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二十五日仙台につく みちはるかなる伊予の我が家をおもへば

あなたなる夜雨の葛のあなたかな   芝不器男   不器男句集

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
倶利伽羅の奈落吹き上ぐ葛嵐 村上昌子 200412  
考へのまた葛原に及びけり 山尾玉藻 火星 200412  
半島を揺るがす能登の葛嵐 鷹羽狩行 200412 能登
眠られぬ母に葛溶く月明り 高村淳 200412  
葛の葉に小鳥の来たり長屋門 中村房江 六花 200501  
怒り肩遠くなりゆく真葛原 大磯幸子 河鹿 200501  
甲冑の眼窩の闇を葛嵐 井上菜摘子 京鹿子 200501  
百年の家に阿修羅の葛茂る 遠藤若狭男 200502  
真輝く朝星夜星葛晒す 堀井英子 雨月 200504  
風すじの葉裏しろじろ真葛原 渡辺淳子 八千草 200504  
葛嵐むかし役場に土間があり 岬雪夫 200507  
満天の星の明りに葛晒す 高橋将夫 星の渦 200507  
葛の葉のひるがへるとき神の色 近藤喜子 200508  
灼くる街崖は眞葛の谷なせる 瀧春一 菜園 200509  
妻も吾も長寿の家系葛の風 水原春郎 馬醉木 200510  
野放図なこゑはばからず真葛原 伊藤白潮 200510  
葛あらし斜へに張りし根の確か 能村研三 200510  
たつぷりと風載せ葛の広葉かな 林翔 200510  
愛されぬもの逞しや葛垂るる 杉本重雄 200511  
子の涙見てきしあとの真葛原 野澤あき 火星 200511  
葛原のもつれに風の波立てり 諸岡和子 200511  
古戦場葛のうら葉の吹きなだれ 豊田都峰 京鹿子 200511  
往年の涙を捨てに葛の原 宇都宮滴水 京鹿子 200511  
葛の葉の崖をおほひて水に垂る 田尻勝子 六花 200511  
一山の葛ひるがへる番所跡 有島夛美 河鹿 200512  
川風のあやつるままに真葛原 池森昭子 馬醉木 200512  
山すその水音篩へり葛あらし 安藤しおん 200512  
男みな白き骨もつ真葛原 水野恒彦 200512  
道標葛を片寄せ読みにけり 寺岡ひろし 雨月 200512  
裏山を覆ひつくせる葛の宿 細川コマヱ 雨月 200512  
葛の秋馬柵の羊に鳴き寄られ 乗光雅子 雨月 200512  
倶利伽羅の谷の奈落へ葛嵐 堀田清江 雨月 200512  
一山の葛に神在し仏在す 磯野しをり 雨月 200512  
弥陀現れし谿と伝へて葛嵐 磯野しをり 雨月 200512  
泰然と自若の漢真葛原 佐野静子 遠嶺 200601  
葛嵐真田藩校鬨の声 久保久子 春燈 200601  
仲麻呂の唐名哀し葛月夜 高千夏子 200601  
円柱を登りきれずに葛の蔓 小牧弘治 河鹿 200602  
遠野には民話多かり真葛原 高畠英 河鹿 200602  
きさらぎの日射明るく葛晒す 山口順子 200605  
葛の棚かざおといつも嵐めき 瀧春一 常念 200606 旅吟
秋風や一と間を隱す葛の蔓 瀧春一 常念 200606 旅吟
測量の計器かつぎて葛の崖 足利ロ子 ぐろっけ 200609  
あおあおと葛鉄砲の葉はありぬ 黒田咲子 200610  
葛の蔓ゆくへ探しの七曲り 川村瑠璃 京鹿子 200611  
観自在真葛原の穴ぼこぼこ 雨村敏子 200611  
葛嵐盲導犬をたぢろがす 泉田秋硯 200612  
真葛原鬼怒の流れの大曲り 大坪景章 万象 200612 結城
暴れ川隠して月の真葛原 芝山喜久子 馬醉木 200612  
