青 田 5     113句

鉱泉の沁む手拭を青田へ干す   高島茂

早苗饗  早乙女  田植  植田  青田

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
青田風より陸奥の香を纏ひ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200807  
青田吹く風にほぐるる旅疲れ 稲畑汀子 ホトトギス 200807  
青田には風の方角ありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 200807  
千枚田駈けてよろこぶ青田風 鷹羽狩行 200807  
ふるさとの青田の風に吹かれけり 池田光子 200807  
鷺を容れ青田大きく波うてり 加藤克 200807  
まだ少し水の見えゐる青田かな 関根洋子 風土 200807  
ホームには一人の客と青田風 松嶋一洋 200808  
青田畦朝な夕なを巡回す 渡辺安酔 200808  
霞浦つくば一筋の雲青田かな 岡野ひろ子 200808  
青田風座敷を通り抜けにけり 苑実耶 200808  
残照の棚田百選青田波 三川美代子 200809  
行く人のありて径あり青田中 鷹羽狩行 200809  
風立つや四囲に息継ぎ青田道 安立公彦 春燈 200809  
日本の命育む青田かな 前川千恵子 雨月 200809  
青田風ゴーシュのチェロの音渡り来る 石原みどり 炎環 200809  
鷺の群古都の青田を舞ひにけり 岡田房子 酸漿 200809  
秋篠の小道を行けり青田風 岡田房子 酸漿 200809  
甘樫の丘に見渡す青田かな 岡田房子 酸漿 200809  
大青田佇む鷺の身動がず 青木政江 酸漿 200809  
風の音ばかりとなりぬ青田道 高倉和子 200809  
鷺何時も首のみ見せて青田風 塩路隆子 200810  
日本人の原点見たり青田風 竹内悦子 200810  
心澄む月の青田となりにけり 金子浩子 馬醉木 200810  
青田風ふところに入れ肥を撒く 渡辺安酔 200810  
甘へ合ふ親子鴉や青田道 渡辺安酔 200810  
青田風長押にかかる槍一本 浅井敦子 万象 200810  
田の神は無限の若さ青田波 丸山佳子 京鹿子 200810  
遠景に日光連山青田波 北村香朗 京鹿子 200810  
青田ゆく風の迷走みたりけり 清水淑子 炎環 200810  
金魚田の見えずなりたる青田かな 深澤鱶 火星 200810  
猫の額の青田国立公園に 久保田由布 ぐろっけ 200810  
青田風空ひろびろとありにけり 宮川みね子 風土 200810  
みちのくの青田の先の句碑に逢ふ 外川玲子 風土 200810  
母方は世を天領に青田風 奥山絢子 風土 200810  
青田風瑞穂の国の香りよき 和田一 雨月 200810  
酒蔵の多き街道青田風 西本輝子 雨月 200810  
朝夕に見に行く箱の青田かな 青木政江 酸漿 200810  
青田風入るる会議の半ばなり 加藤峰子 200810  
無人駅浮かび出でたり大青田 荒木甫 200810  
灯ひとつなけれど青田匂ひけり 藤井昌治 200810  
青田中「秋田小町」は穂に出づる 寺尾ヱツ子 春燈 200811  
青田風良寛の里吹き抜けり 関口青稲 万象 200811  
ふるさとの駅へ迎への青田風 安西可絵 200812  
再びの地震に青田の水涸るる 松本アイ ぐろっけ 200812  
権現の杜に始まる青田風 吉村摂護 200812  
底ぬけの空をささへる大青田 濱口紫星 京鹿子 200901  
青田波村に民話のやうな嫁 冨崎静代 京鹿子 200901  
青田風青き葡萄の棚撓ふ 瀧春一 深林 200901 千葉県香取郡多古町
丘は蜩青田に沈む多古の町 瀧春一 深林 200901 千葉県香取郡多古町
ビニール雨具べろべろ青田寒く見し 瀧春一 深林 200901  
青田の照り葉尖つんつん炎立ち 瀧春一 深林 200901 塩尻峠田川浦鉱泉
めつむれば昼の青田が残像に 瀧春一 深林 200901  
子ゆく方に幸あり青田風 鷹羽狩行 200906  
厭はるる人もどりゐる青田かな 山尾玉藻 火星 200907  
