大 根 2     96句

大根を水くしやくしやにして洗ふ   高浜虚子

大根   大根干す  鰤大根  おろ抜大根  大根の花  夏大根

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
土を出しばかりの白妙大根引く 内山和江 奧嶺 200010  
大根引尻が踊つてをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200011  
黒々と土白々と大根引 稲畑廣太郎 ホトトギス 200011  
軽く引き大根重々しく置かれ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200011  
大根が好き大阪の落語が好き 戸田春月 光陰 200012  
洗われてのたうちまわる大根かな 吉田さかえ 海程 200012  
大根引く音より生まる「大日本史」 神蔵器 風土 200101  
大根を祝うて似非のばせを軸 山田六甲 六花 200101  
やはらかき草引く大根畑かな 板倉勉 六花 200101  
黒潮の荒ぶる浦の大根引く 武政礼子 雨月 200101  
半島の大根あをし十二月 阿部ひろし 酸漿 200101  
土大根雑多に並べ自由市 光枝晴子 200101  
大根引き太平洋に波上げて 小澤克己 遠嶺 200102  
大根引く顔に力を入れにけり 二村蘭秋 雨月 200102  
大根の首根しつかと引き抜きぬ 金森教子 雨月 200102  
大根引く朝靄深き桜島 伯井茂 春耕 200102  
大根の太き日本に帰りけり 吉村玲子 円虹 200103  
大根引くまづ一本を噛りみて 長島恵吉 遠嶺 200103  
大根洗ふ摂氏零度の水をもて 春田淳子 俳句通信 200103  
淀大根よく育ちしが先づ抜かれ 竹貫示虹 京鹿子 200103  
大根も男も首を洗はれて 烏居真里子 船団 200103  
鬼の山より青大根の二三本 深澤鱶 火星 200103  
煮大根退院挨拶聞こえけり 三井孝子 六花 200103  
痩せ大根足りない物は肥か愛か 須賀敏子 あを 200103  
じっくりと煮て大根の旨み増す 島内美佳 ぐろっけ 200103  
大根洗ふ火の山裾の清流に 大久保白村 ホトトギス 200104  
大根の出来のよろしさ洗ひけり 今井千鶴子 ホトトギス 200104  
作務僧の午後は大根洗ふべし 今井千鶴子 ホトトギス 200104  
荒海の風まともなる大根はざ 田中子 円虹 200104  
先着の百名様に大根かな 荻野美佐子 船団 200105  
両手には泥つき大根里の暮 内野聖子 船団 200105  
ときをりは山城見上ぐ大根引き 花島陽子 遠嶺 200105  
あめ色を極め大根煮上りし 稲畑廣太郎 ホトトギス 200111  
大根の葉を先づ切りて洗ひけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200011  
聖護院大根洗ふ媼かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200111  
大根や関東ローム層に住み 稲畑廣太郎 ホトトギス 200111  
大根を洗ふ一人の手となりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 200111  
土洗ひ落し大根不揃ひに 稲畑汀子 ホトトギス 200111  
谷音の一度なりけり大根播く 伊藤多恵子 火星 200112  
猪垣を繕ふ桑の大根榾 皆川盤水 春耕 200112  
母の手は白し大根なほ白し 川端和子 星月夜 200112  
なにはともあれ撒いておく大根 加古みちよ 火星 200201  
やはらかく大根煮えし母の忌よ 池内淳子 春耕 200201  
身の丈の細き大根持て余し 間瀬淑子 春耕 200201 尾張守□大根
朝の日に露の残れり大根畑 久保田ヤスエ 酸漿 200201  
濡縁に大根どきと貰ひけり 大野ツネ子 酸漿 200201  
木曾殿の国の大根すくすくと 中山世一 百鳥 200201  
大根稲架取り入れ風に明渡す 泉田秋硯 200202  
語し中ばかりの電語大根煮ゆ 吉田多美 京鹿子 200202  
大根を洗ふ河原の霜煙 鈴鹿野風呂 京鹿子 200202  
提げ難きほどの大根買ひし市 遠藤裕子 円虹 200202  
朝市の大根買つてしまひけり 代田青鳥 風土 200202  
残照や浜を占めたる大根稲架 井口光石 風土 200202  
大根を漬け海鳴の一日かな 武政礼子 雨月 200202  
行商の荷の大根の白さかな 関薫子 百鳥 200202  
辛さうな大根夫が引いてきし 杉浦典子 火星 200202  
すぐくもる眼鏡はづして大根引く 小池槇女 火星 200202  
大根馬泥落しゐる野良帰り 大竹節二 春耕 200202  
大根引き疲れて声をかけあへり 大町あや子 春耕 200202  
泥つきの練馬大根提げて来し 久保田一豊 いろり 200202  
とりあえず大根おろしで食べにけり 鎌田俊雄 いろり 200202  
秋大根泥つきしまゝくるまれて 木戸波留子 いろり 200202  
大根引くまでの力を温存す 中原道夫 銀化 200202  
大根の穴一本といふべきか 中原道夫 銀化 200202  
大根の引く手引く脚あまたなり 松本康司 銀化 200202  
大根を引くてふ日和ありにけり 川上弥生 200202  
大根煮て踏みとどまつてゐる一ト日 直江裕子 京鹿子 200202  
救急車来て大根播く列違え 岡野峯代 ぐろっけ 200202  
加齢とは味を知ること煮大根 浅井勝子 200203  
修羅もまた人生の糧大根炊く 熊倉だい 200203  
人参引く人に大根手渡され 城尾れい子 200203  
大根漬べつかふ色の野の夕日 中村翠湖 馬醉木 200203  
大根の畝大根を抜きし穴 神谷瑛子 百鳥 200203  
大根の葉はみ出し上り電車かな 平田紀美子 風土 200203  
粥草として大根の葉を刻む 天野和風 春耕 200203  
煮返して味ととのひし大根かな 長谷川守可 百鳥 200204  
大根に名を貸す古刹聖護院 田中峰雪 雨月 200204  
大根引ひと度も見ず畠広し 小倉行子 風土 200204  
尻並べ大根洗う鯖街道 岡本幸枝 ぐろっけ 200204  
太陽の甘き香宿る掻大根 佐々木スガ子 ぐろっけ 200204  
傾ける大根斜めに引き抜けり 山口和子 ぐろっけ 200204  
ひつそりと浜大根の夕あかり 関口ゆき あを 200206  
七草や奇なるかたちの大根も 長沼紫紅 200208  
いつ来ても変らぬ潮浜大根 長沼紫紅 200210  
大根に少女の鼻の近づきぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200211  
リビングにはみ出してゐる大根の香 稲畑廣太郎 ホトトギス 200211  
おいでやす大根がよう煮えとりま 稲畑廣太郎 ホトトギス 200211  
煮ふくめて大根好きとか嫌ひとか 稲畑汀子 ホトトギス 200211  
採りたての素性よろしき大根かな 増田智子 帆船 200211  
大根の青首並ぶ夕かな 村山方 築港 200211  
おこらずにゐて大根をおろしけり 中原道夫 銀化 200301  
大根に力作のある日和かな 阪谷村比呂未 銀化 200301  
大根畑日のあるうちに山下る 梅村達子 帆船 200301  
大根おろし如きに疲れ夕厨 石川元子 酸漿 200301  
御師の食ふ大根二本急参道 永見博子 酸漿 200301  
大根洗ふ小田和正を聴きながら 須賀敏子 あを 200301 大根 3

2019年11月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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