春 苺    23句

おほどかに筑波置きたり春苺   本橋仁

いちご    木苺  桑苺・桑の実  蛇苺 春苺 冬苺

作品
作者
掲載誌
掲載年月
少年の口笛軽く春いちご 鈴木とし子 遠嶺 200006
春苺児は悪戯もほめられて 赤木真理 ぐろっけ 200006
なつかしき町角に立ち春いちご 大村真佐子 遠嶺 200007
愚痴言ひ飽きて牛乳と春苺 高田令子 200306
春苺少女にありし変声期 荒井和昭 200307
褒められて子は伸びるもの春苺 渡辺民親 遠嶺 200407
草原の木卓春の苺盛る 小澤克己 遠嶺 200505
マニキュアの指でつまんで春いちご 馬場美智子 六花 200508
はや出でし春の苺を供へけり 小池槇女 火星 200607
はればれと便通得たり春苺 山崎靖子 200705
先割れの小匙にあそぶ春苺 中野英歩 八千草 200708
謁見の姫のごとくに春苺 鈴木榮子 春燈 200805
酸っぱくて乙女のような春苺 猪野良子 ろんど 200907
春苺パック解かれてリラックス 達山丁字 200908
死の話なれど旨さう春苺 竹下昌子 201006
噂話に似合ふ春苺ケーキ 高田令子 201006
思ひきり巨き酸つぱし春いちご 松林依子 201106
春苺ふるさとをふと思ひけり 高田令子 201106
雨あがる深呼吸のち春いちご 松林依子 201205
パティシエの指に輝く春苺 高田令子 201306
舌の上の春の苺の甘きかな 田中臥石 末黒野 201505
さびしさも養生のうち春苺 西住三恵子 201807
春苺摘むたびかざす子なりけり 澤田明子 春燈 202107

 

2022年2月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。

 
2022年2月27日