作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
冬海のしぶきが路地を濡らしけり | 長沼三津夫 | 朝 | 199904 |
冬海やわが生涯を裏返す | 小澤克己 | 遠嶺 | 200002 |
子規虚子の見し冬海とある一日 | 山田弘子 | 円虹 | 200202 |
冬海の果の大滝思ひをり | 今瀬一博 | 沖 | 200204 |
冬海の端の動きて貨車長き | 長沼三津夫 | 朝 | 200403 |
ゴメは啼くもの冬海は荒るるもの | 青野れい子 | 朝 | 200403 |
冬海の平らを翔べる鳶平ら | 嶋田摩耶子 | ホトトギス | 200405 |
冬海のひととこ爆ぜて高速船 | 有島夛美 | 河鹿 | 200504 |
冬海を見てきし馬の列に会ふ | 小野寿子 | 沖 | 200603 |
冬海の礫のやうな風に遇ふ | 植竹美代子 | 雨月 | 200603 |
冬海の凪に片寄せ舫ひ舟 | 大泉美千代 | 雨月 | 200703 |
冬海を見るそれだけの往き還り | 佐々木幸 | 朝 | 200704 |
波岩を呑み冬海の盛り上る | 竹下陶子 | ホトトギス | 200904 |
岩を打つしぶきにおくれ冬海鳴り | 遠藤真砂明 | 沖 | 201102 |
冬海に世を捨てしごと立つ漢 | 高橋照子 | 雨月 | 201103 |
冬海の荒れるほど照る漁夫の墓 | 古川忠利 | ろんど | 201104 |
冬海へ二の腕太く船出せり | 岡本敬子 | 万象 | 201202 |
玄海の冬海越えて来たる凪 | 稲畑汀子 | ホトトギス | 201211 |
じゃこ天の中の冬海平らげる | 東英幸 | 船団 | 201306 |
冬海の凪ぎ群青を深めける | 多方清子 | 雨月 | 201603 |
坂登り切れば冬海見ゆる筈 | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202011 |
冬海の入江を俯瞰する高さ | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202011 |
2021年1月23日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
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