花火果つ     94句

遠き闇終の花火と知らで待つ     野澤節子

花火 遠花火 手花火 花火殻 花火果つ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
花火果て汗の電車へ乗り込める 津田このみ 船団 199812  
北国の空を濁して花火果つ 鈴木ゆき子 風土 199910  
花火果て橋に往き来の戻りきし 丸川越司 円虹 199910  
花火果てし海をみてゐる漢かな 中沢三省 風土 199911  
花火終へ月の出潮の戻り船 安陪青人 雨月 199911  
波音のいつしか消えて花火果つ 小林光美 春耕 199911  
手花火を終へて絵日記書き始む 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912  
揚花火果て川風の戻りけり 稲畑廣太郎 廣太郎句集 199912  
始まりも終わりも知らない遠花火 三宅やよい 船団 199912  
花火果て流れを急ぐ水の調べ 富田美和 200001  
花火果て初島赤き灯の一つ 田中藤穂 水瓶座 200002  
チリチリと線香花火の終る歳暮 道悠喜 海程 200006  
大手術結果待つ間の遠花火 山本潤子 いろり 200009  
花火果て千夜一夜を経しごとし 牛田修嗣 200010  
終らない線香花火垂らしをる 加藤かな文 200010  
遠花火果てし石階固かりし 柳沢杏 酸漿 200010  
大花火ひらかず落ちて終ひたり 松沢久子 いろり 200010  
青を濃く強気の終り花火かな 能村登四郎 200011  
花火終へ病棟さつと寝静まる 松崎鉄之介 200109  
揚花火果てて墨堤点りけり 志水千代子 俳句通信 200109  
花火果てし水都は月の夜なりけり 田辺博充 200109  
終りしと思ひしころの遠花火 能村登四郎 羽化 200110  
揚花火果てて星々戻り来し 山下由理子 200111  
大空を星に返して花火果つ 吉永とほる 円虹 200111  
天帝を燻し中して花火果つ 杉山瑞恵 雨月 200112  
花火終へこんなにも人多かりし 嶋田一歩 ホトトギス 200201  
花火終へても月がある星がある 嶋田摩耶子 ホトトギス 200202  
宙に星かへし花火の果てにけり うまきいつこ 200209  
花火屑恋始まるか終りしか 黒田咲子 200210  
大花火果てて港に灯がもどる 前田陽子 200211  
花火果つ河童かわつぱか擦れ違ひしは 千代田葛彦 馬醉木 200211  
花火果て人人に闇のしかかる 山口速 200211  
大花火果て大淀の闇戻る 高橋照子 雨月 200211  
揚花火果てやすらぎの空となる 谷村祐治 雨月 200211  
手花火の母へ戻して果てにけり 笹村政子 六花 200212  
折椅子の帰りは重し花火果て 小西瑞穂 ぐろっけ 200212  
天に夜を返し花火の果てにけり 塙告冬 ホトトギス 200301  
遠花火音を束ねて終りけり 高橋としを 酸漿 200309  
はじまりと終りの花火のぼりつめ 堀内一郎 あを 200310  
幾重にも火色違へて花火果つ 渡邉友七 あを 200310  
終幕は矢継早なり揚花火 大石登志美 築港 200310  
負け試合見終へし帰途の遠花火 今瀬一博 200311  
花火果て河は流れをとり戻す 延江金児 築港 200410  
どよめきを闇に残して花火果つ 山田晴久 築港 200410  
つまづき易くなりし足癖花火果つ 渡邉友七 あを 200410  
手花火のちりちり果つるまで愛し 沼口蓬風 河鹿 200411  
花火の競演豪華豪華のうちに果つ 瀬尾幸代 200411  
花火果て空は星座を組み直す 川津小枝子 200411  
花火終へ戻り行く火は屋形船 池部久子 酸漿 200510  
大花火よもやの雨の中に果つ 渡辺玄子 酸漿 200511  
病むひとの遠まなざしに花火果つ 出口賀律子 雨月 200511  
感嘆の吐息となりて花火果つ 東野鈴子 雨月 200511  
花火果つ天に一つの星もなし 渡辺喜久子 築港 200511  
大喚声に押し上げられて花火果つ 北川キヨ子 200512  
大花火闇を背負つて果てにけり 黒川悦子 ホトトギス 200512  
大花火小鼠はせてをはりけり 阿部ひろし 酸漿 200610  
岸つなぎ花火の果のナイアガラ 阿部ひろし 酸漿 200610  
花火果て星散らしたる湖の空 阿部ひろし 酸漿 200610  
大花火終りて戻る汐の音 田中藤穂 あを 200610  
一枚の海に戻して花火終ふ 鷹羽狩行 200611  
花火果て鏡のごとき今朝の湖 島崎勇作 酸漿 200611  
花火果て迷子預かる本部席 秋田直己 ぐろっけ 200612  
花火果て河の夜風に吹かれをり 村上美智子 雨月 200710  
花火果てしじまの底に峡の里 佐治奈津 雨月 200711  
空うめてとめの花火として終る 嶋田一歩 ホトトギス 200801  
大花火果てて手花火残りたる 浦川聡子 炎環 200810  
ひたひたと潮の満ち来て花火果つ 樋口みのぶ 200810  
終の花火の闇に母ある安堵かな 鎌田篤 雨月 200811  
手花火の終の一本児に持たせ 武政礼子 雨月 200811  
打ち終へし花火のみんな無精卵 松田都青 京鹿子 200901  
子等の輪を狭め手花火果てにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200908  
一天の花火狂焔終りけり 森田武 200908  
よみがへる湾の波音花火果つ 岡野里子 末黒野 201004  
銀漢と冠せし仕掛花火果つ 山田六甲 六花 201008  
花火果てみづうみ闇に空虚感 竹内悦子 201010  
歓声の後の静寂花火果つ 三川美代子 201010  
汐風に二の腕湿り花火果つ 小川玉泉 末黒野 201011  
感動の余韻百千花火果つ 只野美代子 末黒野 201011  
何かゐる線香花火果てし闇 稲畑廣太郎 ホトトギス 201108  
花火果つ立ちて払へる尻の砂 松本三千夫 末黒野 201410  
花火果て湖心へ波の戻りけり 園部早智子 ろんど 201411  
揚花火果てて口中乾きをり 阪上多恵子 雨月 201411  
花火果て夜空は星のものとなる 藤井啓子 ホトトギス 201412  
子等の声花火果てても果てざりし 稲畑汀子 ホトトギス 201507  
花火果て髪飾りまだ揺れてをり 吉田葎 201510  
郷愁や打上花火果てし空 石原節子 春燈 201510  
花火果て浜に動かぬ影二つ 福田禎子 末黒野 201511  
花火果て星座次第に現るる 永井惠子 春燈 201610  
花火果て硬き川面の残りをり 小林文良 春燈 201610  
観客の拍手起こりて花火果つ 嶋崎豊子 雨月 201610  
花火果て闇に水の香漂へる 堤京子 馬醉木 201710  
めちやくちやに打ちて果てたる大花火 石田きよし 201711  
花火果て静寂に盆の月明り 数長藤代 201711  
花火果てしばらく夜空整はず 高倉和子 201802  

 

2018年8月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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