花 火 3     100句

花火があがる音のたび聞いてゐる   尾崎放哉  大空

花火 遠花火 手花火 花火殻 花火果つ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
着帯の嫁の饒舌昼花火 笹村政子 六花 200212  
花火明りに浮かぶ母と子聖画めき 出口貴美子 雨月 200212  
青空や千の花火を昨夜呑みし 塙告冬 ホトトギス 200301  
青空によべの花火の絵巻なく 塙告冬 ホトトギス 200301  
絶え間なき花火見上ぐる友のまま 木村みかん 200301  
銀河よりあふれ花火に交る星 岸野美知子 酸漿 200301  
半分は雲の中なる大花火 浦川聡子 水の宅急便 200305  
大川の花火すし屋の六代目 宮崎千恵子 帆船 200308  
手筒十余並べ花火師闇を待つ 池田草曷 雨月 200308  
大地踏みしめて手筒の花火揚ぐ 池田草曷 雨月 200308  
花火爆ぜ花火師の影しかと見ゆ 池田草曷 雨月 200308  
花火爆ぜ花火師の息荒かりき 池田草曷 雨月 200308  
手筒の数そろひ花火師そろひけり 池田草曷 雨月 200308  
庭花火にほひ残して子らはゐず 鷹羽狩行 200309  
一生は花火にも似し佐藤健 桑田青虎 ホトトギス 200309  
無となるとも花火爆づるを人愛す 大橋敦子 雨月 200309  
連発の花火の華麗ありにけり 大橋敦子 雨月 200309  
連発の花火一つは淋しいから 大橋敦子 雨月 200309  
陸続と人等花火の磧かな 大橋敦子 雨月 200309  
み仏の丹田ひびく大花火 和田祥子 馬醉木 200310  
三彩四彩五彩花火を追ふ花火 林翔 200310  
花火追ふ花火よ月はほそぼそと 林翔 200310  
大花火消えて己にもどりけり 永井収子 200310  
大川に花火のしづく降り積もる 元田千重 火星 200310  
花火の夜肩のあたりが軽くなり 城尾たか子 火星 200310  
花火の夜固まり来たる背広かな 城尾たか子 火星 200310  
洞爺湖をめざして垂れ花火かな 川瀬さとゑ 雲の峰 200310  
新月の存在花火済みし天 泉田秋硯 200311  
修羅しゅしゅと鼠花火の狂ひ爆ぜ 島村耕作 200311  
花火の夜ぞくぞくと湧く浴衣の娘 松崎鉄之介 200310  
火炎土器出土の里の大花火 泰江安仁 百鳥 200310  
はじまりと終りの花火のぼりつめ 堀内一郎 あを 200310  
花火観し帰りの月の青きこと 早崎泰江 あを 200310  
血のうすき花火は易く上りけり 片山タケ子 200310  
親切な車内放送花火なり 田村園子 200311  
花火揚ぐ地球に戦ありにけり 中村洋子 風土 200311  
ガラス戸の開け放たれし花火の夜 池部久子 酸漿 200311  
はなむけや花火の夜すぎ旅立つ子 小平恒子 酸漿 200311  
海の花火御旅所帳ほのと揺れ 中村斐紗子 対岸 200310  
山山に打上げ花火交響す 内山定子 築港 200310  
打ちに打つ花火雨雲吹き飛ばし 上石哲男 築港 200310  
変化する天の花火は名前持つ 大川嘉智香 築港 200311  
天の画布揚がる花火が絵をかけり 大川嘉智香 築港 200311  
鉄橋の電車ゆつくり川花火 海老原信男 築港 200311  
残業の窓に墨田の花火かな 塩田東水 帆船 200311  
残る歯の一本も無し大花火 中島陽華 200311  
タクシーの窓開けてゐる花火かな 平田倫子 百鳥 200311  
東京やビルに映れる大花火 石川英利 百鳥 200311  
犬のゐて嬰ゐる花火桟敷かな 中島瑞枝 百鳥 200311  
舟修羅を観客席に花火待つ 谷口みちる 200311  
