神の旅       135句

蘆の葉も笛仕る神の旅   高浜虚子

十一月  神の留守  神の旅  神無月  神有月

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
晴るる空約すすべなし神の旅 稲畑汀子 ホトトギス 199911  
神の旅追うて行くごと我も旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 199911  
神の旅日の昇りくる漁師町 村田近子 遠嶺 200002  
渋滞は京過ぎてより神の旅 貝森光大 六花 200003  
神の旅貧乏神は旅立たず 天岡宇津彦 200009  
乗継ぎの雲の迎へる神の旅 神蔵器 風土 200012  
舟に似て雲あり神の旅日和 林翔 馬醉木 200101  
海の神旅立つ刻か潮満てり 棚山波朗 春耕 200101  
お旅所の大き錠前神の旅 岡淑子 雨月 200102  
むら雲の乗継ぎできさう神の旅 福山広秋 200201  
山上湖にさざ波の立つ神の旅 棚山波朗 春耕 200201  
連山を寝付かせてより神の旅 田村はじめ 銀化 200201  
あかあかと紀州の石や神の旅 中山世一 百鳥 200201  
湖の藍極まりて神の旅 久保恵子 200202  
硬貨一つ落ちたる音や神の旅 田中武彦 六花 200202  
ジェット機の側駆け抜けし神の旅 武田深雪 六花合同句集 200205  
急がねば鴉に頼る神の旅 鈴鹿仁 京鹿子 200211  
天帝は足早ならん神の旅 粟津松彩子 ホトトギス 200304  
東天紅神の旅立つ日なりけり 大串章 百鳥 200312  
御嶽の神旅立つに霧深し 米沢貞子 200401  
夕照の潮汲浜や神の旅 浜福恵 風土 200402  
さわさわと穂波の祝ぐや神の旅 長沼冨久子 馬醉木 200501  
神の旅立つ権利書とパスポート 山本敏子 帆船 200501  
目に見えぬ近道あつて神の旅 塩川雄三 築港 200501  
近距離も遠距離もある神の旅 塩川雄三 築港 200501  
噴煙の明るい方へ神の旅 吉田順子 帆船 200502  
白波の沖へ向かへり神の旅 橋本之宏 風土 200502  
風紋は蹄のかたち神の旅 延広禎一 200503  
神の旅神は好物置きしまま 高木武人 百鳥 200503  
神の旅準備か芭蕉所縁の地 稲畑廣太郎 ホトトギス 200511  
じか足袋に小はぜたくさん神の旅 定梶じょう あを 200512  
神の旅箪笥に風を通しけり 石脇みはる 200601  
ひとすぢの茜の空や神の旅 斉藤阿津子 百鳥 200602  
故もなく火を焚き神の旅立てり 伊藤巨久 対岸 200602  
産土の森のさざめき神の旅 鈴木愛子 ぐろっけ 200602  
二日ほど晴れては雨に神の旅 稲畑汀子 ホトトギス 200611  
月太りつつあり神の旅発ちぬ 千田百里 200611  
大日も熊野に寄りし神の旅 高橋将夫 200702  
神の旅まつふるさとは松手入 山本喜朗 雨月 200702  
次々と神の旅立つヘリポート 小山徳夫 遠嶺 200703  
神の旅疲れを解きし湖の黙 稲畑廣太郎 ホトトギス 200711  
神の旅急ぐは雲を乗り換へて 岡有志 ぐろっけ 200801  
腑に落ちぬこと多かりし神の旅 亀田虎童子 200811  
神の旅一歩遅れてわが旅路 稲畑汀子 ホトトギス 200811  
神の旅似ても似つかぬ我の旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 200811  
神の旅染井の水のうまきかな 宮川みね子 風土 200901  
神の旅雲の草鞋のすぐ消ゆる 竹中一花 200902  
燈台の光芒神の旅立てり 間宮あや子 馬醉木 200902  
神旅の湯を噴く由布の一の蔵 橋添やよひ 風土 200902  
神の旅搭乗カード確認す 大久保寛子 遠嶺 200903  
全力をアイロンに乗せ神の旅 中原幸子 船団 200903  
神の旅傘も合羽も携えて 小阪律子 ぐろっけ 201001  
出雲へは歩いてまゐる神の旅 柳川晋 201002  
瀬戸物の神馬が小屋に神の旅 平居澪子 六花 201002  
扁額は不折の墨書神の旅 中村恭子 201003  
一斉に森騒立ちし神の旅 河野美奇 ホトトギス 201004  
神の旅日の本といふ騒きかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201010  
縁日の屋台残して神旅立つ 中江月鈴子 201101  
青春切符神の旅とは向き違へ 安居正浩 201101  
草ロール転がせしまま神の旅 相良牧人 201102  
鳴き砂を一夜濡らせり神の旅 丸井巴水 京鹿子 201102  
伐採の音のうねりや神の旅 浜口高子 火星 201102  
神の旅日暮れてよりの寒さかな 島谷征良 風土 201103  
三輪山の末社揃うて神の旅 笠井清佑 201201  
奈良の鹿総出で送る神の旅 笠井清佑 201201  
飛び飛びの島の一つへ神の旅 高橋泰子 201201  
神の旅行きつく果の見え隠れ 沼田桂子 春燈 201201  
壺少し動きし気配神の旅 川崎真樹子 春燈 201201  
荒神の旅立ち波の三角に 近藤喜子 201202  
星を読み月読み日読み神の旅 柳川晋 201202  
御嶽の蒼穹神の旅立てる 高木典子 雨月 201202  
人生は片道なりき神の旅 高橋将夫 201203  
神の旅伴も荷物もなかりけり 高橋将夫 201203  
一片の雲もなき空神の旅 鍋島武彦 末黒野 201203  
風の音とも笑ふ声とも神の旅 淺場英彦 万象 201204  
風に舞ふ藁のひかりぬ神の旅 蘭定かず子 火星 201302  
さざ波に淡路の神の旅立てり 田中文治 火星 201302  
孫悟空の雲の絨毯神の旅 古川千鶴 かさね 201302  
まほろばの空暗くして神の旅 小原登志春 雨月 201302  
錦繍の森仕立てつつ神の旅 涌羅由美 ホトトギス 201303  
五色塚古墳出発神の旅 藤井啓子 ホトトギス 201303  
その中の末社の誇り神の旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 201311  
古事記千三百年や神の旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 201311  
風を読むことに始まる神の旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 201311  
神の旅猫一匹の守る祠 稲畑廣太郎 ホトトギス 201311  
産土の参道清し神の旅 細川コマヱ 雨月 201401  
枝折戸に杖立てかけて神の旅 柳川晋 201401

