百舌鳥    55句

百舌に顔切られて今日が始るか   西東三鬼   夜の桃

百舌鳥    鵙の贄  鵙日和  冬の百舌  春の鵙

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
鶯の声かと紛ふけさの百舌鳥 和田祥子 馬醉木 199912  
百舌鳥鳴いて男の子がなす百面相 中林明美 船団 199912  
百舌鳥猛ける杖を頼りの散歩道 中村祭生 ぐろっけ 200001  
百舌鳥鳴くや山伏宿の牛蒡注連 皆川盤水 春耕 200011  
初百舌の鳴くよと見れば樅の秀に 阿部ひろし 酸漿 200012  
一云が心にしみる百舌鳥の声 小川花久 いろり 200012  
書き込みのなきカレンダー百舌鳥の鳴く 野中弓子 酸漿 200112  
山彦の助勢を頼み百舌鳥の恋 永井丈夫 200201  
百舌鳥高音菩薩の思惟しゆい乱すなき 千代田葛彦 馬醉木 200201  
百舌鳥鳴くや柿の梯子の天に抜け 池元道雄 馬醉木 200202  
入院へ指輪蔵ひぬ百舌日和 戸田和子 200302  
百舌一声ビル解体の朝は明く 佐藤洋子 帆船 200401  
茶粥煮えたちて背戸には百舌猛る 榎本みや 築港 200401  
百舌鳥猛る老婆つち掘る犬叱る 花房敏 ぐろっけ 200403  
きりきりと百舌鳥が尾を振る梢かな 和智秀子 酸漿 200406  
百舌鳥日和ひよいと地蔵にわが帽子 内藤ゑつ ゑつ 200411  
百舌の来ぬ墓なら連れて帰ろうか 井上信子 200412  
コッペパン音させて切り百舌鳥日和 戸田春月 火星 200412  
百舌鋭し追ひ払ふごとわれに鳴く 辻兎夢 200601  
内親王御降嫁近き百舌の晴 大畠政子 雨月 200601  
百舌鳥日和待合室の椅子固し 竹貫示虹 京鹿子 200610  
仏性寺平を越ゆる百舌のこゑ 浜福恵 風土 200611 鬼が茶屋
百舌しきり空の張力衰へて 甲州千草 200612  
百舌の空心を羽根にしてしまふ 天野きく江 200801  
刈田道見渡しにあり百舌の声 柿崎寿惠子 酸漿 200801  
幼児のサンダルの音百舌鳴けり 松嶋一洋 200811  
百舌鳥独り河は一途に黙を押す 松本鷹根 京鹿子 200902  
石舞台縄張の百舌鳥高鳴ける 水谷芳子 雨月 201002  
朝霧の晴れゆく百舌の一声に 久永つう 六花 201011  
百舌高音風が背を押す柳生道 大山文子 火星 201012  
高枝を揺らして百舌鳥の鳴きにけり 高倉恵美子 201101  
曇天を切り裂くばかり百舌叫ぶ 野村由美 201102  
諄々と百舌鳥に諭され山下る 鳳蛮華 201104  
松風の高田城址や百舌鳥猛る 亀掛川菊枝 末黒野 201104  
百舌の声墓守として馴染みけり 鳳蛮華 201202  
百舌猛る玻璃戸透かしの松林 田中臥石 末黒野 201211  
セシウムだかなんだかかんだかあれは百舌 池田澄子 201212  
百舌鳥の声より生まれきし一行詩 今村征一 ホトトギス 201303  
伊豆の宿百舌鳥を聞きゐる浜辺かな 長島清山 かさね 201311  
百舌鳥猛る少毘古那命かな 山田六甲 六花 201312  
百舌鳥猛る鹿嶋の杜はもと渚 山田六甲 六花 201312  
岩彫りの斜道滑るよ百舌鳥笑ふ 山田六甲 六花 201312  
快眠の朝はひときわ百舌日和 井上あき子 ぐろっけ 201402  
百舌鳥の尾の石叩にはまけてゐず 山田六甲 六花 201711  
捨山の杉に値のつく百舌日和 永井惠子 春燈 201712  
鉄と血と王と夕日と夕の百舌 柳川晋 201805  
百舌鳥一声海峡朝の灯を落とす 碇天牛 雨月 201901  
熱き茶を飲めば遠くに百舌のこゑ 廣瀬雅男 やぶれ傘 201901  
衛兵に百舌鳴くイギリス大使館 田中藤穂 あを 201902  
立ち入れぬ百舌鳥古墳群草茂る 木村純子 末黒野 201909  
百舌鳥の声墨の乾きの速きこと 大坂正 末黒野 202001  
百舌鳥の声鋭し旅に出る朝は 安藤久美子 やぶれ傘 202002  
つくばひや昨日に続き百舌鳥の来て 笹倉さえみ 雨月 202003  

2020年10月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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