青田 3     100句

青田道もどる窓から見られる    尾崎放哉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
三万俵の地主の館青田の中 仲安俊雄 200309  
青田風胡麻粒めける鯉の毛子 梅原美子 200309  
白鷺の発ちて青田の残りけり 長谷川守可 百鳥 200309  
青田よりふいに真白き鳥の翔つ 竹内紫翠 築港 200309  
常連の又一人欠く青田風 竹内紫翠 築港 200309  
水城青田水城青田と梅雨最中 今瀬剛一 対岸 200309  
夕方の青田みづから暮るるなり 中村恭子 200309  
箱ながら庭に青田のそよぎあり 阿部ひろし 酸漿 200309  
一部落づつが青田に点在す 清水伊代乃 酸漿 200309  
白鷺の首が一本青田中 丸山佳子 京鹿子 200309  
自転車の遠退いてゆく青田かな 早崎泰江 あを 200309  
波頭どこにも見えず青田波 高橋千枝 200310  
あかときの青田背に翁舟 環順子 遠嶺 200310  
朝まだきペダル踏む子ら青田風 寺内信 遠嶺 200310  
おしくらまんじゆう青田に転びけり 石脇みはる 200310  
青田より青き風入れバスの旅 小石秀子 酸漿 200310  
このあたりバスを降りたし青田風 永岡セツ 酸漿 200310  
青田風空襲の日をまなうらに 名取袿子 200310  
涼しさや青田を神の鶏のこゑ 丸山照子 火星 200310  
疎開の日々脳裏に返る青田風 斉藤陽子 雨月 200310  
白鷺に丈の揃ひし青田かな 北吉裕子 雲の峰 200310  
昏れかけて風のふくらむ青田かな 北吉裕子 雲の峰 200310  
青田風引越の荷の運ばるる 谷上佳那 百鳥 200310  
青田にも琵琶湖にも水ゆれてをり 櫻井幹郎 百鳥 200310  
役場まで迂回してをり青田波 加藤峰子 200310  
白鷺の頭が浮かび青田風 南うみを 風土 200310  
棟上げし家を吹き抜く青田風 田中嘉代子 ぐろっけ 200310  
給食車入る青田の鉄工所 筒井圭子朗 ぐろっけ 200310  
青田風大きく曲がり露風の碑 中川美代子 ぐろっけ 200310  
植筋の消えて青田の波打てる 小峯雅子 酸漿 200311  
胸もとへ入れて匂へり青田風 糸井芳子 200311  
穂孕みし稲田青田と段をなす 田中嘉代子 ぐろっけ 200311  
喪の席に吹き込んでゐる青田風 上野澄江 百鳥 200402  
戸口まで青田のうねり合掌家 望月晴美 要滝 200403  
青田風水路の立体交差かな 須佐薫子 帆船 200406  
象潟や青田に舟のつなぎ石 遠藤和彦 遠嶺 200406  
青田去る単身赴任解かれしと 稲畑汀子 ホトトギス 200407  
車窓よりそよぐ青田の続きをり 亀井幸子 築港 200407  
みちのくの七重に八重に青田風 山田六甲 六花 200407  
なりはひの一意は勁し青田風 鈴鹿仁 京鹿子 200408  
千枚のいちまい沸けり青田水 宇都宮滴水 京鹿子 200408  
端座して父の故郷青田風 広瀬公子 百鳥 200408  
青田風畦に並びし鴉二羽 宮永順子 雲の峰 200408  
青田見る病窓に試歩許されて 田谷芳江 築港 200408  
残る湖残る潟へも青田風 鷹羽狩行 200408  
植ゑどきの遅速あきらか青田風 浅田浦蛙 対岸 200408  
校舎より青田見渡す参観日 浅田浦蛙 対岸 200408  
鬼の首祀られてゐる青田村 中島瑞枝 百鳥 200409  
整然と動く力点青田波 浅田光蛙 対岸 200409  
下野に生まれ育ちて青田風 斎藤くめお 対岸 200409  
