冬の浪     33句

冬浪の日かげりければ歸らばや    松本たかし

冬海 冬の海 冬の浜 冬の浪 冬の濤 冬の波

作品
作者
掲載誌
掲載年月
冬白浪燈台に鵜の羽繕ふ 皆川盤水 春耕 199902
冬浪の海近づけつ新松子 小澤克己 遠嶺 200002
文机に冬の浪音一会の書 林友次郎 遠嶺 200002
冬浪に泳ぎだしたる柱かな 山田六甲 六花 200003
冬白浪海峡の風止まざりし 藤村美津子 春耕 200202
耶蘇の島冬浪絶えず咆哮す 桑田青虎 ホトトギス 200206
渦になりきれぬ冬浪せり上る 丸川越司 円虹 200202
玄海の冬浪かぶる荒鵜かな 大石喜美子 雨月 200304
叫び声あげ冬浪の突進す 成井侃 対岸 200402
望嶽楼古り冬浪の湾開け 沼口蓬風 河鹿 200403
サーファーの黒く貼りつく冬の浪 柴野静 200404
冬の浪測り入港して来たり 堀義志郎 火星 200404
冬浪へ小石に託し憂さ抛る 梁瀬照恵 ぐろっけ 200404
人麻呂の碑へ冬浪の飛沫あぐ 大石喜美子 雨月 200503
獅子岩と名付け冬浪楽しめり 武田藍 百鳥 200404
冬浪や耐へゐるやうに岬鼻 邑橋節夫 遠嶺 200506
冬の浪息つぐときは泡となる 宇都宮滴水 京鹿子 200601
冬浪に引き戻されつ舫ひ舟 田中佐知子 風土 200702
冬浪の高鳴る一の鳥居かな 遠藤真砂明 200703
漆黒の岩礁を噛む冬の浪 浅野恵美子 酸漿 200705
橋立一里冬立つ浪の横走る 芝山喜久子 馬醉木 200803
冬浪や語れざるもの引きゆけり 遠山みち子 200804
まだ冬の浪には音のなかりけり 新関一杜 京鹿子 200903
冬浪に船脚重き艀かな 石黒興平 末黒野 201003
冬浪はいつも暮色よ眼鏡拭く 海老根武夫 201204
冬浪に占め尽されて明石の門 吉田耕人 ぐろっけ 201205
冬浪の色に明けゆく日本海 稲畑廣太郎 ホトトギス 201211
たてがみのごと崖のぼる冬の浪 加藤峰子 201503
冬の海波・浪・濤の高さかな 渡部節郎 201504
断崖のホテルの窓や冬の浪 土屋光男 春燈 201601
冬浪の夕日を呑みてくづれけり 西川みほ 末黒野 201603
冬浪や茫然自失日の暮るる 秋川泉 あを 201702

「玄海」三百号祝句

冬浪に四半世紀を漕ぎ出せり

稲畑廣太郎 ホトトギス 201909

 

2020年12月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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