筋を糺されし 八田木枯 晩紅 200512  
朝市の鵙の高音に始まりぬ 合川月林子 ぐろっけ 200512  
声明の昂る頃を鵙鳴ける 狭川青史 馬醉木 200601  
山国の田に人の出て鵙猛る 淵脇護 河鹿 200601  
掌に余る郵便物も鵙の声 飯高あい 対岸 200601  
鵙高音子が覗きゐる兎小屋 廣畑忠明 火星 200601  
目の奥の光むらさき鵙高音 竹内悦子 200601  
アポロンの金髪光る鵙の声 近藤喜子 200601  
鵙啼くや巫女いたこの前に頭垂れ 西村純太 200601  
一団の来て有楽苑鵙猛る 梅村五月 栴檀 200601  
鵙高音何をするにも腕まくり 西野初音 京鹿子 200601  
鵙啼けりけふ一日を里山に 八木柊一郎 ぐろっけ 200601  
鵙の昼焦癖鍋を磨きをり 守屋井蛙 酸漿 200601  
鵙鳴いて湖の煌めく朝の峡 中川悦子 酸漿 200601  
鵙高音ことば探して電子辞書 宮川みね子 風土 200601  
十二幅の虚子半折や鵙高音 林いづみ 風土 200601  
初鵙や移転はじまる工学部 青山悠 200601  
鵙鳴くや卓片づけてもの書いて 生方ふよう 200601  
白雲のかがやきに鵙声張れり 市場基巳 200602  
帶解けの帶献上と鵙高音 伊藤多恵子 火星 200602

紀宮ご成婚ご

懐妊あらば

さざぶりの雨を鵙鳴く飛鳥かな 江崎和子 栴檀 200602  
鵙高音少し傾く飛鳥仏 秀島みよ子 栴檀 200602  
奥の院へ続く木洩れ日鵙高音 鵜飼正子 栴檀 200602  
鵙猛る墓石尖りし兵の墓 宮原利代 ぐろっけ 200603  
枯蘆原いつぽんの木に鵙赤し 瀧春一 常念 200606  
鵙去るや藷掘のゐて音もなし 瀧春一 常念 200606  
鵙の秋隣近所の顔そろふ 瀧春一 瓦礫 200606  
人は田に家は空つぽ鵙高音 滝沢伊代次 万象 200610  
三趾来て東晋滅びしと叫ぶ鵙 松崎鉄之介 200611  
窯止めの終のひとくべ鵙猛る 薮脇晴美 馬醉木 200611  
いちにちの塩分とりすぎ鵙高音 山岡季郷 馬醉木 200612  
追伸に聞きしばかりの鵙のこと 宮沢治子 春燈 200612  
三省に胃の鵙の痛み秋果つる 大橋麻沙子 雨月 200612  
清衡の柩の箱や鵙叫ぶ 神蔵器 風土 200612  
夕鵙の己が谺をやり過ごす 小林和子 風土 200612  
早暁のあたり鎮めて鵙の声 青木陽子 酸漿 200612  
膝上げてあるく訓練鵙猛る 金田きみ子 200612  
夕鵙や刈干小屋の藁匂ひ 森ひろ 馬醉木 200701  
鵙の昼坐禅の膝の痛み出す 山内なつみ 万象 200701  
コンバインの音と競り合ふ鵙の声 笠原ひろむ 200701  
朝鵙や頭を正したる八ヶ岳 田中きよ子 酸漿 200701  
衝立の藩主の遺墨鵙猛る 今越みち子 万象 200702  
石の上に鋏錆びゐし鵙の晴 垣岡暎子 火星 200702  
縄張に双塔を入れ鵙猛る 水谷芳子 雨月 200702  
鵙鳴くや朝の仕事のひと区切り 町田洋子 200702  
良き距離に大樹ありけり鵙の晴 木内憲子 200702  
今日生きてをるよと鵙の高鳴けり 生方ふよう 200702  
鵙啼くや香煙絶えぬ義士の墓 木暮剛平 万象 200703  
夕鵙や溜息三度は狙はるる 山元志津香 八千草 200703  
贄を見て鵙を賞めてはならぬなり 後藤比奈夫 ホトトギス 200705  
間髪を入れずに三度鵙高音 鴨下昭 200710  
鵙鳴いて狭庭を統べてをりにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200710  
朝の間の鵙の高音でありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200710  
限りなき空を区切りて鵙高音 稲畑汀子 ホトトギス 200710  
夕鵙の一卜声叫び山に入る 滝沢伊代次 万象 200710  
鵙の声跳ね返したる窓硝子 山田六甲 六花 200710  
楼門の仁王の拳鵙鳴けり 及川澄江 風土 200711  
われに初志遂げ得たるかと鵙の声 南光翠峰 馬醉木 200711  
今日もまたきばれきばれと鵙猛る 穐好須磨子 馬醉木 200711  
朝鵙に目覚めて余命惜しみけり 仲安俊雄 200712 鵙 →4

2019年10月24日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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