葛の花      70句

  葛の花  葛切  葛餅  葛湯

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
庫裡裏の絶えぬ川音葛の花 田中藤穂 あを 201409  
放置輪に絡め手使ふ葛の花 国包澄子 201411  
ひと峪をのぼりつめたる葛の花 塩路隆子 201411  
迢空忌真葛は色をひそめ咲く 安立公彦 春燈 201411  
万葉の道の切り岸葛の花 中村紀美子 春燈 201411  
葉がくれに怨みの色の葛の花 梅村すみを 201411  
身の負ひ目みえ隠れして葛の花 吉田政江 201411  
砂つぽい道を港へ葛の花 大崎紀夫 やぶれ傘 201411  
ダンプカー行きバスが来る葛の花 大崎紀夫 やぶれ傘 201411  
母の衣ほつほつ解く葛の花 松林依子 201412  
辰鼓楼の石垣を這ふ葛の花 浜福恵 風土 201412  
葉の蔭の残んの色や葛の花 岡野里子 末黒野 201501  
発心の早朝散歩葛の花 榊山智惠 末黒野 201501  
葛咲くや山の麓に発電所 水井千鶴子 風土 201502  
叡山のケーブルの急葛の花 内藤静 風土 201502  
通り雨屁屎葛の花散らし 須賀敏子 あを 201510  
峡の子の通ふ小橋や葛の花 堀田順子 馬醉木 201511  
葛の花高きに揺るる迢空忌 安立公彦 春燈 201511  
月山のふもと晴れくる葛の花 大崎紀夫 やぶれ傘 201511  
みちくさの頬を打たれり葛の花 中島悠美子 京鹿子 201512  
秘めたきは知られたきこと葛の花 松林依子 201512  
葛咲くやかつて甲斐より絹の道 井上石動 あを 201512  
芳香は葛の花なり坂登る 青野安佐子 201512  
葉の蔭にひそと香りて葛の花 服部珠子 雨月 201512  
鄙の地に鄙の掟や葛の花 大政睦子 京鹿子 201601  
葛の花風吹き惑ふ親不知 川村みよき 万象 201602  
強きかな崖の上まで葛の花 杉本薬王子 風土 201609  
言霊に鬼も仏も葛の花 田代貞香 201609  
葛の蔓自縛の花を咲かせけり 山田六甲 六花 201609 印南・平池
葛咲けり街道跡といふ窪地 菅谷たけし 201611  
原子炉へ鎌首もたげ葛の花 南うみを 風土 201611  
葛の花小雨厭はぬ犬連れて 平野みち代 201611  
葉の陰に初心な振りして葛の花 原田達夫 201611  
堀の水青く澱みて葛の花 田中藤穂 あを 201611  
寅さんの無骨を恋ふや葛の花 神田恵琳 春燈 201611  
窯出の余熱ありけり葛の花 広渡敬雄 201612  
葛咲いて幾つ過ぎ来し無人駅 竹内喜代子 雨月 201612  
四五本の木樹を呑み込み葛の花 柿沼盟子 風土 201612  
葛の花またも同士の別れかな 山崎靖子 201612  
放埒な葛ふところに花を抱く 中嶋昌子 春燈 201612  
葛の花ねずみがへしを越えにけり 阿久津勝利 万象 201612  
葛の花雑木林は長方形 水野加代 万象 201612  
茂る葉の中をひそかに葛の花 小池みな 末黒野 201612  
葛の花深き淵より風湧きぬ 篠田純子 あを 201612  
この山を越えれば信濃葛の花 森川絢子 京鹿子 201701  
葛の花むかしは蜑の住みし村 横田敬子 201612  
葛咲くや遠山なみのあなたまで 中杉隆世 ホトトギス 201702  
過疎となりいよよ色濃き葛の花 庵原敏典 末黒野 201704  
夕さりの日のおこぼれを葛の花 山田六甲 六花 201710  
葛根湯葛の花いま盛りなり 加藤みき 201711  
隧道の暗きを出でて葛の花 黒滝志麻子 末黒野 201711  
竹づたひ隣より葛花はこぶ 石川桂郎 風土 201711 『竹取』
水べりに小さき骼葛の花 浅田光代 風土 201711  
葛咲いで時ゆるやかに国栖の里 鈴鹿呂仁 京鹿子 201711  
葛の花山の翳りに水の音 島田和枝 万象 201712  
いななきの渓に吸はれぬ葛の花 森清信子 末黒野 201712  
朝まだき風存問の葛の花 飯田久美子 末黒野 201712  
埋もれる境界石や葛の花 能美昌二郎 201712  
ほどほどてふ身の処し方や葛の花 北川孝子 京鹿子 201712  
暮れ時をどんより葛の花匂ふ 住田千代子 六花 201801  
葛咲くやくぐり抜けゆく川の音 住田千代子 六花 201801  
葛の花思ひめぐらす日暮れかな 冷泉花 六花 201801  
葛咲いてまた深読みをしてしまふ 井上菜摘子 京鹿子 201801  
道に迷へばぶつかつてくる葛の花 井上菜摘子 京鹿子 201801  
蛇行する川波まぶし葛の花 遠山のり子 201802  
水神の小さき祠葛の花 高木邦雄 末黒野 201804  
新しき花の未来や段葛 稲畑廣太郎 ホトトギス 201804  
葛の花亀のひょっこり現れる 東英幸 船団 201806  
葛の花日を拒み風拒まざる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201809  
野川まで蟇捨てにゆく葛の花 水原秋櫻子 馬醉木 201809 『玄魚』

 

2018年10月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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