青田風微熱やうやく引くきざし 若山実 京鹿子 200409  
強風に青田大きく翻へる 仲尾弥栄子 京鹿子 200409  
パトロール鳶にさせてる青田村 丸山佳子 京鹿子 200409  
千枚が一枚となり青田風 高橋千美 京鹿子 200409  
道一すじ風心地よく青田吹く 中村千代 帆船 200409  
青田波うねる潮の香無き棚田 中家桂子 築港 200409  
峡の日を集め青田の輝けり 森本美智子 築港 200409  
一枚づつ風くる谷戸の青田かな 角田悦子 草の花 200409  
青田中合鴨の子の人を恋ふ 大野ツネ子 酸漿 200409  
獣除けがつちり張られ峡青田 淵脇護 河鹿 200409  
ご無沙汰を詫びるここちの青田風 早崎泰江 あを 200409  
舟で往く若狭の浜の青田かな 森山のりこ あを 200409  
田の神の前から植えて青田風 福田かよ子 ぐろっけ 200409  
藁屋二軒青田の中に浮びけり 千坂美津恵 200410  
上皇の離宮青田へ垣結はず 辰巳比呂史 200410  
はるかなる伊勢往還の青田波 山口順子 200410  
大青田故郷らしさとり戻す 松浦光子 200410  
スキツプの少女眩しき青田かな 平山勝子 河鹿 200410  
青田風とほし座敷の句会更く 平山勝子 河鹿 200410  
海風のはや来てをりし青田かな 平山勝子 河鹿 200410  
上体の足より逸る青田風 中村邦彦 200410  
青田風昼の枕を裏返す 杉浦典子 火星 200410  
母に蹤く歩幅の記憶青田波 湯浅夏以 遠嶺 200410  
湯上りの髪なびかせて青田波 荻野照 遠嶺 200410  
杉の木のあはひあはひの青田かな 加藤京子 遠嶺 200410  
風がかぜふえて日翳る大青田 西口鶴子 遠嶺 200410  
合掌の村縦横に青田風 中御門あや 雲の峰 200410  
空中で争ふ鴉青田晴 藤井美智子 対岸 200410  
邸内素通りに抜け青田風 鵜飼紫生 雨月 200410  
折り返すことはあらざる青田波 塩川雄三 築港 200410  
快晴の奥州路ゆく青田風 加藤二三子 帆船 200410  
良性と若き医者告ぐ青田風 鏡山千恵子 帆船 200410  
自転車に引き離されし青田道 小田玲子 百鳥 200410  
青田風休耕田に消えにけり 佐野幸子 百鳥 200410  
一族の墓は青田の真中かな 菅原光恵 百鳥 200410  
救急車サイレン鳴らす青田かな 沖増修治 百鳥 200410  
青田風吹きて水面の月攫ふ 松井洋子 ぐろっけ 200410  
青田吹く風のきらめく午前五時 林和子 200411  
よく食べてぐつすり寝る子青田風 渡辺美代 対岸 200411  
甍照る長島六坊青田中 須賀遊子 200411  
青田風家居のあかり揃ひたる 杉田智栄子 馬醉木 200412  
信濃路は期待を誘ふ青田風 山田をがたま 京鹿子 200412  
青田風腹式呼吸二度三度 北嶋ひさ子 帆船 200502  
母の家ぬけ出て青田風の中 曷川克 遠嶺 200506  
青田波見てゐて胸に満つるもの 堀本祐子 遠嶺 200506  
青田風紡ぎ出す糸ぽちと切れ 今瀬剛一 対岸 200506  
窓開けて部屋一杯に青田風 能沢和子 築港 200507  
山越えて子を生みにゆく青田かな 杉浦典子 火星 200508  
青田水落つ水郷の舟めぐり 藤原浩 栴檀 200508  
千社札貼られ青田の広がれり 堀木基之 百鳥 200508

2008年6月27日 作成

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