葛あらし寝墓につづく隠れ道 一瀬昭子 馬醉木 200612  
姥一人吉野に残り真葛原 古田考鵬 雨月 200612  
踏みあとに水湧いてゐる真葛原 戸田春月 火星 200612  
吊橋を一気に走る葛嵐 中田みなみ 200612  
無秩序とはこのこと葛のからみあひ 坂上正巳 200701  
棟梁の腕を組みたる真葛原 桜井葉子 遠嶺 200701  
よみがへる真葛原や蝉しぐれ 山本正 京鹿子 200701  
葛の丘登りて海の風に立つ ことり 六花 200701  
たてかけて葛の根太き影であり 服部早苗 200701  
廃村跡風吹きぬくる真葛原 大泉美干代 雨月 200702  
葛あらしたらちねの山濃かりけり 大島翠木 200709  
立ち上がる葛の巻葉を風の揉む 小林輝子 風土 200709  
陵の丘くつがへす葛の風 ことり 六花 200710  
遠山の灯を吹き減らす葛嵐 杉浦典子 火星 200711  
ぞうぞうと青葛なだれ神の島 坪井洋子 200711  
葛垂るる若狭街道途中越 谷岡尚美 200712  
芒原葛原い行き大江山 萩谷幸子 雨月 200712  
頼るもの求め伸びをり葛の蔓 浅野恵美子 酸漿 200712  
笛吹川笛すさぶ瀬に葛溺れ 岡田貞峰 馬醉木 200801  
赤く赤く鶴の折らるる真葛原 水野恒彦 200801  
葛の葉に半ば埋もるる山家かな 青木康明 200801  
葛の蔓引いてふるさと解きにけり 井上菜摘子 京鹿子 200801  
雨截つて走る時空や葛葉裏 大西優九里 京鹿子 200801  
真葛原もうこの辺でよかろうか 小形さとる 200802  
世遁れしごと葛原に隠れ棲む 村松紅花 ホトトギス 200803  
林道を葛の茂りてをりにけり ことり 六花 200809  
生駒越え葛を鎧ひし道標 藤見佳楠子 200810  
真葛原ときをりとどく女ごゑ 山尾玉藻 火星 200810  
山鳩の一気に飛翔真葛原 宮田香 200811  
真葛原対向車待つ山の駅 松林順子 雨月 200811  
持仏欲る心の弱り葛の秋 松林順子 雨月 200811  
地滑りのありし山裾葛の原 高垣和恵 雨月 200811  
靴履けば妻問ひに似る葛あらし 伊藤白潮 200811 『卍』
歩かねば身のうつろなり真葛原 岡部名保子 馬醉木 200812  
さしあたり真葛荒れてる村つづく 戸田和子 200812  
真葛原歩むあたりの黄葉あかり 鈴鹿仁 京鹿子 200812 系露忌
息長き風が波追ふ真葛原 鈴掛穂 200812  
ゲートボール優勝逃す葛嵐 木原今女 ぐろっけ 200812  
山畑に覆ひかぶさる葛畳 木内美保子 六花 200812  
ともかくも歩きだすなり真葛原 蘭定かず子 火星 200902  
起伏して葛の被へるものや何 隅田恵子 雨月 200902  
世に出づることなく葛に隠れ棲み 村松紅花 ホトトギス 200903  
人も手紙も夕刊も来ず葛の風 荒井千佐代 200904  
百姓も杣も早寝や葛の雨 八田木枯 晩紅 200908  
をちこちに葛嵐して古戦場 豊田都峰 京鹿子 200911  
葛の香に迎へられたる山の駅 三浦百合子 200911  
女工碑へ露の葛径足からむ 井口淳子 200912  
真葛原坐ればそこが命の場 寺半畳子 炎環 200912  
フルートの良き音さらひし葛嵐 乗光雅子 雨月 200912  
真葛原修験者法螺を高鳴らし 森脇貞子 雨月 200912 葛 →3

 

2018年10月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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