花 火 6     109句

ねむりても旅の花火の胸にひらく    大野林火

花火 遠花火 手花火 花火殻 花火果つ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
音がしてやつぱり花火見たくなる 安居正浩 200811  
束の間の花火あかりに句を記す 木暮剛平 万象 200811  
川風の闇へ花火の続けざま 安藤久美子 やぶれ傘 200811  
大花火能登の海面に咲きにけり 萩原渓人 やぶれ傘 200811 能登半島
花火まで近づいて近づいてふたり 陽山道子 船団 200901  
さまざまの色を浴びたり花火の夜 織田高暢 200901  
観衆の眼一点大花火 久永つう 六花 200901  
大群衆輸出見本の花火に醉ふ 瀧春一 深林 200901  
星のしづくになり花火消えにけり 山下しげ人 ホトトギス 200903  
旅の夜の花火見といふもてなしも 安原葉 ホトトギス 200904  
いさかひの真中に花火揚がりけり 靜寿美子 ぐろっけ 200904  
屋上に花火を待てる椅子の位置 佐藤信子 佐藤信子集 200905  
ぢぢばばとちちははとやや庭花火 野沢しの武 風土 200905  
子が持てば火花よろこぶ花火かな 鷹羽狩行 200907  
孫つれて夜店の花火買ひにけり 遠藤実 あを 200907  
揚花火音ころがして消えにけり 市橋敬子 201005  
束の間をこらへ線香花火かな 片山由美子 201007  
夕闇の高まる瀬音花火待つ 真季佐智子 201007  
対岸に動く人かげ揚花火 真季佐智子 201007  
大花火すこし遅れて音ひらく 布川直幸 201007  
花火見るための一席ととのへり 稲畑汀子 ホトトギス 201008  
終の玉ちりと線香花火消ゆ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201008  
天窓のびびり始めし宵花火 山田六甲 六花 201008  
踏まれたる草立ちもどり花火明け 山田六甲 六花 201008  
名人の花火は色を抑へあり 山田六甲 六花 201008  
図星なり花火の尺を言い当てて 山田六甲 六花 201008  
流転せる雲を洗へる花火かな 山田六甲 六花 201008  
人帰る方へ花火の闇歩く 山田六甲 六花 201008  
珍しき人の声する花火かな 山田六甲 六花 201008  
残し来し父気にしつゝ花火仰ぐ 山田六甲 六花 201008  
するすると煙のぼりぬ昼花火 山田六甲 六花 201008  
道狭む花火出店の埃たつ 山田六甲 六花 201008  
田に風の出てゐる盆の揚花火 山田六甲 六花 201008  
満天を砕く打ち止め花火かな 山田六甲 六花 201008  
ふうはりと昼の花火の落下傘 山田六甲 六花 201008  
片肌を脱ぎて花火師憩ひけり 山田六甲 六花 201008  
たちまちに花火の客で埋まる橋 山田六甲 六花 201008  
初盆の供養の花火揚げにけり 山田六甲 六花 201008  
ににこにこと花火見上げて耳遠し 山田六甲 六花 201008  
花火好き母となりての里帰り 赤座典子 あを 201008  
開票の勝鬨花火揚がるビル 品川鈴子 ぐろっけ 201009  
老眼鏡とりに入りけり庭花火 山尾玉藻 火星 201009  
線香花火むかしの闇はむらさきに 堀内一郎 あを 201009  
束の間の花火に願ひ掛けてみる 森山のりこ あを 201009  
大花火消えて川面の揺れもどる 森山のりこ あを 201009  
音羽山に谺の連鎖大花火 竹内悦子 201010 琵琶湖花火大会
江姫の花火絵巻や豪華版 竹内悦子 201010 琵琶湖花火大会
大輪の昔花火を愛すなり 小澤菜美 201010  
幾万の人心の鬨大花火 川崎利子 201010  
湾内に仮泊の飛鳥大花火 水原春郎 馬醉木 201010  
花火師にきのふと違ふ夜空あり 石田阿畏子 馬醉木 201010  
海染めて百連発の花火かな 山田春好 201010  
幾日も残る一身の花火音 井上信子 201010  
