冬 月      37句

物の怪のごとし冬月赤きかな   山内千恵子

冬の月  冬月  冬満月  冬三日月  寒満月  凍月

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
冬月や誕生石のピアス買ふ 斉藤富久子 遠嶺 200003  
冬月や奈良に寺浮きまた沈み 中村安伸 海程 200004  
谷地果に鶴眠るべし冬月夜 塩路隆子 精鋭選集 200008  
外燈のみな俯ける冬月夜 徳永真弓 百鳥 200202  
人おぢもせぬ猪にあふ冬月夜 長田秋男 酸漿 200204  
冬月の懸かる眼路断つ新規ビル 奥村鷹尾 京鹿子 200402  
半月と言へど冬月侮れず 菅原健一 200501  
冬月や犬屋の檻に犬坐り 田中藤穂 あを 200504  
コーヒーをあの冬月のために挽く 前川明子 200702  
冬月光まとひ樺の棒立ちに 近藤敏子 200702  
去るものは追はず冬月夜々育つ 神蔵器 風土 200702  
冬月や仕事場に座し安らぎぬ 四條進 200801  
冬月の影生む三波石の群 鈴木石花 風土 200902  
冬月光苑にフルート吹く乙女 浜田はるみ 遠嶺 200903  
大いなる死を聞く電話冬月光 能村研三 200912 十一月九日林翔先生ご逝去
くみ置きの水に冬月あかりかな 荒井和昭 201002  
冬月に早や静まりし塒鳥 金山千鳥 酸奬 201002  
冬月や波ひびく崖登り切る 池部久子 酸奬 201002  
出羽山河冬月光に濯がるる 池内結 ろんど 201003  
鐘楼の最大級に冬月射す 工藤はるみ 風土 201003  
白々と冬月残る神の山 岩下芳子 201102  
冬月となりて雲さへ近付けず 中田のぶ子 ろんど 201102  
冬月に歌流し行く石油売 浅野恵美子 酸漿 201102  
冬月や歩む漢の千鳥足 能勢栄子 201104  
穂高嶺に照る冬月も凍てにけり 中村翠湖 馬醉木 201202  
冬月や灯明台の畳敷 三代川玲子 春燈 201202  
看取る我見らるる我や冬月夜 米澤光子 火星 201202  
冬月夜騒音残し町眠る 久永つう 瀬戸の海 201203  
冬月に夜間飛行の灯近づく 藤井美晴 やぶれ傘 201303  
冬月の雲のまにまに流れけり 井上石動 あを 201312  
雨戸繰る胸に受けたる冬月光 坂口夫佐子 火星 201402  
冬月光海の干満響き合ふ 渡辺安酔 201404  
しばしの恋か冬月に触れし雲 本多俊子 201502  
露天湯の硬き冬月割りにけり 北元多加 馬醉木 201505  
冬月は真上に猫は庭に鳴き 大崎紀夫 虻の昼 201510  
冬月は真上に猫は庭に鳴き 大崎紀夫 虻の昼 201510  
冬月や看取り去ぬ娘の小走りに 落合由季女 雨月 201702  

 

2018年2月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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