青葉闇    94句

神鏡の磨かれてあり青葉闇    今瀬剛一

青葉  青葉雨  青葉潮  青葉闇  青葉冷  青葉寒

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
青葉闇して鑑真の貌に鼻 岡井省二 199906  
対馬山猫ひそみて青葉闇深き 花藤原照子 199911  
養生の鹿の膝折る青葉闇 玉置かよ子 雨月 200010  
耳聡き小島の遊ぶ青葉闇 保坂加津夫 いろり 200108  
御廟所の混みて静かや青葉闇 岡田房子 酸漿 200110  
青葉闇出て商都のビル高し 望月友子 雲の峰 200208  
屈葬のものとぢこめし青葉闇 都丸赫子 200210  
音もなく僧に抜かれし青葉闇 袴田信子 遠嶺 200211  
青葉闇チャイコフスキーの館かな 中野京子 200211  
歩くほか無き山中の青葉闇 西村しげ子 雨月 200308  
師のみ声偲ぶ染井の青葉闇 村上光子 馬醉木 200309  
結願の青葉闇より人のこゑ 雨村敏子 200309  
青葉闇氣骨の木から嗤ひ出す 鈴鹿仁 京鹿子 200406  
幽谷の七堂伽藍青葉闇 木村冨美子 遠嶺 200408  
猪の地響き通る青葉闇 長田秋男 酸漿 200408  
マリア手を広げて迎へ青葉闇 岡崎桂子 対岸 200408  
聖水を細く噴き上げ青葉闇 藤田さち子 対岸 200408  
青葉闇より声明の起こりたる 石脇みはる 200409  
きざはしの丸太のずれし青葉闇 溝口ゆき 百鳥 200409  
青葉闇新選組に襲はれて 林日圓 京鹿子 200409  
遥拝所仰ぐ磐座青葉闇 藤田京子 ぐろっけ 200409  
青葉闇ワーズワースの墓訪へば 岡田房子 酸漿 200410  
青葉闇胸張つて立つ孔雀かな 浅田光蛙 対岸 200410  
澎湃と法然の立つ青葉闇 大島翠木 200509  
残業のクレーンの掴む青葉闇 上薗シヅ子 河鹿 200510  
鎌一つ置き去りにされ青葉闇 木原紀幸 河鹿 200510  
走り根が杜のきざはし青葉闇 遠藤真砂明 波太渡し 200510  
雲白き上野の森の青葉闇 宮森毅 六花 200601  
青葉闇からつぎつぎと木沓かな 加藤みき 200608  
青葉闇清正の井の水明り 石原光徳 酸漿 200608  
白杖の人に手を添ふ青葉闇 林美智 ぐろっけ 200609  
運転は若葉のマーク青葉闇 木野裕美 ぐろっけ 200609  
博打の木赤肌晒す青葉闇 田中喜久子 酸漿 200609  
七盛の残心の墓青葉闇 三輪温子 雨月 200610  
角笛や懐ふかき青葉闇 吉田明子 200710  
濡縁の手斧のあとや青葉闇 鎌倉喜久恵 あを 200807  
足どりのゆるゆるとなり青葉闇 長崎桂子 あを 200808  
パレットに固まる絵の具青葉闇 和田政子 200809  
大久保候斬られし地とや青葉闇 桑久保奈美子 酸漿 200809  
錫杖の音登りゆく青葉闇 山本雅子 馬醉木 200810  
青葉闇義経ゆゑの悔一つ 鈴鹿仁 京鹿子 200907  
八脚門仁王納めて青葉闇 鎌倉喜久恵 あを 200907  
玉砂利は黒潮の贈青葉闇 加藤みき 200908  
くろがねの稚魚わき出づる青葉闇 戸栗末廣 火星 200908  
産声の青葉闇よりとどきけり 高尾豊子 火星 200908  
神水の音なく滾つ青葉闇 大谷茂 遠嶺 200909  
青葉闇吟詠のこゑ今もなほ 近藤きくえ 200909
ひとすぢの窯変青葉闇の奥 豊田都峰 京鹿子 200909  
露地行きて茶庭の奥の青葉闇 田宮勝代 酸漿 200909  
晩学の息切れ思ふ青葉闇 宮野照子 馬醉木 200910  
飯桐の花の敷き積む青葉闇 芝尚子 あを 200707  
青葉闇より一団の参拝者 林いづみ 風土 201008  
千年の古き社よ青葉闇 渡辺玄子 酸奬 201008  
青葉闇水の砕ける音のあり 近藤きくえ 201009  
死に近き犬の墓掘る青葉闇 飛高隆夫 万象 201009  
青葉闇触れてみたきは菩薩の手 上野かりん ろんど 201009  
肩欠けし芭蕉の句碑や青葉闇 笠井清佑 201010  
走り根の踏まれても延ぶ青葉闇 近藤きくえ 201010  
青葉闇念仏と湧く百献灯 豊田都峰 京鹿子 201108  
青葉闇鋼のやうに水を置く 佐藤喜孝 あを 201109  
街道のはづれの寺の青葉闇 有本勝 ぐろっけ 201110  
青葉闇くぐりて朱唇仏詣で 滝川あい子 雨月 201110  
青葉闇ぬけ鑑真に額づけり コ田千鶴子 馬醉木 201207  
格子戸越しに仏陀の世界青葉闇 坂根宏子 201208  
校庭に続く山あり青葉闇 松本三千夫 末黒野 201208  
修道院へ男消えたる青葉闇 山本耀子 火星 201208  
ハイテクに乗り遅れさう青葉闇 和田郁子 粥の味 201209  
突き当たるたびに色増し青葉闇 成田美代 201310  
青葉闇わなにかかりし鹿の子かな 江見悦子 万象 201310  
優しさについ迷ひ込む青葉闇 福永尚子 ろんど 201309  
炭化して腕なきほとけ青葉闇 篠田純子 あを 201406  
沢床のやうな石段青葉闇 原田達夫 201408  
泊月の句碑の風蝕青葉闇 大橋晄 雨月 201408  
特攻隊の三角兵舎青葉闇 坂上香菜 201408  
特攻隊の三角兵舎青葉闇 坂上香菜 201408  
神体の石のゆかしき青葉闇 齋藤眉山 末黒野 201410  
闊達な筆の文恋ふ青葉闇 尾野奈津子 春燈 201410 悼・英伴様
神官の衣の眩しき青葉闇 岩月優美子 201509  
一本の欅に深き青葉闇 金森教子 雨月 201509  
宅配の車重たげ青葉闇 新妻奎子 万象 201510  
青葉闇首に真珠の冷えのあり 山田正子 201510  
青葉闇同期の桜なる御霊 浦川哲子 201602  
木曾殿と蕉翁偲ぶ青葉闇 橋添やよひ 風土 201608  
青葉闇厩舎に滲む昼灯 原和三 末黒野 201609  
合掌の指に隙なし青葉闇 平野多聞 201708  
青葉闇火縄銃ある天守閣 庄司久美子 201709  
百の磴登る古刹や青葉闇 松橋輝子 末黒野 201709  
山近し並ぶ空家の青葉闇 長崎桂子 あを 201709  
走り根の青葉闇より人の声 成田美代 201710  
青葉闇弁財天の座す窟 石田康明 春燈 201710 銭洗弁天
青葉闇思はぬ近さ電車行く 加藤静江 末黒野 201710  
居心地のよろしき暗さ青葉闇 近藤紀子 201808  
精霊のやすらぐ気配青葉闇 藤田美耶子 201809  
青葉闇二歳・当歳古き墓誌 須賀敏子 あを 201808  

 

2019年7月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。