豆 撒 2     19句

病室に豆撒きて妻帰りけり   石田波郷   酒中花

節分 追儺 豆撒 豆打 年の豆 鬼やらい

作品
作者
掲載誌
掲載年月
豆撒くやオリーブ畑の闇目掛け 壺井久子 馬醉木 202004
愛想良き鬼福豆を撒いてをり 永田万年青 六花 202005
豆撒や妻より強きもののなし 江見巌 六花 202005
豆を撒く一部屋ごとに豆五粒 渡邉孝彦 やぶれ傘 202005
ネクタイに神姿豆を撒く 松本善一 やぶれ傘 202006
豆撒きの鬼はスマホVサイン 橋本美代 やぶれ傘 202006
仏間より一擲年の豆を撒く 小河原清江 梛の木 202007
紅白の幕の舞殿豆を撒く 松本善一 やぶれ傘 202007
阿部洋子豆撒いて鬼を驚かす 安住敦 春燈 202103
豆撒や「福は内」と言ふ鬼のをり 平野多聞 202105
ままならぬ肩を戻さむ豆を撒く 森清堯 末黒野 202105
豆撒きのつぶやく程の子等の声 菅野日出子 末黒野 202105
小声もて夫の豆撒き一握り 大川暉美 末黒野 202105
豆まきや節の翁は姿見鏡すがたみ 伊藤希眸 京鹿子 202205
鬼の豆撒けども食めぬ歳男 石川東児 202206
豆を撒く使はぬままの子の部屋も 永淵惠子 202208
神主は小袋入りの豆をまく 佐藤稲子 やぶれ傘 202206
園児らが禰宜の姿で豆をまく 佐藤稲子 やぶれ傘 202206
豆撒や渡り廊下に鬼の面 服部早仙空   202211
豆撒 →1

 

2023年2月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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