大根の花       34句
作品
作者
掲載誌
掲載年月
母の叱音大根の花咲けり 伊藤希眸 京鹿子 199907
大根の花咲く浦に日当って 萩谷幸子 雨月 200106
大根の花ひと茎を虚子の句碑 川端実 遠嶺 200107
黒潮の濃し大根の花の上 神蔵器 風土 200205
花咲けり鉢の大根伸び上り 黒坂綾子 200206
神の座に兎大根に花咲けり 小林和子 風土 200207
大根の花の広がる畑かな 市川伊團次 六花 200207
大根の花に遊べる潮の香 長沼紫紅 200210
大根の花咲くかぎり日日の供華 真塩実 200307
大根の花や名のみの庵跡 大谷茂 遠嶺 200308
遠ざかる大根の花白くして 佐藤喜孝 あを 200311
大根の花や飛鳥の道すがら 村井美意子 草の花 200408
作りすぎたる大根の花盛り 高倉恵美子 200607
種大根花ざかり今日貧しからず 定梶じょう あを 200607
大根の花の日暮は亡母が来る 平山風鳥 河鹿 200608
種をとる大根の花ふさふさと 広瀬千鶴 万象 200708
大壺に大根の花散歩のあと 椿和枝 200905
大根の花よりをとこ淡く過ぐ 伊藤白潮 201205
翳るとき濃し大根の花の色 近藤喜子 ミネルヴァの梟 201303
閘室に待つ一艇や大根咲く 能村研三 201303
大根の花は一途な白さなり 高橋将夫 201305
四月一日捨て大根に花咲かす 村田岳洋 ろんど 201408
大根の花の寂しむビニル傘 柳本渓光 ろんど 201408
大根の花夕闇に沈みゆく 白石正躬 やぶれ傘 201508
捨て大根身の細りつつ花つけぬ 田勝子 万象 201606
大根の花を選びし天使かな 久保夢女 201807
大根の花を見たまま帰りけり 白石正躬一 やぶれ傘 201807
抛られし大根淡あは花咲かせ 鈴木愛子 202006
閘室に待つ一艇や大根咲く 能村研三 神鵜 202107
大根の花はほのかな枕花 大畑善昭 202108
大根に花を咲かせてしまひけり 白石正躬 やぶれ傘 202208

 

2023年4月5日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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