悼 

延広禎一さん

神の旅人力通る粟田口 宮田香 201401  
くづ糸の色のいろいろ神の旅 辻美奈子 201401  
野を駆けて今天を駆け神の旅 佐藤喜仙 かさね 201402  
太白のひとつ煌やか神の旅 浅井青二 雨月 201402  
稜線のやがて光線神の旅 小田里己 201403  
ライオンの視線の先に神の旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 201411  
神の旅詩神は残り給ひけり 藤丸誠旨 春燈 201501  
溝川に水滾り入る神の旅 松井倫子 火星 201501  
風音のかたこと神の旅支度 橋添やよひ 風土 201501  
三界の火宅を出でて神の旅 松田都青 京鹿子 201502  
神の旅愛の郵便ポストまで 江島照美 201502  
神の旅八百万の神湯屋に寄る 谷岡尚美 201502  
妙薬のありやなしやと神の旅 江島照美 201602  
隅田川舟で下るも神の旅 橋本くに彦 ホトトギス 201603  
富士を越す頃には晴れて神の旅 木村享史 ホトトギス 201605  
君見捨ておできの神の旅立てる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201611  
天気図には関りのなき神の旅 大島寛治 雨月 201702  
群青の空の彼方へ神の旅 犬塚李里子 201702  
ほの冥き高度を行くや神の旅 内藤静 風土 201702  
神の旅メトロノームが動かない 高野春子 京鹿子 201703  
枡目出る夫の代筆神の旅 落合絹代 風土 201802  
神の旅運河に繋ぐ舟のなく 赤石梨花 風土 201802  
出雲など寄つたことなし神の旅 柳川晋 201802  
神の旅提げるは里の芋焼酎 有松洋子 201802  
迷っても笑顔のみんな神の旅 波戸辺のばら 船団 201806  
出雲への直行便も神の旅 平野無石 201811  
今日で果つ吾の旅明日は神の旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 201811  
神の旅君までついて行かずとも 稲畑廣太郎 ホトトギス 201811  
山の精の木霊の送る神の旅 鈴鹿仁 京鹿子 201811  
産土の神の旅立ち母ごころ 鈴鹿呂仁 京鹿子 201812  
神の旅番外にゐて奉る 井尻妙子 京鹿子 201901  
鷹柱立ちし地をいま神の旅 三木亨 201902  
貧乏神の居据つてゐる神の旅 小田嶋野笛 末黒野 201903  
跳ぶ雲や神馬使はぬ神の旅 太田良一 末黒野 201903  
句の神の旅立ち筆紙ふところに 木村享史 ホトトギス 201905  
武の神の旅に重たき腰の太刀 木村享史 ホトトギス 201905  
不忍池もお留守か神の旅 平野無石 201905  
神の旅吾の旅祝ぎに締め括る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201911  
留守を守る力道山や神の旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 201911  

 

2019年11月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。