大花火見にもゆかずに詰将棋 織田高暢 201010  
思ふこと消ゆることなし揚げ花火 四條進 201010  
高階に育つ子供と花火見る 吉沢陽子 201010  
初恋は仕掛花火に似てかなし 荻龍雲 201010  
花火師や彩華繚乱天焦がす 荻龍雲 201010  
花火の中花火を上げて打止めと 大橋晄 雨月 201010  
ぶだう食うべ花火の様な茎残る 仙石君子 雨月 201010  
さそり座へ五色変化の揚花火 遠藤真砂明 201010  
花火師の間合ひといふも技のうち 北川英子 201010  
昼も夜も花火を鳴らし猪を追ふ 城戸愛子 酸奬 201010  
足裏の砂の火照りや揚花火 鎌倉喜久恵 あをき 201010  
揚花火瞬時煩悩吹き飛ばす 伊東和子 201011  
花火終へ何時ものまどゐ戻りけり 中村春宵子 春燈 201011  
幕間の闇ながかりし村花火 富永真代 春燈 201011  
一閃の花火のさらす海の色 饗庭悳子 末黒野 201011  
大花火淡海の空の扉を開く 山口順子 201011 琵琶湖花火大会
橋立を隠し滴る大花火 柴野静 201011  
揚花火空に懸りしシャンデリア 白髭美佐子 201011  
花火の香体に残して子の熟寝 松嶋一洋 201011  
花火の尾垂るれば動く星一つ 橋本順子 201011  
揚花火泣くの一瞬忘れをり 五十嵐章子 201011  
花火師の顔照らしあふ向かう岸 深澤鱶 火星 201011  
昼花火はぜし船場の秋つばめ 川端俊雄 火星 201011  
三尺帯寄せ合ひ線香花火かな 岡崎春菜 万象 201011  
揚花火闇に走り火またひらく 服部早苗 201011  
くるぶしに投網からまる揚花火 中条さゆり 201011  
こはごはが早や大胆に庭花火 平野みち代 201011  
草の風川の風くる揚花火 数長藤代 201011  
湾ひとつ坩堝となりて大花火 柴田朱美 京鹿子 201011  
孫の手は線香花火と仲良しで 東秋茄子 京鹿子 201011  
大花火余所にし子等の路地花火 石川元子 酸奬 201011  
幼子になかなか暮れぬ庭花火 海上俊臣 酸奬 201011  
金星も瞳凝らして花火待つ 島本知子 ぐろっけ 201011  
一点も欠けずひらきし大花火 島本知子 ぐろっけ 201011  
揚花火天守炎上するごとし 瀬口ゆみ子 ぐろっけ 201011  
花火開く赤青緑金銀に 高橋大三 ぐろっけ 201011  
海面に花火開きて孔雀なり 高橋大三 ぐろっけ 201011  
開くまで花火の音はしゆるしゆると 高橋大三 ぐろっけ 201011  
花火の粒音立て撒かるぱらぱらと 高橋大三 ぐろっけ 201011  
眼底に音も収めし大花火 内藤三男 ぐろっけ 201011  
新作の花火の見えず貴賓席 館容子 201012  
山国の闇のほぐれて揚花火 田村祐巳子 201012  
地べたにてねずみ花火のごとき蠅 仲里奈央 201012  
埋草の花火尽くして大花火 鳳蛮華 201012  
川施餓鬼小さき花火揚りけり 小川玉泉 末黒野 201012  
揚がるたび浮き出づる城大花火 内藤庫江 末黒野 201012  
青年の和服のふゆる花火の夜 内藤庫江 末黒野 201012  
逆走の鼠花火やわはははは 佐藤真隆 京鹿子 201012  
探したる花火の音の行方かな 倉持梨恵 201012  
大花火十六橋にふりそそぐ 金田けいし ろんど 201012  
連発の花火これでもかこれでもか 嶋田摩耶子 ホトトギス 201102  
一人泊つ湖畔の宿や冬花火 鈴木石花 風土 201102  
少年の惡書をひらく花火の夜 佐藤喜孝 あを 201107  
間に合はぬ花火の夜と知りながら 稲畑汀子 ホトトギス 201108  
渋滞の先頭遠し揚花火 稲畑汀子 ホトトギス 201108  
スケジュール通りにいかぬ花火の夜 稲畑汀子 ホトトギス 201108 花火 →7

 

2019年8月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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