夏大根    64句

催しの輪投げの的の夏大根    佐藤節

大根   大根干す  鰤大根  おろ抜大根  大根の花  夏大根

作品
作者
掲載誌
掲載年月
ひとことの残りし脳裏夏大根 西村滋子 京鹿子 200001
新聞にくるんでくれし夏大根 正木光子 いろり 200007
月山や賽の目に切る夏大根 延広禎一 200008
拈くれた夏大根は日暮れに干す 山口伸 海程 200108
夏大根むかしありたるもらひ乳 辻美奈子 200109
夏大根辛きを噛んで別れとす 後藤志づ あを 200109
ステーキの下さりげなく夏大根 稲畑廣太郎 ホトトギス 200205
羅漢道無人売り場の夏大根 佐々木蔦芳 春耕 200206
夏大根葉のふさふさも貰ひけり 小林れい 酸漿 200209
夏大根提げて都心に戻りけり 中林京子 雨月 200210
夏大根荒らし駆け抜く猿三匹 赤座典子 あを 200307
夏大根腹蔵のなき辛さなり 高千夏子 200307
学校の裏の蚕豆夏大根 山崎桂 帆船 200308
夏大根四五本下げて金借りに 浅川正 雲の峰 200309
刃物研ぎ夏大根を滅多切り 関口ゆき あを 200310
夫病みて夏大根の青さかな 小倉ナミ 帆船 200311
近づける火星に夏大根提げて 大島翠木 200311
本家より出荷余りの夏大根 大貫鬼灯 帆船 200404
夏大根供へ水分神祀る 関根洋子 風土 200407
まないたの夏大根のふくらはぎ 大島翠木 200409
ふるさとや土産にもらふ夏大根 東芳子 酸漿 200409
夏大根煮てくもらする窓の月 吉田明子 200409
おしぼりてふ夏大根のおろし蕎麦 大坪景章 万象 200411
生きぬいて夏大根のやうなもの 中道愛子 200508
夏大根全員産湯使はしむ 林和子 200510
嫌はれし夏大根を弁護せり 瀬下るか 200510
軒下に小さく商ふ夏大根 東芳子 酸漿 200510
夏大根卸して終る厨ごと 柿沼盟子 風土 200709
夏大根母の小言の胸に棲み 西村博子 馬醉木 200709
夏大根ほどの辛みの娘の電話 松井ふみ 風土 200711
夏大根余りに辛くもてあます 早稲嘉代子 ぐろっけ 200810
自転車の籠に葉付きの夏大根 東亜未 あを 200907
夏大根たつぷり下ろす葬あと 浜口高子 火星 200908
夏大根洗ふ水口近くかな 永田二三子 酸漿 200909
生真面目な夫と五十年夏大根 前川ユキ子 201008
夏大根ひりひり母を恋ふ日なり 岡佳代子 201008
夏大根提げ地芝居の立見かな 大島寛治 雨月 201010
夏大根断り文はきつぱりと 栗原公子 201109
よき土と水と日のあり夏大根 高橋将夫 201109
借金を相殺したる夏大根 瀬川公馨 201109
辛口の母の戒め夏大根 藤井久仁子 ぐろっけ 201109
夏大根提げて立ち読みしてをりぬ 志方章子 蟋蟀 201203
前を行く坊さんの手の夏大根 橋本修平 かさね 201207
畠から抜きて下げ米し夏大根 稲畑汀子 ホトトギス 201305
夏大根のこされし身に活を入れ 栗原公子 201310
辛口の批評家ばかり夏大根 横内かよこ ぐろっけ 201310
夏大根ローマ字の札光るなり 水谷直子 京鹿子 201311
射手座見ゆ厨にどんと夏大根 竹中一花 201311
立腹の夏大根を卸しけり 岩下芳子 201409
脇役に徹しひりひり夏大根 塩千恵子 201510
絵馬の色褪せて成就や夏大根 藤代康明 201511
海辺まで続く岬の夏大根 山本無蓋 201608
独り居にありし適量夏大根 宮ア高根 201609
嬶座より乙女座怖し夏大根 奥田筆子 京鹿子 201610
夏大根そば湯に入りて辛く有り 本間せつ子 末黒野 201611
葉をつけて夏大根の売られけり 廣瀬雅男 やぶれ傘 201708
若返る箸とや島の夏大根 中島陽華 201710
夏大根三世語る祖父のこと 伊吹之博 京鹿子 201711
訃報くる夏大根の鬆のやうに 岡田一夫 201807
抜き立ての柔肌みせて夏大根 柴田昭子 雨月 201809
道端に夏大根の花の咲き 大日向幸江 あを 201908
山積みの何れは土に夏大根 黒滝志麻子 末黒野 201909
如何しても夏大根を煮て食す 加藤みき 202007
下ろしたる夏大根に朝動く 稲畑廣太郎 ホトトギス 202106
辛口の批評ぴりりと夏大根 金山雅江 春燈 202108
ギヤマンの皿青々と夏大根 稲畑廣太郎 ホトトギス 202206

 

2022年6月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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