潮曇り男波の浚ふ花火跡 大沢美智子 200311  
音ばかり浜辺の花火高からず 坊城中子 ホトトギス 200311  
花火師の風を読む眼でありにけり 阪上多恵子 雨月 200311  
後追ひの花火大きく咲きにけり 乗光雅子 雨月 200311  
橋の名のどれもゆかしき大花火 花島陽子 遠嶺 200311  
砂利舟の夜は花火の舟となる 増田文雄 遠嶺 200311  
花火師の船に打ち振る浄め塩 閑田梅月 馬醉木 200312  
計算は路上におよび花火売る 森田蝌蚪 200310  
鼠より鼠花火のすばしこく 粟津松彩子 ホトトギス 200312  
大花火港の空を攫ひけり 磯みどり 遠嶺 200312  
かりそめの雨に花火師濡れてをり 深澤鱶 火星 200312  
両の手に荷物持ちをり昼花火 小林成子 火星 200311  
雪山に花火の轟音年移る 田中藤穂 あを 200403  
お山焼蜂火の如き花火揚げ 奥村鷹尾 京鹿子 200403  
順延となりし花火も危ぶまれ 稲畑汀子 ホトトギス 200408  
還暦を祝ふ花火を上げにけり 井上紘 京鹿子 200409  
花火師の一人は女らしき影 朝妻力 雲の峰 200408  
目の前の波せり上がる大花火 藤岡紫水 京鹿子 200409  
青竹に提灯吊し花火舟 坂部尚子 栴檀 200409  
花火師の影絵の如く駆けめぐる 原田竜子 河鹿 200409  
しほくじらエッフェル塔の花火かな 中島陽華 200410  
大花火めりめり音を立て崩るる 岩木茂 風土 200410  
湖上祭打ち上げ花火轟けり 中川悦子 酸漿 200410  
ビル壁に花火の谺ワインは空 土肥屯蕪里 雲の峰 200410  
煙突き抜けて花火の揚がり行く 浅川正 雲の峰 200410  
揚がるたび花火にと胸衝かれける 大橋敦子 雨月 200410  
大花火枝垂る女人の髪のごと 能沢和子 築港 200410  
花火爆ず大き光りの傘ひらく 長谷川きくの 築港 200410  
花火爆ず火の流速の彩れる 長谷川きくの 築港 200410  
連発の花火川面を朱に染む 山田晴久 築港 200410  
大花火ずしんと腹に響きたる 青木光子 築港 200410  
微動だにせぬ天花火息切れす 新子禎自 築港 200410  
漆黒の空に幕開く大花火 吉村初代 築港 200410  
色花火水中に似て昏れそむる 岡本眸 200409  
土手黒き一線なせり盆花火 岡本眸 200409  
喚声のあとの喚声大花火 沼口蓬風 河鹿 200411  
たまゆらの癒しと思ふ花火かな 久保アツ子 河鹿 200411  
癒えきたり子に誘はれし花火かな 井上有利子 草の花 200410  
旅に寝て先師の花火思ひけり 大串章 百鳥 200410 ねむりても旅の花火の胸にひらく林火
再開発花火の空を奪ひけり 斉藤裕子 あを 200409  
絢爛の夜景この日は花火さへ 泉田秋硯 200411  
山住みや花火万発下に見て 泉田秋硯 200411  
大花火しだれは湖に触るるまで 永井雪狼 200411  
時折は火の粉飛び来る花火席 木暮剛平 万象 200411  
花火打つ方へ並べる車椅子 大西八洲雄 万象 200411  
湯の町の宿にひびきし大花火 仲山秋岳 万象 200411  
漆黒に琳派のごとし花火の尾 中尾公彦 200411  
大いなる月に花火や湖上祭 関戸国子 酸漿 200411  
からつぽの胃の腑で戻る花火の夜 丸山照子 火星 200411  
大花火の谺船底揺らしけり 手嶋小夜子 200411 花火 4→

 

2019年8月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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