高々と雲の峰あり青田風 ことり 六花 200907  
青田風減塩菜食まだ半ば 東亜未 あを 200907  
斑鳩の里や青田に塔浮かび 小林成子 200908  
梵鐘の響き青田を波立たせ 塩路五郎 200908  
低きより撮りたる棚田青田風 中川すみ子 200908  
残されし青田一枚若き町 江本路代 酸漿 200908  
遠き日のふるさと今や青田どき 鈴鹿仁 京鹿子 200908  
青田波片あかりして横走る 風間史子 200908  
尼御前の名の青田村雨しとど 伊藤敬子 200908  
雲母坂下れば離宮青田風 藤本一城 200908  
満目の美濃の青田となりにけり 水谷靖 雨月 200908  
母の乳は児の睡眠剤青田風 渡邉友七 あを 200908  
下総の果て無く青田女子高生 森理和 あを 200908  
山の上へ重なる伊勢の青田かな 八田木枯 晩紅 200908  
人に説く真の誠や青田波 小澤克己 遠嶺 200909  
少女らの双眸清し青田風 山野惣一郎 遠嶺 200909  
青田風音楽堂のピアノデュオ 坂根宏子 200909  
黒々と那須連山や青田風 小熊幸 炎環 200909  
青田風天平の丘吹き抜くる 駒形祐右子 万象 200909  
リヤカーに園児積まれて青田道 山口裕子 万象 200909  
ひとすじの風道著き青田中 高橋みつ 200909  
見たがりし青田の道を柩行く 戸田春月 火星 200909  
雲近し海鳴り近し青田道 羽賀恭子 200909  
青田風集ひの広間吹き通る 渡辺安酔 200909  
青田風青田伸びろと揺らしをり 池田光子 200909  
多宝塔の視界に広がる青田波 池田光子 200909  
二駅を過ぎてもいまだ青田中 大木清美子 200909  
青田波天にも近き棚田かな 佐治奈津 雨月 200909  
青田波白馬連峰そびらにし 上原恒子 雨月 200909  
夕づくや青田に伸びし森の陰 橋本貞二 酸漿 200909  
森青蛙青田に卵散らしをり 家塚洋子 酸漿 200909  
播州の青田飛びこむ新快速 平田恵美子 ぐろっけ 200909  
日食の昏みの這へり青田原 藤原照子 200909  
千代田区の御苑に拝す青田風 古屋元 200909  
さはさはと風紋見する青田かな 森清堯 末黒野 200910  
歩かねば詩心おとろふ青田風 田村加代 末黒野 200910  
青田波口笛のせて行きにけり 梅田武 末黒野 200910  
庄内平野は青田明りに暮れなづむ 粟倉昌子 200910  
広縁にほしいままなる青田風 松岡和子 200910  
青田過ぐる風の行方を見失ふ 松岡和子 200910  
見の限り青田一万反といふ 駒井でる太 200910 安曇のデルタ野
見晴らしの近江流石の青田風 岡谷栄子 200910  
老犬のよろけ青田に足取らる 島内美佳 ぐろっけ 200910  
みちのくへ握るハンドル青田径 飯沼邦子 炎環 200911  
汽笛てふ雄叫び上げて青田中 白髭美佐子 200911 SL山口号
百枚の青田の果ての宮の杜 小川玉泉 末黒野 200911  
鷺一羽二羽三羽四羽青田中 小川玉泉 末黒野 200911  
道路鏡傾ぎ青田の別れ道 吉田きみえ 末黒野 200911  
見晴るかす郷は一面大青田 道給一恵 遠嶺 200911  
英霊の還りし道や青田波 小原徳男 遠嶺 200911  
八方に山のめぐれる青田かな 田島洋子 200911  
波打てる青田の上の山動く 内藤玲二 200911  
一輌車こつとんこつとん青田中 加藤千津 ろんど 200911  
信濃ゆく車窓に続く青田かな 吉野さと 酸漿 200911  
青田に来水の高さを見て去りし 嶋田一歩 ホトトギス 200912  
無防備な吾の足首や青田風 佐々木秀子 200912  
夕晴れの分厚くなりし青田かな 矢田部なほ子 200912  
ゆつくりと雲の影ゆく青田かな 國保八江 やぶれ傘 200912 青田→ 6

 

2014年6月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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